童貞的な、あまりにも童貞的な。

mimisemi2007-03-09

メルツバウのプレゼンは風邪の体で無理をしてでもやった甲斐があって好評だったわけだけど、クラスにメルツバウを聞かせたら
「神経を掻き乱される音」とか「耳をふさぎたくなる音」という意見が大半だったな。まぁ「素晴らしい」なんていうコメントは
予想してないけど、俺にとってメルツバウに限らず、ノイズってのは凄く気持ちのいい音だし、プレゼン中に「寝る前に聞くとよく眠れる」
とか言ったら大うけでした。実際、一時期TentacleやAkashagulva(綴り微妙)は寝る前に聞く音楽の定番だったんだよね。というのも
これらはホワイトノイズ系のノイズなんで、普通に気持ちいいのね。掻き乱されるのは恐らく音をただの音として聴いているからであって
音に入っていけばそんなことは無いと思うんだよね。そこが恐らく好き嫌いの基準のひとつなんじゃないかと。入っていける音とそうじゃない音。
俺が鳥肌が立つほどJ-POP調の音楽が嫌いなのは、一般的に普通の人がノイズを聞かないのと同じ理由なので、まぁ分かることだけどね。

よく喋れるようになってるのはいいことだけど、俺ってその時その時で全然調子が違うんだよね。こっちにきて1週間並の英語を話すときもあるし
1年ぐらいって英語を話すときもあるし、このムラには困ったもんだ。それはともかく言いたいことが言えないっつーのが一番ストレスになるね。

