まんがライフオリジナル2015年3月号
まんがライフオリジナル2015年3月号の感想
『ゆにいる』 渡邉
最終回。接客4コマの最終ページを、「ご宿泊有難うございました」で締める美しさ。さらに、忘れ物を届けることで、単行本を買うのを忘れないでね、と言外に匂わす周到さ。
次回作をお待ちしています。かなり切実に。
『星降り村事件ファイル』 碓井尻尾
サブタイトルに少し手を加えて、「姉さんの絶望」「姉さんの読心」「姉さんの転倒」にすると小説のタイトルっぽい。シャーロック・ホームズを連想するか、亜愛一郎を連想するか、涼宮ハルヒを連想するかは、その人次第。
『紡木さん家の場合』 碓井尻尾
「以心伝心」 「白黒ページじゃ虹は描きにくいんだよ、そのくらい言わなくてもわかれよ」という意味での「以心伝心」ではない。
『ベルとふたりで』 伊藤黒介
人間理解の浅さが、作品に出てしまっている気がします。ストーリーが、ややチャチい。