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マイキーのフィギュアスケート備忘録

2017-04-18

ワールド2017 男子SP

ワールド2017 リザルト

フィンランドヘルシンキにて開催。男子SPは、現地時間2017年3月30日(木)に行われた。上位24名までがFSに進出できる。

フジが男女シングルのSPとFSを生放送。「上位選手だけだろうが、たいへんありがたい」と思っていたのだが、女子SPの放送が、実際は生放送じゃなく、「一部」生放送…というかむしろ「録画放送、一部ライブ」?みたいな内容だったので、やさぐれモードになり、最終グループだけフジの放送で、他はライストで見た。後日、フジのアーカイブ配信とJスポーツの放送で、全員の演技を見た。

フジの解説は、本田武史さん、実況は西岡孝洋アナ。Jスポーツの解説は杉田秀男さん、実況は小林千鶴さん。

特に印象に残った選手の演技について、滑走順に感想を書いている。

プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

◎:何度でも見たい。

○:よかった。好き。

△:悪くない。まずまず。

×:イマイチ。

?:何とも判断が付きかねる。

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●第1グループ

3 Chih-I TSAO チーイー・ツァオ(台湾

初出場。昨季、国内選手権優勝、四大陸21位、世界ジュニア20位。今季、JGP横浜8位、四大陸19位、世界ジュニア18位。世界ジュニアからの連戦、お疲れ様です。

3Aはステップアウト。3F+3Tは着氷が乱れた。3Lzはステップアウトし、!がついた。スピンは全てレベル4。よくコントロールされており、ポジションがきれい。ステップはレベル3。音をよくとらえて演じていた。

「俺がかっこいいって?…知ってる」感も板についてきたなぁ(笑)。序盤、つなぎでちょいスタンブルした気がするし、ジャンプが3つともきれいに決まらなかったけど、素敵な演技だった。

61.52。

4 Jinseo KIM ジンソ・キム(韓国

昨季、国内選手権2位、四大陸10位。今季、国内選手権2位、四大陸17位。

3Aはこらえた。3Lz+3TはOK。3Loは手をついた。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。音をよくとらえている。

ジャンプでミスはあったものの、弾むような曲想を、なめらかかつ躍動感あふれる動きで、力強く表現していた。ああ、わたし、やっぱり彼のスケート、好きだわ〜☆

キスクラでジンソが泣いてる…。悲しそう…。そんなに悪い演技じゃなかったのに。プレッシャーを感じているのかなぁ。母国開催の平昌オリンピックの出場枠がかかってるんだもんね。

68.66でSB更新。

5 Julian Zhi Jie YEE ジュリアン・ジージェイ・イー(マレーシア

昨季、国内選手権優勝、四大陸15位、ワールド21位。今季、四大陸15位。

3Aはまずまず。3F+3TはOK。3Lzはフリーレッグがかすってしまった。スピンは全てレベル4。2つ目のCCSp4で、軸が少しぶれてしまい、GOEマイナス。ステップはレベル3。

力強くダイナミックな演技だった。彼のスケーティングって、どこか粘りがあるんだよね〜。

69.74。

6 Kevin REYNOLDS ケヴィン・レイノルズカナダ

  • 楽曲:
    • Puutarhautuminen by Hohka
    • Kesäillan Tvist by Troka
    • Muuttosarja by Hohka
  • プログラム:○

昨季、国内選手権3位、四大陸11位。今季、GPスケカナ3位、国内選手権2位、四大陸12位。

4S+3TはOK。4Tの着氷がきれいに流れなかった。3Aはまずまず。スピンのレベルは3、4、3。ステップはレベル3。

このプログラム最大の見所はステップ。終盤に曲想が変わるのだが、リズミカルな前半と、激しい曲想の後半それぞれの表現が秀逸。また、音楽が切り替わるところで曲想がガラッと変わるんだけど、流れは途切れないんだよね〜。ほんと、素敵だわ〜☆

音楽との一体感がすばらしい。体がよく動いていた。

杉田先生も、「ジュニア時代はジャンプは凄いけど、姿勢は悪いし、ただそれだけだという感じだったが、どんどん良くなっていて、このプログラムでは、ポジションで悪いところは何もなかった。むしろリズム感もきちんと出せるし、バランスのとれた選手になった」とほめていた。ただ、ランディングのとき、少し硬いので、膝と足首をもっとやわらかく使えるようになると、安定感が出るだろうとのこと。

