[笠松]第28回サマーカップ|優勝:レジェンドハンター|父:サクラダイオー|生産:静内町・カタオカ牧場

 6月22日に笠松で行われた東海・北陸・近畿交流重賞のサマーカップは、単勝2番人気のレジェンドハンター(牡8歳)[安藤光彰騎手、大橋敬永厩舎(笠松)]が、スタートからハナを切ってそのまま逃げ切った。勝ちタイムは1:26:5。

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 高崎で重賞を7勝したほか、昨年の群馬記念(統一GIII)で3着、JBCスプリント(統一GI)で5着と健闘するなど、高崎のエースのとして活躍し、高崎競馬の廃止に伴ってこの春から笠松に移籍してきたタイガーロータリーは、叩き2戦目のここは一番人気に推されたものの2番手追走から勝ち馬を最後まで捉えられず、2馬身差の2着。5番人気のロングランナーが、好位追走から流れ込んでの3着。

 以下、7歳となった今期スプリング争覇で重賞初制覇を達成するなど5勝を挙げて好調の父パークリージェント産駒ニッタレヴューは、好位追走から伸びきれずに4着。この春JRA1000万したから移籍してきて3戦目の父シルヴァーエンディング産駒マイネルガリアは、後方追走から徐々に追い上げたものの5着まで。JRA→上山→高崎→笠松と渡り歩き、9歳となった今期もオグリキャップ記念2着と好走している古豪タワリングドリームは、中団追走も直線伸びず6着。昨年のこのレース3着の父スキーキャプテン産駒シルクキャプテンは、中団追走から4角で一杯となり7着。ブライアンズロマン記念の勝ち馬で、この春に宇都宮競馬の廃止に伴って笠松に移籍してきた父アーミジャー産駒のコウエイシャープは、後方侭の8着に終わった。

 勝ったレジェンドハンターは、父がサクラダイオー、母サクラソフティー(母父サクラショウリ)で、半弟に2003年に上山の2歳優駿若駒賞で3着したワタリスペシャル(父ザグレブ)がいる。北海道・静内町のカタオカ牧場の生産で、馬主は廣瀬晋氏。旧3歳の6月に笠松でデビューし、2戦目で初勝利を挙げると、4連勝でデイリー杯3歳S(GII)を制覇。続く朝日杯3歳S(GI)でもエイシンプレストンの2着と好走。その後も脚部不安と戦いながら、2003年の全日本サラブレッドカップ(統一GIII)など重賞を4勝。8歳となった今期も、東海桜花賞3着などそこそこの競馬を続けていた。