世界ジュニア2017 女子SP

世界ジュニア リザルト
台湾の台北にて開催。女子SPは、現地時間2017年3月17日(金)に行われた。上位24名までがFSに進出できる。
残念ながら、ライストは見られなかったので、後日、フジのアーカイブ配信や、フジテレビオンデマンド、Jスポーツの放送で、フリーに進出した選手の演技を中心に見た。フジの解説は、荒川静香さん、実況は中村光宏アナ。Jスポーツの解説は、岡部由起子さん、実況は小林千鶴さん。
Jスポーツで放送された選手の演技について、滑走順に感想を書いている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。
  • ○:よかった。好き。
  • △:悪くない。まずまず。
  • ×:イマイチ。
  • ?:何とも判断が付きかねる。
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●第4グループ
16 Starr ANDREWS スター・アンドリューズ(アメリカ)

  • 楽曲:Pink Panther by Henry Mancini
  • プログラム:△

15歳。今季、全米ジュニア2位。スターって、アニメのキャラクターの名前みたい。日本風に言うと星子ちゃんみたいな? アンバー・グレンの代わりに急遽出場が決まった。
3T+3Tはまずまず。3Loはお手つき。2Aはまずまず。スピンは全てレベル4。回転が速く、ポジションもしっかりしていた。ステップはレベル3。
ボディームーブメントはまだジュニアっぽいんだけど、アメリカの選手だけあって、基本がしっかりしてるなぁという印象を受けた。
55.83。

19 Yi Christy LEUNG イー・クリスティー・リャン(香港)

  • 楽曲:Hana's Eyes by Maksim Mrvica
  • プログラム:△

14歳。練習拠点は北京。今季、ジュニアデビューと思われ、JGPシュベルター10位。
3Lz+3Tはまずまず。イーグルからの2AはOK。3Loはクリーンに着氷したが、GOEで減点されている。ステップからただちに跳んでいなかったからだろうな〜。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
JGPシュベルターで彼女の演技を見ていたし、感想も書いていたが、すっかり忘れていた(汗)。記憶力がザルでごめんよ。
JGPでは3Lz+2Tタノを跳んでいたのだが、本大会では3Lz+3Tに難度を上げてきた上に、きれいに降りた。岡部さん曰く、「香港の選手でこの難しい連続ジャンプを成功させたのを初めて見た」とのこと。ボディームーブメントもきれいだった。
キスクラに、中国の男子シングル選手だったイー・ワンが。元気そうで嬉しいわ〜☆
56.01でPB更新。

20 Elisabetta LECCARDI エリザベッタ・レッカルディー(イタリア)

  • 楽曲:Rain In Your Black Eyes by Ezio Bosso
  • プログラム:△

15歳。昨季、ジュニアの国内選手権6位。今季、JGP横浜8位、ジュニアの国内選手権優勝。
彼女を見るのはJGPのとき以来だが、背と手足が伸びた気がする。
3T+3Tはまずまず。3Loはステップからただちに跳んでいなかったからか、GOEマイナス。2Aはまずまず。スピンのレベルは4、2、4。ポジションが美しい。ステップはレベル3。
スケーティングスキルはいまひとつな印象だが、体の動きはしなやかで、JGPのときと比べると、立体的になったように感じる。
上半身の衣装が肌に近い色なので、岡部さんが、「ヌーディティーではいけないという規則に違反していると見なされかねない」と話していた。本大会ではコスチューム違反を取られずにすんだけど、確かに遠目から見たら、裸っぽく見えそう。
52.62でPB更新。

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●第5グループ
23 So Hyun AN ソヒョン・アン(韓国)