84.44でSB更新。

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●第2グループ

7 Alexander MAJOROV アレクサンドル・マヨロフ(スウェーデン

  • 楽曲:
    • Tuli palo hongan juurela by Fredrik Hangasjärvi & Daniel Wikslund
    • Leva's Polka Remix
  • プログラム:△

昨季、ユーロ11位。今季、GPロステレ12位、国内選手権優勝、ユーロ11位。

4Tは着氷が乱れた。3Aはよかった。3T+3TはOK。スピンのレベルは4、4、3。最後のCCoSp3は、バランスを崩し、手をついた。ステップはレベル3。彼独特のバネの効いた動きで、軽快にコミカルにステップを踏んでいた。

77.23。

8 Moris KVITELASHVILI モリス・クヴィテラシヴィリ(ジョージア

初出場。ロシアモスクワ生まれで、練習拠点もモスクワ。昨季までロシア所属。両親がジョージア出身。昨季、GP中国杯12位、国内選手権12位。今季、ユーロ6位。

3Aはよかった。4T+2Tと3FはOK。スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル3。リズミカルな曲想を軽快に力強く表現していた。

フィギュアスケート界では謎編曲がそこかしこにあるので、感覚が麻痺しているが、このプログラムもかなり変だよね(笑)。ただまぁつなぎ方に工夫があって、多少違和感はあっても拒絶感はない。

76.34。ほぼPBと同じ得点が出た。

9 Javier RAYA ハビエル・ラヤ(スペイン

昨季、国内選手権3位、ワールド25位。今季、国内選手権2位、ユーロ18位。

3Aはステップアウト。3F+3Tは転倒。3Lzはまずまず。スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。振付が素敵だなぁ。音の緩急の表現が素晴らしい。

余韻を感じさせるフィニッシュ。成熟した大人の滑りだった。

66.88。

10 Ivan PAVLOV イワン・パブロフウクライナ

昨季、国内選手権優勝、ユーロ15位、ワールド23位。今季、JGPチェコ4位、JGPリュブリャナ7位、国内選手権優勝、ユーロ14位。

3Aはこらえた。3Lz+3TはOK。3Fはまずまず。スピンは全てレベル4。ステップはレベル2。動きが音にハマっている。ヒップホップ風な振付がかっこいい。

杉田さん曰く、「エッジの使い方が浅い」とのこと。

69.26でPB更新。

12 Graham NEWBERRY グレアム・ニューベリーイギリス

初出場。昨季、JGP15位と12位。今季、JGPタリン8位、国内選手権優勝、ユーロ16位、世界ジュニア15位。

冒頭の印象的な振付からスタート。

3Aはよかった。3Lzは着氷が乱れ、手をついた。3Lo+3Tはファーストがオーバーターン。スピンのレベルは3、4、2V。CSSp4とCCoSp2Vは、回転がゆっくりになり、GOEマイナス。ステップはレベル3。曲想に合った力強い動きができているが、一蹴りの伸びがほしい。

音楽に少し遅れてのフィニッシュ。演技中に鼻血が出てしまったらしい。うわ〜、そりゃ滑りにくかっただろうなぁ。そんな中、よく頑張ったよ!

62.04。タイムバイオレーションにより、減点1。

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●第3グループ

14 Brendan KERRY ブレンダン・ケリーオーストラリア

  • 楽曲:Singin' in the Rain by Arthur Freed and Nacio Herb Brown
  • プログラム:○

昨季、四大陸19位、ワールド17位、今季、GPスケアメ及びGPフランス10位、国内選手権4連覇、四大陸11位。

4Tと3Lz+3TはOK。3Aはよかった。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。

演技後、ガッツポーズ!!

