映画「戦雲」、葛飾区でも危険な動き

 映画「戦雲」鑑賞。沖縄の島や村に自衛隊の基地を置くと言いながら、置いたら今度はミサイル配備、射撃訓練場などを次々に整備している問題。国民保護法に基づく住民避難行動計画について、有事の際、一体どこに逃げるのか、自衛隊は守ってくれるのか。台湾有事を想定して、島民、村民を盾にした動きとしか思えない。説明会で自衛隊は守ってくれるのかの質問に、行政に配置された自衛隊OBは、できることには限りがある旨の説明をした。一方、会場にいた自衛官は住民を守るのは自衛隊の役割だという。そもそもミサイル配備をすれば軍事基地となり、射程距離にある国にすれば脅威となり、軍事緊張が高まるだけだ。こうした沖縄の実態から、戦争に向かおうとしている日本の姿を追っている映画ではないかと思った。
 葛飾区でも国民保護法にもとづく避難行動のための担当課長に自衛官OBを配置するだけでなく、自衛隊自衛官募集の事務に関して、これまでの住民基本台帳の閲覧からデータでの情報提供に変更しようとしているが、この動きも岸田政権の大軍拡の動きと軌を一にするものと言わなければならい。「「

卒業おめでとう

 地域の小学校の卒業式に出席。全員出席の卒業式で、欠席ゼロに感動してしまった卒業式だった。昨日の夜から緊張していたんだろうか具合がわるくなった子もいたが、2人の担任の先生が「大丈夫!」「君達ならできる!」のプラスターを掲げ励まし、無事終了。卒業おめでとう。
 夜は、住みよい葛飾をつくるみんなの会の会議。この間の物価高騰で、立石駅北口再開発事業の総事業費が3年前の931億円からいったいいくらになったのか、青木区長に対して今月18日に公開質問状を提出したが、これを区民に知らせようと具体化の議論が始まった。東棟3階部分があまりにも高額で取得面積が少ないのは区民に損害を与えているとして241人が提出した有志の会の住民監査請求について監査委員は、損害が生じていないので審査はできないと却下している。しかし、損害が出てからでは遅い。弁護団はただちに訴訟に移行するとしている。区民との対決はますます激化している。

後援会総会開催される



 葛飾日本共産党後援会総会が開催され、吉良よし子参議院議員が国会報告。吉良さんの報告は元気のエネルギーをもらった報告だった。私たち区議団も報告・紹介の時間をいただいた。7月の都知事選をスタートに、来年夏の都議選、参院選、11月の区長・区議選、そしてどんなに遅くとも来年10月までには行われる総選挙と、すべての選挙戦で前進を勝ち取る決意を固めた総会となった。

卒業おめでとう

 地域の中学校の卒業式に参加。今回、初めて男女混合でアイウエオ順に男女にこだわらず2人1組で入場し、卒業証書の授与もアイウエオ順に呼ばれていた。ジェンダー平等の流れを反映したものだと思う。しかし、卒業証書を受け取ったあとは、従来通り、男女別に着席をし、退場するときにも男女が組を作っての退場となっていた。その結果、せっかく4クラスとも偶数なのに女子が多かったために、男女2人1組で退場しながら、男子がいなくなると4人~6人が何と女子1人で退場することになった。入場する時には男女に関係なく組をつくったのに残念だ。発熱などで残念ながら欠席の生徒もいたが、卒業とともに新しい人生のスタート、おめでとう!

民間の契約なので関知しない、でいいのか

 本日は、総務委員会で学校の水泳授業の民間委託について、受託企業が再委託をしている問題についての請願審査が行われた。区と受託先との関係では委託料を決める際の単価などは明らかにされているが、受託企業が個人事業主のインストラクターに再委託している場合は、区は「民間の契約なので関知しない」と答弁。しかし、これは問題だ。再委託をしても発注元は区であり、その内容は公教育そのもので、それにふさわしい委託料となっているはずだ。公教育である水泳指導の中心部分をなすインストラクターを再委託しなければ確保できないのであれば、そのような企業に発注すべきではない。仮に再委託を認めるのであれば、発注元である区は、受託企業と再委託企業との間に区との契約単価の格差、区→受託企業だけでなく、受託企業→再委託企業の契約の内容を確認するのは当然だ。「民間の契約なので関知しない」というのはあまりにも無責任だ。水泳指導の民間委託は、「より良い水泳指導」の名で教育を切り捨て、安上がりの教育にしていこうというものに他ならない。
 西小菅小の水泳指導のインストラクターは前年度は8人、しかし今年度は泳力が十分でない子どもたちが多いということから10人になっている。委託料が児童1人当たり9900円から12320円にアップした。ここで問題なのは、前年度、子どもたちの泳力がどうかより受託することを優先し単価を落としていることだ。今後、安かろう悪かろうでいいではないかという事にならないとは限らない。最後に犠牲になるのは子どもたちだ。