  • 楽曲:Stone Cold
  • プログラム:△

15歳。昨季、JGP8位と5位。今季、シニアの国内選手権7位。
3Lz+3T<は少しバランスを崩した。3Lo<はGOEマイナス。ステップからただちに跳んでいないように見えた。2Aはまずまず。スピンのレベルは3、4、3。ステップはレベル3。
要素を淡々とこなしているように見えた。「振付がこうだからこうやってます」感があるというか(苦笑)。
岡部さんが、「もう少し年齢に合う選曲と衣装にしてはどうか。今じゃないとできない、はつらつとした、若々しいプログラムの方がいいのでは」と話していた。わたしも同感だが、大人っぽいのがやりたいお年頃なんだよね〜(笑)。
49.75。

24 Alina ZAGITOVA アリーナ・ザギトワ(ロシア)

  • 楽曲:Samson and Delilah by Camille Saint-Saens
  • プログラム:△

14歳。今季、ジュニアデビューで、JGPファイナル優勝、国内選手権2位、ジュニアの国内選手権優勝。
3Lzタノ+3T、3Loタノ、2Aと、余裕さえ感じる、クリーンな着氷。スピンとステップは全てレベル4。ジャッジが全ての要素で+1以上を出している。
今日も今日とて超クリーンな演技だった。まったく危なげない。
70.58。おお、安定の70点超え。

25 Bradie TENNELL ブレイディ・テネル(アメリカ)

  • 楽曲:Remember Me by Thomas Bergersen
  • プログラム:△

19歳。昨季、全米6位、世界ジュニア11位。今季、全米9位。
3Lz+3T<は、ファーストに!がついた。3Loはまずまず。2AはOK。スピンは全てレベル4。正確で美しい。ステップはレベル3。
岡部さんの言う通り、清々しい雰囲気をもつ選手。
全米からさらに滑りこんできたんだなぁというのが伝わってくる演技だった。つなぎのスパイラルが素敵だったなぁ。SPは時間に余裕がないからか、最近とんと見られなくてさみしい。やっぱ女子のスパイラルはフィギュアスケートの華だよね☆
57.47でSB更新。

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●第6グループ
28 Kristen SPOURS クリスティン・スポワーズ(イギリス)

16歳。昨季、ジュニアの国内選手権4位、ワールド36位。今季、JGPジェルヴェ13位、ジュニアの国内選手権優勝。
3F+2Tと3Loはまずまず。2Aはスムーズに流れていかなかったからか、ちょいGOEマイナス。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
前半は弾むような曲想だったが、後半は何とも表現しがたい、独創的な曲想になった。おもろい。でも音を取るのが難しそう。音に合わせて振付をこなしていたが、効果的に表現できていたかというと、いまひとつかなぁ。
岡部さん曰く、「動きが明確でなく、姿勢もあまり良くない。普通に滑っているときのエッジが浅い」とのこと。
コーチが、本大会の男子シングルに出場しているニューベリーのお父さんだ。
49.83でPB更新。

32 Eunsoo LIM ウンス・イム(韓国)

  • 楽曲:Besame Mucho
  • プログラム:△

14歳。今季、JGPリュブリャナ4位、JGPシュベルター3位、国内選手権優勝。
3Lz+3T、3Lo、2Aと、スピードに乗ってきれいに降りていた。スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル3。
スピードがよく出ていたと思う。切ない顔から輝くような笑顔まで、表情豊かに演じていた。途中から曲想が明るくリズミカルに変化するのだが、その表現もバッチリ☆ 動きがしなやかでやわらかく美しい。JGPのときより、さらに大きく動けるようになったんじゃないかな〜。
岡部さん曰く、「すべてのムーブメントがなめらかで、ジャンプとスピンの質も良い。この年齢で、この表現力は素晴らしい。将来が楽しみ」とのこと。ですよね〜☆
64.78でPB更新。

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●第7グループ
33 Anita ÖSTLUND アニータ・オストランド(スウェーデン