わたしが見た中で、ブレンダン史上最高のパフォーマンスだった。一つ一つの動きが明確で、気持ちがいい。ジャンプも流れの中でとてもクリーンに跳べていたと思う。

83.11でPB更新。めっちゃ嬉しそう。

15 Michael Christian MARTINEZ マイケル・クリスチャンマルティネスフィリピン

昨季、四大陸9位、ワールド19位。今季、四大陸14位。

3Aは高さがあってよかった。3Lz+3Tは着氷が乱れた。スピンのレベルは3、2、3。2つ目のFSSp2のフライングで少し乱れたため、GOEマイナス。ステップはレベル2。体を大きくダイナミックに動かして曲想をよく表現しており、見ごたえがある。

スピンとステップのレベルの取りこぼしが痛い。素敵な演技だったんだけどなぁ。

69.32。

18 Paul FENTZ パウル・フェンツ(ドイツ

初出場。昨季、国内選手権2位、ユーロ16位。今季、国内選手権2位、ユーロ10位。

4T+2Tは、ファーストで手をついて、セカンドで着氷が乱れた。3Aはよかった。3LzはOK。スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。

小粋なおしゃれプログラムを、キレよく軽快に滑っていた。素人目にもスケーティングが上手になったように感じる。一蹴りがよく伸びるし、ステップを踏んでいるときも、スルスルと滑っていた。

73.89でPB更新。めっちゃほっとしてる…。不安だったんだなぁ。

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●第4グループ

19 Deniss VASILJEVS デニス・ヴァシリエフス(ラトビア

昨季、国内選手権優勝、ユーロ12位、世界ジュニア8位、ワールド14位。今季、GPロステレ11位、NHK杯6位、国内選手権優勝、ユーロ7位。

3Aはよかった。3Lz+3TはOK。3Fはまずまず。スピンとステップは全てレベル4。

彼の表現は、ほんと独創的で多彩だなぁ。音楽との一体感がすばらしい。

キスクラが映ると、ヴァシくんとコーチのステファンに、大きな拍手と歓声が送られる。ヴァシくんが笑顔でイグアナ人形を持っている。プレゼントとして投げ込まれたらしい。なぜにイグアナ?(笑)

杉田さん曰く、「体の使い方が本当に上手になった。ただ音楽に合わせてステップを踏んでいるのではなく、上半身から、体全体を使って表現しつつ、エッジはクリーンに動いているから、スピードも落ちない。ほとんどのエレメンツがプラス」とのこと。

81.73でPB更新。

20 Jorik HENDRICKX ヨリク・ヘンドリックス(ベルギー

昨季、国内選手権優勝、ユーロ9位、ワールド16位。今季、GPスケアメ9位、GPフランス6位、国内選手権優勝、ユーロ4位。

3Aは少し構えが長いが、クリーンに着氷。3Lzは転倒。3Lo+2TはOK。スピンのレベルは3、3、4。軸がぶれず、回転が速い、良いスピンだったけど、レベルを取りこぼしてしまった。ステップはレベル3。彼の体から男性ヴォーカルの歌声が流れ出てきているかのようだった。

なめらかで、エフォートレスかつシームレスな演技だったが、めずらしく3Lzで転倒。連続ジャンプが入れられてよかった〜。転倒&連続ジャンプなしだと、実力者ヨリクでもFSに進めないかもしれないもんな〜。

73.68。

21 Matteo RIZZO マッテオ・リッツォ(イタリア

初出場。昨季、国内選手権2位、ユーロ13位、世界ジュニア13位。今季、JGPリュブリャナ8位、JGPシュベルター12位、国内選手権2位、世界ジュニア11位。

リギーニの代わりに急遽出場が決まった。世界ジュニアからの連戦、お疲れ様です。

3Aはステップアウト。3F+3T<は素人目にも回転不足と分かった。3Lzはステップからただちに跳んでいないと判断されたのか、ちょいGOEマイナス。スピンのレベルは2、4、4。ステップはレベル1。音をよくとらえていたが、「マラゲーニャ」らしいキメキメ感がほしい。

63.14。

22 田中 刑事(日本)

初出場。昨季、全日本4位、四大陸6位。今季、GPロステレ7位、NHK杯3位、全日本2位、四大陸13位。

4S<は転倒。3Aはちょいこらえたが、高さがあった。3F+3Tは手をついた。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。

SPでジャンプに2つのミスは痛い…。体の動きはよかったと思うんだけどなぁ。ジャンプの調整が上手くいってないのかなぁ。

73.45。

23 Chafik BESSEGHIER シャフィク・ベセギエ(フランス

昨季、国内選手権優勝、ワールド20位。今季、GPロステレ及びフランス8位、国内選手権2位、ユーロ9位。

4T+2Tはまずまず。3Aはよかった。3Lzはまずまず。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。よく体が動いている。

