続きまして

続いてAvalonの歌詞を!
と思ったのですが、あれはカミツキレイニーさんの作品に僕が曲をつけたものですので、それはこちらで見て頂くとしまして。

今回はCroakerの歌詞を載せようと思います。


「Croaker」


どうやらまた寝過ごしたみたい 梅雨は過ぎ去って
遅すぎた目覚めを恨んでは 醜い声で鳴く
逃げ込んだ土の温もり、孤独に甘えてたら
夢に見てた季節は もうとうに過ぎていた


元より半端な生き物です 皮膚は脆弱で
陸(おか)じゃすぐに乾いてしまうから 水に依存する
ようやく生えきった手足は歪で期待外れ
バランスが悪いから まともに歩けもしない


大人になったってステップは上手く踏めないんだ
それならばいっそあきらめて「飛び込む水の音」


現実を知ったんなら 構うことはない飛び込め
華麗な二足歩行知らずとも いいさ
歪なその手足を嘆いた虚ろな目が
捉えたのは"水掻き"


どうやらまだ捨てられないみたい 泳ぐ感触も
魚の頃から変われもせず 水に依存する
飛び込んだ井戸の静けさ、闇に満たされてただ
華麗なフォームで泳ぐ自分に浸っていた


外の世界だってここと変わり映えはしないんだろう
高を括ってわかったフリでも「大海を知らず」


大海を知ったって もう成す術はないだろう
梅雨に戻ることもないなら いいや
醜い鳴き声をただかき消す様に
降り出すのは"夕立"


元より半端な生き物です 心は脆弱で
日々はすぐに渇いてしまうから 夢に依存する…

 
梅雨が終わったって 雨が降らない訳じゃないんだろう?
華麗じゃなくたって 歩けない訳じゃないんだろう?
泳ぐ感触を捨ててしまえる訳はないんだろう!?


大海を前にただ怯えてるだけだろう
呑み込まれてしまわぬ様に叫んだ
醜い鳴き声も願いを込めたのなら
歌とよべないこともないさ


大海を知ったんなら 惑うことはない飛び込め
荒波の超え方知らずとも いいさ
歪なその手足で足掻くことやめなければ
溺れることもないでしょう


その手にほら"小さな水掻き"


【初音ミク】Croaker【オリジナル】 - ニコニコ動画