  • 楽曲:Carmen Fantasie by David Garrett
  • プログラム:△

16歳。ウクライナ出身。昨季、ジュニアの国内選手権2位。今季、JGP横浜12位、JGPタリン7位、国内選手権3位。
3Loはまずまず。3T+3Tは着氷が少し乱れた。2Aはまずまず。スピンのレベルは3、4、4。FCSp3は岡部さんから「回転速度がほしい」と指摘が。ステップはレベル3。
岡部さんが言っていたように、指先やフリーレッグのつま先、姿勢に神経が行き届くようになると、もっと洗練された動きになってくると思う。今はまだ「美しい」と感じる部分がないんだよね。容姿は美しいのにもったいないわ〜。
52.18でPB更新。

34 Stanislava KONSTANTINOVA スタニスラワ・コンスタンティノワ(ロシア)

  • 楽曲:Swan Lake by Petr I. Tchaikovski
  • プログラム:△

16歳。今季、JGPモルドヴィア2位、JGPシュベルター4位、国内選手権6位、ジュニアの国内選手権2位。
3Lz+3TはOK。2Loタノ<は転倒。2Aはまずまず。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
う〜ん、ジャンプのミスはともかく、演技にいつもの迫力がなくて残念だった。もっとこう、ぐぐぐ〜っと胸に迫るものがあるはずなのに。
岡部さん曰く、「スケーティングに力強さ、スピードがあり、安定した膝の動きやフリーレッグの美しさ、エッジの使い方も素晴らしい。ただ、ループのミスの後、演技に焦りが見え、それまでの力強さと安定感が消えてしまった」とのこと。
58.90。

35 Lea Johanna DASTICH リア・ヨハンナ・ダスティヒ(ドイツ)

  • 楽曲:
    • Lilies of the Valley (from "Pina" soundtrack) by Jun Miyake, Thom Hanreich
    • Pina (from "Pina" soundtrack) by Jun Miyake, Thom Hanreich
    • Shake It (from "Pina" soundtrack) by Jun Miyake, Thom Hanreich
  • プログラム:△

16歳。昨季、国内選手権4位、世界ジュニア12位。今季、JGPリュブリャナ11位、JGPシュベルター8位、国内選手権2位。
昨季から続行のプログラム。
3F+3Tは、少しこらえた。ファーストに!が。3Loはまずまず。2AはOK。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
彼女が今できることは、ほぼやり切った演技だと思うが、「ピナ」は、シャルトランの素晴らしいSPがあるので、自然とそれと比べちゃうのよねぇ。
岡部さん曰く、「フリーレッグや四肢をきれいに伸ばせるようになると、体が大きいので見ごたえが出てくるだろう」とのこと。
千鶴さんによると、彼女はフリップにもルッツにも!がつけられることが多いのだそうだ。うわ〜、それは二重苦ですな。直せるといいのだが。
53.95でPB更新。

38 Xiangning LI シャンニン・リー(中国)

  • 楽曲:Waltz from "Coppelia" by Leo Delibes
  • プログラム:○

16歳。昨季、ユース五輪12位、世界ジュニア20位。今季、中国杯10位、四大陸13位、国内選手権2位。
3F+3T<と3Lo<でGOEマイナス。2Aはまずまず。スピンのレベルは4、3、4。軸がまっすぐで回転が速く、気持ちがいい。ステップはレベル3。有名な曲想に合わせて、弾むように軽やかにステップを踏んでいた。
ジャンプがいつもよりちょっと低かったかなぁ。でも体はよく動いていた。特にステップは音楽をよくとらえていて素敵だった。
54.20。

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●第8グループ
40 Viveca LINDFORS ヴィヴェカ・リンドフォースフィンランド

  • 楽曲:Persian Dance (from "The Snow Queen") by Tuomas Kantelinen
  • プログラム:△

18歳。昨季、国内選手権4位、ユーロ8位、世界ジュニア25位、ワールド20位。今季、国内選手権3位、ユーロ23位。妹のモニカが本大会のアイスダンスに出場している。
3Lz+3Tはきれいに降りた。3Loはステップアウト。2Aはまずまず。スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル3。
フィンランド女子らしい、端正な滑りをする選手。彼女が3Lz+3Tをクリーンに着氷したの、初めて見たかも。岡部さん曰く、「質の良いジャンプを跳ぶ選手だが、本番でなかなか決められない」とのこと。
55.50。