今自分にできることを一つ一つ丁寧にやっている印象を受けた。本人も満足そう。

78.82。

24 Misha GE ミーシャ・ジー(ウズベキスタン

昨季、国内選手権優勝、ワールド15位。今季、GPスケカナ6位、GPフランス7位、四大陸7位。

彼のツイッターによると、これが最後の試合かもしれないそうだ。ここ数年、母国のスケ連の支援が受けられず、競技を続けるのがものすごく大変らしい。

3Aは着氷が乱れた。3Lz+3TはOK。3Fは!がつき、GOEマイナス。直前のステップが足りなかったかも。スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル4。手拍子が大好きなフィンランドのお客さんが、静かにじっと見入っている。

場内スタオベ。

美しい…。全ての動きやポジション、ラインが360度どこから見ても美しいんじゃなかろうか。美しさに加え、ドラマティックかつエモーショナルで、胸打たれる演技だった。

杉田さんが、「とても表現力があり、4回転はなくても、他のジャンプをきちんと跳んでくる。自分が持っているものは全てうまくプログラムの中に出すというタイプの選手。来年オリンピックがあるから、それまでがんばってほしい。こういう選手がいて、ある程度のスコアが取れるというのは大切なことだし、勉強にもなる」と話していた。まったくもって同感です!

79.91。

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●第5グループ

25 Mikhail KOLYADA ミハイル・コリヤダ(ロシア

  • 楽曲:
    • Nightingale Tango
    • John Gray by Matvei Blanter
  • プログラム:○

昨季、国内選手権2位、ユーロ5位、ワールド4位。今季、GPロステレ4位、NHK杯5位、国内選手権優勝、ユーロ3位。

4T+3T、3A、3Lzと、全てクリーンに着氷。どのジャンプもGOE加点が1点以上ついている。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。動きが明確でキレッキレだった。

最後のポーズがガッツポーズに変更(笑)。

クリーンな演技がきたーー!! 今季、ジャンプのミスが続いていたから、選手もホッとしているように見える。

93.28でPB更新。得点が出て笑顔。杉田さんが得点を見て、「PCS(42.51点)がもう少し出てもいいんじゃないですかねぇ」。おお、杉田さんがスコアに物申すとは。超めずらしい。

26 Boyang JIN ボーヤン・ジン(中国

昨季、GPファイナル5位、四大陸2位、ワールド3位。今季、GPスケアメ5位、GP中国杯2位、国内選手権4連覇、四大陸5位。

4Lz+3Tはルッツの高さがすごい。3Aと4Tもクリーンに着氷。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。

演技後、ガッツポーズ!! 場内スタオベ。今季はなかなかジャンプがクリーンに決まらなかったが、この大一番で全て成功させた。

クモの糸を飛ばしまくりで楽しかった(笑)。ボディームーブメントも洗練されてきたような気がする。

リンクサイドにシェン・シュエさんがいる〜☆ パンさんもジジュンに帯同してたし、中国ペアのレジェンド勢ぞろいですな。

98.64でPB更新。

27 Denis TEN デニス・テンカザフスタン

  • 楽曲:Romeo and Juliet by Sergei Prokofiev (new arrangement)
  • プログラム:○

昨季、国内選手権優勝、ワールド11位。今季、GPフランス2位。

肩に黒のとげとげが付いている衣装に変更。

4Tはステップからただちに跳んでいないと判断されたのか、ちょいGOEマイナス。3Lz+3Tはよかった。3Aはまずまず。スピンとステップは全てレベル4。ステップでは、ヒップホップで踊りまくるデニスを堪能。

冬季アジアでジャンプが絶不調だったので、心配していたが、良い演技が見られてよかった〜。

今季、ジュニア&シニア、全カテゴリ見た中で、一、二位を争うトンデモ編曲だが、彼のヒップホップなステップを見れば全て許容できてしまう(笑)。

90.18でSB更新。

28 Nathan CHEN ネイサン・チェン(アメリカ

あんまりすごいから忘れそうだけど、実は初出場。昨季、JGPファイナル優勝、全米3位。今季、GPファイナル2位、全米優勝、四大陸優勝、ワールド6位。

4Lz+3Tと4Fは軽々と。GOE加点が1点以上ついている。3Aは転倒。スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。