まぁとりあえず風邪が治ってないんで寝るわ。ウォール伝からのランダム引用で終わりたいと思います。

あとデイリーザーメン忘れてました。↓ここです。

http://members.jcom.home.ne.jp/0512168601/hp_mp3/novel_and_bass_3.mp3

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ところでDJMIXといえば前も書いたけどMIXテープがヤフオクで相当な数がヒットするのは驚きだよね。もはや一大産業だよなぁー。
というかああいう元はアングラなアイテムだったものの需要が増えている(?)というのは本当に凄い割に、なぜか日本の平均的な
音楽の消費レベルというのは低い気がするのに矛盾を感じるんだけど、それはともかくもっと目立つのが偽者。ようはテープをCDRに
落としたやつをそのまま売ってたり、ジャケを印刷した紙をジャケ代わりにしてたりするっていうのがあるんだけど、普通のCDでは
こういう露骨なことはやらない。浜崎あゆみのブートCDRがヤフオクで出るなんてことは無いだろう(あったりして)
MIXがなぜCDRに落とされてしかもオバカにそれを落とすやつもいるのかというと俺がさっき書いたアングラっていう部分なんだよね。
ようはMIXといえども中にはブート的な曲のライセンスを取って無いのもあったりするわけで、コピーのコピーってことで犯罪意識が
薄いのかもしれないよね。それにしてもあれだけ露骨に売ってるのには驚きだ。最近本当に知りたいのが公式のMIXCDでかかっている
ライセンス料なんかのコストと儲けと、逆にライセンスを取ってないブートミックスの儲けね。俺が儲けようとしているのではなくて
しくみが知りたいわけだ。サンプリングとかのライセンス料なんかでもまちまちだしそりゃ音源にもよるんだろうけど、逆にああやって
全部が他人の曲と言う場合、どれぐらいの料金を払うんだろうなぁ。ようはコンピとかもそうだよね。レーベルコンピならまだしも
色々なレコード会社の音源がごちゃまぜなのは本当に気になる。でも多くのコンピはここが面倒なのか、そのコンピが出るレコード会社
関係の音源を使用していたりある程度限定されているのが多いけど、よくもまぁこれだけ集めたなっていうやつもあるわけで
そういうのってどうなんだろう。ほとんどがライセンス料を取られて売り上げなんて微々たるもんなんじゃないかなんてのも思うわけ
だけど、ミックスってのがある程度は売れるようになってるからこれだけ出まくってるんだろう。それにしても特に2000年あたりからの
MIXCDのリリース量ってのは凄まじいよね。あらゆるジャンルのMIXが出ていて、普段DJやってないような人のやつも多く出てる。
っつーかそういうやつのほうが多いけど。前に嫌いって書いたオルガンバーだけどプレミアムカッツっていうミックステープがあって
そのCD版ってのが出てるんだよね。二枚ぐらい出てるんだけど恐ろしいのがその曲数とマイナー度合い。まぁある程度予想はしていたけど
はっきりいって全く知らないような音源ばっかで、ようはマイナーな人がメジャーな曲をやっていたりカバーしているのもあれば
イージーリスニング的なものをクラブ的に解釈して取り混ぜているのもある。まぁ常套手段で目新しいところは何一つ無いけど、
驚いたのはその曲数なんだよ。さっきも書いたけど。はたしてこれだけマイナーなバンドやらアーティストのライセンス料を
レコード会社にいちいち使用許可を打診して許可を得てライセンス料払って自主制作でしかも割安で出すなんてことが可能なんだろうか?
って思ったときに、それはほぼ無理だねってこと。ようはこれブートなんだよね。ブートっていうと変だけどライセンス取ってない
んじゃない?ってこと。その証拠といってはなんだけど、タワレコ探してもHMV探しても無いんだよね。他にもミックステープを
売っているところなんかに行くとほとんどがライセンス取ってないようなのばっかで、これってどうなんだろう?っていう気がしてくる。
DJの名前を知らしめるためのアングラアイテムという名目で黙認されているのならまだしも、凄まじく金儲けの匂いがしてきてしまう
ところに拒絶反応があるね。あるミックスCDでは古い音源を入れたかったけどなかなか許可が得られなくて仕方なく今の曲の音源を
中心に選曲したなんてのもあったり、DJ Foodのミックスなんかでもライセンスを取るのに苦労した話が書いてあったりして、
いやーミックスって大変なんだよなぁー実はなんて思ったりするんだけど、ブートか否かは別として今回のプレミアムカッツは
仮にライセンスを取ってなかったらブートなわけで、ブートを買った俺もブートに加担してしまっているわけだ。
まぁ詐欺とか模倣品とは違うので資金が暴力団に行ったりするってことは無いからいいんだけど、なんかやっぱりモラルの揺らぎを
感じるよね。勝手に他人の曲を使ったミックスをそのまま商品として流出させているのはやはりどうにも合点がいかないな。
勝手に選んでCD化して売ればただのコピーだけど、ミックスになるとDJMIXとかいってなんとなくその人の作品になってるってのは
どうかなーって感じね。やっぱ。疑惑のプレミアムカッツはどうなんだろう?インディーズのCDは制作費も少ないから単価も安いなんて
ことは無い。全く逆でインディーズのCDは売れないから単価が高くなるわけだ。逆に売れているCDなんて安いわけ。ようはブルーノート
名盤が1500円で買えたり、ポップスベストとかいってベストセラーが廉価版で出るのと同じわけで、何万枚と売れているCDの単価が
3000円だったらもうウハウハなのは想像に難くないよね。まぁそれだけのプロモーション料だとか広告料は払っているから
丸儲けとはいかないけど、でもそりゃーインディーズの差じゃないわな。逆にインディーズなら5000枚売れれば大ヒットだろう。
それこそウハウハだよ。そんなことから考えてもプレミアムカッツの収録曲が一曲一曲ライセンスを取っていてお金を払っていて
それだけのリスクを犯してまで発売に至るのであれば3000円は必死だろう。二枚出ているうちの一作なんて二枚組みなのに2100円
ぐらいで2枚とも30曲近くは入ってるわけだから、なんか2100円で元が取れるわけ無いって思うわけね。そう思うとこれはブートだな
って思うわけで逆にライセンスを取ってないならこりゃ丸儲けだよね。その証拠に曲のインフォメーションとかがライナーにも
一切書いてないのね。これはいよいよ怪しいぞ。俺が無知なだけでこういうのは数え切れないぐらいあるんだろうけど、んー果たして
どうなんだろうねぇ。で、さっきの話と続くけど、これをCDRに落としてジャケコピーして売ったところでコピーのコピーだから
なんの咎めもないのかもしれないよね。だって原盤が違法なんだからさ。だからこんなことをやる輩は増えるかもしれないよね。
でも俺は別にミックステープの存在を否定はしたくない。何気によく聞いているDJ Kiyoのミックステープなんて大好きだしねぇ。
こないだもあまりにバイト先で嫌なことがあったから夜中なのにも関わらず塩を入れた風呂沸かしてコンポで聞いてたんだけど
凄いチルアウトだね。ホント。嫌なことが忘れられるってまさにこのことだわ。コンポが湿気でダメになりそうな感じだったけど
まぁかまわんよ。このテープさ、ヒップホップ上がりの友達に「もういらない」っつってもらったやつなんだよね。でもすげー
いいんだよ。基本的にヒップホップとR&Bって感じなんだけどジャジーで渋いのね。とりあえずプレミアムカッツがムカつくのは
ああいう選曲ってのもあるし、何より嫌いなんだああいう音は。ホント聞きたくない。あんなのが有り難たがれて聞かれてるのかと
思うと無性に腹がやってくるね。ああいうミーハーでヨーロピアンで洒落たやつってのは一番嫌いなんだよな。
思うになぜ日本人がああいう選曲とかレコードを集めちゃうのかっていうと自国に大した文化が無くて、ひたすらヨーロッパに
憧れてるって言う文化的背景があると思うね。なんつーかコンプレックスね。アジア人だから一生超えられない壁。でも選曲とか
DJで超えようとしてるんだけど、そこが凄くみっともない。そうじゃなくて個々が自分なりにいいものを追求していけばいいのに
なぜヨーロッパなのか意味が分からん。前にも買いたけどゴダールが好きですってまともに言うヤツと友達になれないってのは
こういう部分もあるね。あーどうしよう。プレミアムカッツのCD。いらないから誰か買ってよ。美品だから6割ぐらいで売るよ。