41 Polina TSURSKAYA ポリーナ・ツルスカヤ(ロシア)

  • 楽曲:Light of the Seven (Games of Thrones soundtrack) by Ramin Djawadi
  • プログラム:△

15歳。昨季、JGPファイナル優勝、ジュニアの国内選手権優勝。世界ジュニアは出場が決まっていたが、直前に怪我をし、棄権。今季、JGPモルドヴィアおよびタリン優勝でJGPファイナル出場を決めたが、昨年10月に膝の手術を受けたため棄権、ジュニアの国内選手権3位。
3Lz<+3T<は転倒。3Lo<はこらえた。2AはOK。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
ジャンプが…ジャンプが…嗚呼(泣)。
荒川さんが、「成長期と怪我が重なり、ジャンプをこわごわ跳んでいるように見える」と話していた。
54.30。

42 坂本 花織(日本)

  • 楽曲:The Artist (soundtrack) by Ludovic Bource
  • プログラム:○

16歳。昨季、JGP2位と4位、全日本ジュニア5位。今季、全日本ジュニア優勝、JGPファイナル3位、全日本7位。
3Lo、3F+3T、2Aと、当然のようにクリーンに着氷。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。ジャッジが全要素に+1以上を出している。
終始、表情豊かに楽しそうに滑っていた。スピードが出たまま繰り出されるでっかいジャンプと、のびるのび〜るスケーティングが、見ていてほんと気持ちいい。滑りも動きも大きくなったなぁ。以前は猫背が気になっていたが、今では常に背中がまっすぐにのびている。
岡部さんには「体の動かし方が直線的」と指摘されていたが、本人比では、だいぶやわらかく動かせるようになったんじゃないかなぁ。
67.78でPB更新。

44 白岩 優奈(日本)

15歳。昨季、全日本ジュニア2位、JGPファイナル5位、世界ジュニア4位。今季、JGPモルドヴィア4位、シュベルター2位、全日本ジュニア2位、全日本6位。
大人の女性らしい体つきになってきたなぁ。
3Lz+3TはOK。3Loの質は良かったが、ステップからただちに跳んでいなかったかも。2AはOK。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
リズミカルな曲想をよくとらえて、軽快に演じていた。
62.96でPB更新。

45 本田 真凜(日本)

  • 楽曲:Smile by Charlie Chaplin
  • プログラム:○

15歳。昨季、ジュニアの国内選手権6位、JGPファイナル3位、世界ジュニア優勝。今季、JGP横浜およびリュブリャナ2位、全日本ジュニア3位、全日本4位。
ツインテール真凜の破壊的な愛らしさといったら(///)。薄ピンクの衣装がとってもきれい。
3F+3T、3Lo、2Aとクリーンに着氷。スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル4。ディープエッジがすごい。上半身を非常に大きく動かして、曲想をよく表現していた。
ほわわわ〜ん、ふわわわ〜んという心持ちにさせられた。「何じゃそりゃ」と突っ込まれそうだが、わたしの貧弱な語彙力ではうまく説明できない。天にも昇る心地とでも言えばいいのか。とにもかくにも素晴らしかった。
68.35でPB更新。

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◆SP順位
SPが終わって、順位は下記のとおり。左から順位、名前、国名、得点、クオリファイの順に記されている。