演技が終わった後、悔しそう〜。

3Aの転倒以外は、良かったと思う。これまで何度も言っているが、彼は3回転のように4回転を跳ぶよね。すごい。

バレエ音楽優雅に力強く表現していた。大輔くんが「いつもより少し動きが小さいところがあった」と話していたが、正直さっぱりわからず(汗)。わたし自身は、「フリーレッグがつま先まできちんと伸びてて美しいなぁ☆ ポーズもラインもきれいだなぁ☆」と惚れ惚れ眺めていた。

杉田さんが、ボーヤンのクワドとの違いについて、「ボーヤンは回転するとき顎が上がるが、ネイサンは上がらないので、回転がとてもきれいに見える」と話していた。なるほど〜。

97.33。

29 Alexei BYCHENKO アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル

昨季、国内選手権優勝、ユーロ2位、ワールド13位。今季、GPロステレ3位、NHK杯4位、ユーロ5位。

3Aと4Tはよかった。3F+3TもOK。スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル2。細かく速く音を取りながら、曲想をきちんととらえてステップを踏んでいる。

独創的かつおしゃれで小粋なプログラムを完全にものにしている。特にステップが素敵〜☆

85.28。

30 Michal BREZINA ミハル・ブレジナチェコ

昨季、国内選手権優勝、ユーロ10位、ワールド9位。今季、GPスケカナ4位、GP中国杯10位。ユーロ12位。

黒いジャケットがなくなってたんだけど、白シャツと解けたタイがあんまりお似合いなので、他の方のブログでその指摘を読むまで、衣装が変わっていないことに気づかなかった(汗)。ま、わたしの記憶力なんてザル・オブ・ザルですからな(開き直り)。

3F+3Tと3Aはよかった。3Lzは着氷が乱れ、手をついた。スピンのレベルは3、4、3。ステップはレベル3。

…この2年間、とうとう一度もクリーンなSP見られなかった…悲しい…。大好きなプログラムだから、一度でいいからクリーンプログラム、めっちゃ見たかったのに…(泣)。

ステップ直前の3Lzの着氷が止まってしまったせいか、ステップにいつものぐいんぐい〜んという伸びがなかったような(あくまで本人比)。

80.02でSB更新。

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●第6グループ

31 Yuzuru HANYU 羽生 結弦(日本)

昨季、GPファイナル優勝、全日本優勝、ワールド2位。今季、GPファイナル優勝、四大陸2位。

4Loはきれい。4Sは膝をついてしまい、その後2Tタノをつけたが、連続ジャンプと見なされず。3Aはすばらしい。スピンとステップは全てレベル4。

今季は4Sで苦しんでるなぁ。でも他は申し分のない出来栄え。「みんなで一緒に楽しくやろうぜ☆」路線をさらに極め、たいへん楽しいプログラムに仕上がっていた。途中で場内をあおる余裕があるし(笑)、競技プロじゃないみたい。

98.39。ディレイスタートにより、減点1。ギャー、もったいない!

32 Shoma UNO 宇野 昌磨(日本)

昨季、GPファイナル3位、全日本2位、四大陸4位、ワールド7位。今季、GPファイナル3位、四大陸3位、ワールド2位。

4Fと4T+3Tはよかった。イーグルからの3Aは、オーバーターンしないようにこらえたのだと思うが、なぜか一切流れが途切れず、きれいな着氷姿勢ですーっと流れていき、そのままクリムキンイーグルに入るという、「はああぁぁぁぁ!? なんでそんなことできるの!?」と驚くしかないこらえ方だった。減点されるどころか加点がつき、GOE 2.29。

場内スタオベ。演技後、ガッツポーズしたんだけど、力強くっていうよりは、「やったー! 嬉しいな☆」って感じの、かわいいガッツポーズ。「とっても彼らしい」と思って微笑ましく見ていたが、これは怪我で欠場したさっとんへの激励をこめたガッツポーズとのこと。彼女のガッツポーズをまねたらしい。道理でかわいいわけだ(笑)。

演技に関しては、「超絶かっこよかった。このプログラム、めっちゃ好き!!」ぐらいしか言うことがない(笑)。クリーンな演技が見られて、すっごく幸せ〜☆☆ 杉田さんも大大大絶賛☆☆

104.86でPB更新!!

