農家訪問第2弾


 和泉なおみ都議と2回目の農家訪問。学校給食に小松菜を納めている農家さんは、「小松菜は長さで味が違う。栄養士さんからメニューに応じて長さのリクエストがくれば、それにも応えている。やはり地元だからできるんです。一番大事なのは子供たちの健康だから」と語っていた。まさに地産地消だ。その場で生の小松菜をいただいたが、甘くて最高だった。枝豆の作業していた農家さんは、「夏の暑さは仕事ができない。枝豆なら収穫した後、自宅に持ち帰って作業ができるので9月頃までは枝豆にして、9月以降は小松菜に切り替えている」また「以前は寒さに強い品種を開発してきたが、今は暑さに強い品種を開発していかないといけない」と語っていた。カブの出荷作業をしていた農家さんは、「食料、エネルギーなど生きていくのに必要なものはある程度、自国でできないといけない。そのための政策が必要ではないのか」と政治に対するご意見をいただいた。引き続き、食料だけでなく防災、環境の面からも農家の皆さんとの対話を継続し、何が必要なのか、葛飾区に何ができるのか、政策化をしていきたい。

久しぶりのまちかど演説


 久しぶりのまちかど演説。統廃合問題で急いでつくった看板も、比較的良く見られていてよかった。午前中、この学校統廃合問題で対話すると、「2つの学校をなんで一緒にするんだ、立石も駅前に区役所を移転すると言っているが、現地でやればいいではないか。おかしなことばかりやっている」「柴又街道を子どもたちにわたらせるのは反対だ。もっと子供たちが自由に遊べる場を作っていかないと子供が減っていく。共産党はちょっと」「柴又街道を渡らせるのは危険だ。私は公明党よりだが、最近の公明党は体たらくだ、毎週柴又駅で宣伝している共産党は立派だ」と、党派を超えて学校を減らすことは地域にとってもよくないという声があがっていた。一握りの人たちだけで、学区統廃合を決めようとするのは問題だ。しかも統廃合を認めれば、桜道中学校を改築校にするというのは、子どもたちや地域を一切無視した卑劣なやり方だ。

 新柴又駅できれいに咲いていた。

スタジアムのために325億円、一方でフードバンクに長蛇の列

 区は、サッカースタジアム建設のために東新小岩1丁目の私学事業団運動場を325億円で取得し、当面運動場をそのまま区民が利用できるようにするとして、本日、その利用の説明会が開催された。50人を超える参加者で、出された質問は利用説明についてではなく、焦点となっているサッカースタジアムをつくるのかどうかだった。会場では14人の方が質問し、事前質問には文書で回答が配布され説明がされた。会場発言は1人を除きスタジアム建設に異議を唱えるものだった。中でも「築地市場跡地に大規模スタジアム建設(5万人、19㌶)のニュースを見た。もしそうだったら葛飾区に必要ないではないか。サッカーや野球などの利用も多く、現状+αで維持してほしいし、地域には保育園や幼稚園もたくさんあるが園庭がない所もあるので、安心して遊べる場所を確保してほしい」との意見には拍手が起きた。また土壌汚染について、「国鉄から私学が購入したときに調査をしているとしているが、なぜ購入するまえに調査しなかったのか。環境問題は大事だ」との重要な指摘もあった。区は今年度基礎調査をするが、この調査は、「何ができるのかの調査だとして、スタジアムがいいのか、スタジアム以外がいいのかを今後検討する調査」と答えた。
 そもそもサッカースタジアムを建設することを目的として取得したのに、いつのまにか目的があいまいになってしまったのは、そもそもの出発点が違ったのではないか。325億円で買わされたのではないかと言う疑問が残った説明会だった。

 午後から生活支援、相談などの生活プロジェクトに相談員として参加し、2人の相談を受けた。用意された300人分近い生活支援物資も1時間ほどで終了。スタジアム建設のためと称して使った税金は325億円だ。区民は今何を必要としているのか、区政のあり方そのものが問われているのではないか。

五十四の瞳


 先日、文学座「五十四の瞳」を観劇。戦後、在日朝鮮人は日本の学校で学べと朝鮮学校を廃校にする動きが強まった。その時、27人の子どもたちを卒業させるために学校を守ろうとがんばる教師、卒業生の活動を芝居にしたものだが、こうした闘いの歴史を受けつぎ、多文化共生の拠点として、地域交流の拠点として墨田区の東京朝鮮第五初中級学校が存在している。

 その学校の耐震化、人工芝化、校内リノベーションの完工記念感謝際の案内がきたとき、絶対に行きたいと思って本日の感謝祭に参加。「五十四の瞳」にでてくる朝鮮学校は保護者によってつくられたもので、この第五初中級学校の耐震化なども卒業生を始め、たくさんの人々によってなされたものとのこと。
 私の実家(福岡県大牟田市)にも朝鮮学校があり、今は福岡のほうに移転している。大牟田は三池炭鉱があったが、戦前は国民徴用令が適用されて朝鮮人、中国人を強制連行して三池炭鉱で強制労働を強いていた歴史がある。朝鮮学校の存在は、この過去の歴史に真摯に向き合うことを常に求め、多様性を認め合う社会をつくろうと発信している存在でもある。

 

しびれるほどうれしいこと

 地域の訪問活動の中でうれしいことが2つ。1つは、他地域から転居してきた方から、「三小田さん、当選して良かった。ここに来る前に住んでいた所で、演説した後に私にあいさつしてくれたことが忘れることがきなくて、ずっと頭に残っていた。当選して良かった」と言われた。こんな瞬間がしびれるほどうれしい。今一つは、若い方に出会えたこと。未就学時3人の子どもをもつママと出会えた。何の抵抗もなくドアを開けてくれて、自民党の裏金づくりについて一掃しようという署名に応じてくれた。「共同親権についても署名しましたよ」と納得できない姿勢をみせてくれた。この方は「同じフロア―に祖母がいるんです。引っ越してきてビックリしました」と驚いていた。今日は新しい赤旗読者も増え、新たなつながりもつくることができた。楽しい!