  1. Alina ZAGITOVA RUS 70.58 Q
  2. Marin HONDA JPN 68.35 Q
  3. Kaori SAKAMOTO JPN 67.78 Q
  4. Eunsoo LIM KOR 64.78 Q
  5. Yuna SHIRAIWA JPN 62.96 Q
  6. Stanislava KONSTANTINOVA RUS 58.90 Q
  7. Bradie TENNELL USA 57.47 Q
  8. Yi Christy LEUNG HKG 56.01 Q
  9. Starr ANDREWS USA 55.83 Q
  10. Viveca LINDFORS FIN 55.50 Q
  11. Polina TSURSKAYA RUS 54.30 Q
  12. Xiangning LI CHN 54.24 Q
  13. Lea Johanna DASTICH GER 53.95 Q
  14. Elisabetta LECCARDI ITA 52.62 Q
  15. Anita ÖSTLUND SWE 52.18 Q
  16. Kristen SPOURS GBR 49.83 Q
  17. So Hyun AN KOR 49.75 Q
  18. Amy LIN TPE 49.59 Q
  19. Sarah TAMURA CAN 49.57 Q
  20. Holly HARRIS AUS 48.24 Q
  21. Michaela-Lucie HANZLIKOVA CZE 48.10 Q
  22. Guzide Irmak BAYIR TUR 45.40 Q
  23. Valentina MATOS ESP 45.40 Q
  24. Andrea MONTESINOS CANTU MEX 44.66 Q
  25. Alexandra FEIGIN BUL 44.45
  26. Anastasia GOZHVA UKR 44.21
  27. Paige CONNERS ISR 43.45
  28. Kristina SHKULETA-GROMOVA EST 42.70
  29. Yoonmi LEHMANN SUI 41.97
  30. Diana NIKITINA LAT 39.39
  31. Aiza MAMBEKOVA KAZ 39.38
  32. Fruzsina MEDGYESI HUN 39.15
  33. Amanda STAN ROU 38.29
  34. Chloe ING SGP 38.22
  35. Julie FROETSCHER FRA 38.20
  36. Morgan FLOOD AZE 36.47
  37. Hanna PAROSHYNA BLR 36.44
  38. Elzbieta KROPA LTU 35.14
  39. Hana CVIJANOVIC CRO 34.22
  40. Alisa STOMAKHINA AUT 32.95
  41. Daria JAKAB HUN 32.34
  42. Alexandra HAGAROVA SVK 32.26
  43. Juni Marie BENJAMINSEN NOR 31.83
  44. Nina POLSAK SLO 29.95

WD Leona ROGIC SRB

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◆総評
SP1位のザギトワさんは、相変わらず隙なくそつなく強かった。ジャンプの安定感が半端ない。
ずいぶん前のグループで滑るんだなぁと意外に感じたが、そういや彼女、今季ジュニアデビューしたばっかだから、ランキングもさほど上位じゃないんだよね。あんまり強いんですっかり忘れてた(苦笑)。
2位は真凜ちゃん☆ 今季ベストのSPを披露してくれた。ツインテールがめっちゃかわゆ〜い☆(///)
3位は花織ちゃん☆ 彼女もまた今季ベストのSPであった。高くて幅のあるジャンプが最高!! スケーティングもすっごく滑ってた。
真凜ちゃんと花織ちゃんは、わずかながらザギトワさんよりPCSは上なんだよね〜。ま、ザギトワさんが前のグループで滑ったからというのもあるだろうけども。
4位はウンス。ロシアと日本の選手以外で表彰台争いにからめるとしたら、彼女だろうと思っていた。わたしの予想がめずらしく当たって嬉しい(笑)。PCSでは上位3人と少し差をつけられているが、調子は良さそうなので、まだまだ勝負は分かりませんな。もし彼女が逆転の表彰台に上がったら、ヨナちゃん以来の快挙だよね?
5位は白岩さん。昨年12月から腰痛に苦しんでいるそうで、背中にテーピングをしていた。そんな中、PBを更新するクリーンな演技ができるなんて、ほんとすごいわ〜。FSもぶじに滑り切れますように。

たいそう驚いたことに、ロシアのコンさん(6位)とツルさん(11位)は、ミスがあり、出遅れてしまった。特にツルさんは、3つのジャンプに<がつき、不調が深刻そう。成長期と怪我が重なって、さすがの彼女もしんどそう…。
日本女子が3人ともSPでノーミス、しかも最終グループ入り。とっても嬉しいし、誇らしい。FSでも練習通りの演技ができますように。