33 Maxim KOVTUN マキシム・コフトゥン(ロシア

昨季、国内選手権優勝、ユーロ3位、ワールド18位。今季、GPスケアメ及び中国杯7位、ユーロ2位、ワールド11位。

6分間練習で左ひざを痛めたらしい。ひぃぃぃぃ!!(真っ青) よりにもよって、このタイミングで!? あんまりだよ!!(泣)

4S+3Tはよかった。4Tは転倒。3Aはよかった。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。

4Tの転倒はあったけど、抜けがなくてよかった…。左ひざが痛むせいか、ステップでは動きが重くて、スケートの伸びもイマイチだったけど、痛みに耐えて、最後まで滑り切った。

よく頑張ったよ〜。強くなった!

89.38。

34 Javier FERNANDEZ ハビエル・フェルナンデススペイン

昨季、GPファイナル2位、ワールド2連覇。今季、GPファイナル4位、国内選手権6連覇、ユーロ5連覇。

4T+3Tと4SはGOE加点が満点に近い。3Aの加点は満点。スピンとステップは全てレベル4。わたしの大好きなFUSp4がトラベリングしてしまい、残念だった。ステップはジャッジが全員+3を出している。

FUSp4で軸が流れたのと、つなぎでちょいバランスを崩したところ以外は、流れがすばらしく、動きがとてもなめらかだった。

…なんかすごかった。今まで見たことのない演技だった。や、もちろんかっこいいし、すばらしいんだけど、単に「好き」の度合いで言ったら、GPの演技のほうが、好きだった気がするんですよ。でも凄さで言えば、こちらが上。…何て言うか、この感じは、バンクーバー五輪シーズンに、初めてプルさんの競技プロを見たときの衝撃と似ている。あまりにユニークすぎて、わたしの理解が追いつかなかったときと。

109.05でPB更新。

35 Patrick CHAN パトリック・チャンカナダ

昨季、GPファイナル4位、国内選手権優勝、ユーロ優勝、ワールド5位。今季、GPファイナル5位、国内選手権優勝、四大陸4位。

4T+3Tと3Aはすばらしい。3Lzもよかった。スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル4。

スケーティングの神、降臨。パトちゃんが…パトちゃんが1シーズンに2回もクリーンなSPを滑ってくれるとは…(感涙)。嬉しい…。天にも昇る心地よ☆

以前と比べると、ジャンプがやや低くなったような気がするが、その分キレが増し、きちんとコントロールされるように感じる。

102.13でPB更新。とうとう100点超え!! ぃやったーー!!

36 Jason BROWN ジェイソン・ブラウン(アメリカ

昨季、GPスケアメ3位。今季、GPスケアメ2位、NHK杯7位、全米3位、四大陸6位、ワールド7位。

3Aはすばらしい3F+3Tと3Lzはよかった。スピンとステップは全てレベル4。スピンは前から上手かったけど、今季さらにレベルアップしたんじゃないかなぁ。ポジションの美しさと独創性はもちろん、転換時に一切軸がぶれず回転速度も変わらない。そして回転が超高速。ステップではほんの少しバランスを崩したが、全体で言えばとんでもなく素晴らしいので、GOE加点がどっさりと。

わたしの貧相な語彙力では、「とってもすばらしかった」、「めっちゃ美しかった」、「すっごく感動した」としか言いようがなく、もどかしい。フィギュアスケートの魅力がぎゅうぎゅうに詰まっている演技だった。

