まんがライフオリジナル2015年12月号

まんがライフオリジナル2015年12月号の感想
http://4koma.takeshobo.co.jp/cat04/7956/

『よんこまのこ』 重野なおき

 「飛ぶ?光る?」 「ワレハ天使シゲノナオキ、コンゴトモヨロシク」

『りふじんなふたり』 松田円

 人間関係の広がりにつれて、タイトルの「りふじんなふたり」とは誰と誰を指すのか、解釈の幅が広がってきた気がします。

『願いましては』 碓井尻尾

 新連載。
 このご時世に、そろばん塾を新設する勇気と、そろばん塾漫画を連載させる勇気。
 登場人物の名前は数字がらみ。シスはフランス語のsixかな?

『しばいぬ子さん』 うず

 最終回。
 しばいぬ子さんから、見事に犬要素が抜けているのが印象的。到達したかったのは、ここなのか、と。

『ベルとふたりで』 伊藤黒介

 最終回。
 こちらでは、ベルからヒト要素が抜けた印象。甘ったれたモノローグと独り相撲だとも感じてしまいますが、そういうことをフィクションに投影できる表現者としては、貴重だったなあとも思います。
 伊藤先生の漫画道が、いつか再び4コマ漫画とクロスする日が来たら、そのときには、また宜しくお願いいたします。

エデンの東北』 深谷かほる

 織田君が理想の男子高校生なら、お父さんも理想の中年男性だよなあ。安月給で酒飲みだけど、何の得にもならない不器用な善良さを失わない。

『とーこん家族』 よしもとあきこ

 「インスピレーション」 ちゃんちゃんこかと思った鬼太郎世代。