93.10でPB更新。

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◆SP順位

SPが終わって、順位は下記のとおり。左から順位、クオリファイ、名前、国名、得点の順に記されている。

  1. Q Javier FERNANDEZ ESP 109.05
  2. Q Shoma UNO JPN 104.86
  3. Q Patrick CHAN CAN 102.13
  4. Q Boyang JIN CHN 98.64
  5. Q Yuzuru HANYU JPN 98.39
  6. Q Nathan CHEN USA 97.33
  7. Q Mikhail KOLYADA RUS 93.28
  8. Q Jason BROWN USA 93.10
  9. Q Denis TEN KAZ 90.18
  10. Q Maxim KOVTUN RUS 89.38
  11. Q Alexei BYCHENKO ISR 85.28
  12. Q Kevin REYNOLDS CAN 84.44
  13. Q Brendan KERRY AUS 83.11
  14. Q Deniss VASILJEVS LAT 81.73
  15. Q Michal BREZINA CZE 80.02
  16. Q Misha GE UZB 79.91
  17. Q Chafik BESSEGHIER FRA 78.82
  18. Q Alexander MAJOROV SWE 77.23
  19. Q Moris KVITELASHVILI GEO 76.34
  20. Q Paul FENTZ GER 73.89
  21. Q Jorik HENDRICKX BEL 73.68
  22. Q Keiji TANAKA JPN 73.45
  23. Q Julian Zhi Jie YEE MAS 69.74
  24. Q Michael Christian MARTINEZ PHI 69.32
  25. Ivan PAVLOV UKR 69.26
  26. Jinseo KIM KOR 68.66
  27. Javier RAYA ESP 66.88
  28. Stephane WALKER SUI 64.04
  29. Igor REZNICHENKO POL 63.88
  30. Matteo RIZZO ITA 63.14
  31. Graham NEWBERRY GBR 62.04
  32. Chih-I TSAO TPE 61.52
  33. Valtter VIRTANEN FIN 59.45
  34. Nicholas VRDOLJAK CRO 57.28
  35. Slavik HAYRAPETYAN ARM 57.14
  36. Larry LOUPOLOVER AZE 38.97

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◆総評

昨季のFS進出ラインは、65.20だったが、今季は69.32。とうとうSPで70点近い得点を取らないと、FSに進めなくなってしまった…。しかも、90点あっても最終グループに入れず、80点あっても第3グループに入れないという…(汗)。

SP1位はハビ。…いよいよわたしの理解を超えた領域に達してしまったもよう。ジャンプの質の高さもとんでもなかった。

2位は昌磨くん。ノーミス演技もさることながら、昨季のワールドとは別人のように表情も明るく、楽しそうで嬉しい☆ 試合にたくさん出て調子を上げていくという戦略が大当たりなようですな。

3位はパトちゃん。クリーンな演技が見られた上に、PB更新で初の100点超え。ファンとしては至上の幸福である。パトちゃんとフィギュアスケートの神様、どうもありがとう☆☆

4位はボーヤン。ハン・ヤンが怪我の手術でワールド欠場し、たった一人での出場になったにも関わらず、みごとクリーンなSPを披露してくれた。メンタル強いなぁ。

5位は結弦くん。4Sが連続ジャンプにできず、出遅れてしまったが、こういう時の彼は、FSでどっかんどか〜んと大爆発し、人間離れした追い上げをすることが多いので(笑)、FSの演技が楽しみだ。

6位はネイサン。3Aの転倒は惜しかったが、PCSは高評価だし(43.11点)、クワドの調子は良さそうだし、FSでの追い上げは十分可能だと思う。大輔くんが「いつもより少し動きが小さいところがあった」と話していたので、さすがの彼もプレッシャーを感じているのかも。怪我明け&シニアデビューのシーズンで、しかも初出場のワールドなのに、優勝候補と目されてるんだもんなぁ。

FSの最終グループには、事前に6強と目されていた顔ぶれが順当に入っているので、大きな波乱はなかったと言えるが、これまでハビが結弦くんに10点近くリードしてFSを迎えるという展開はなかったのでは。すごく興味深い。

10位のコフトゥンは、SPの6分間練習で足を痛めるというトラブルにあったものの、己に打ち克った姿を見せてくれた。彼の成長と強さが見られて感動している。

22位の刑事くんは、クリーンな演技が披露できず、残念だったが、このハイレベル化著しい大会において、フリーに進めて本当に良かった。FSでは、SPのミスは忘れ、思い切った演技を見せてほしい。

今季、ずっと見守ってきた若手選手、ツァオ(台湾)、ジンソ(韓国)、パブロフウクライナ)、ニューベリーイギリス)、リッツォ(イタリア)は、それぞれ自分の持ち味を発揮できたが、主にジャンプにミスが出て、FSに進めず。みな、オリンピック出場が目標だと思うので、がっかりしているだろうが、まだチャンスは残っている。来季のネーベルホルン2017年9月27日〜30日)で出場枠が取れるよう、頑張ってほしい。

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