今までで一番良いミックスっていうと色々あるんだけどさ、今回はそんなのを挙げていこうかな。なんかね、沖縄土産の泡盛
美味くてさ、酒は飲まないとか思ってたのに毎晩飲んじゃってるのね。で、今も酔っ払いながらレコード聞いてるんだけど
だいたひかる風に気分が乗ってきたので色々思い出してみようと思います。んーまずトップクラスから挙げていくとやっぱ
Night Tripは外せないね。生音系のミックスでこれ以上のやつって聴いたこと無い。しかもめっちゃジャズでさ、そこまで
クラブっぽくもなく、ジャズを軸にソウルとかフュージョンとかブラジルとかをミックスしてるんだけど、選曲と流れの
クオリティが高すぎる。なんつーか飽きないんだよね。前にも書いたか。途中まで聞けても最後まで聞けるミックスって少ないと
思うんだよ。でもこれは別格。めちゃめちゃ良い。あとCity Lightsね。UFO関連ばっかだけど、このミックスのシリーズは全部秀逸
なんだよね。ホント。もう当時としてはミックスっていう媒体にトムウェイツとかカルジェイダーが入ってるだけで衝撃だったわけだよ。
なんでこんな生音を入れるの?ってガキの俺には理解できなかったけど、次第に虜になっていったわけだ。
まぁジャズ系はこの辺にして、他はハウスだとイアンプーリーのExcursionsね。これもだいぶ前に散々書いたけど、本人のルーツ
というか、音楽史みたいになっててとにかく良い。割と最近のやつの割りに入ってる曲の大半が古いハウスなんだけど、そこが
またいいんだよね。で、あからさまなヒット曲とか入ってないし。これも死ぬほど聞いたわけだよ。なんつーか俺って夜っぽいのが
好きなのね。ハウスにしてもダウンテンポにしてもジャズにしても。で、基本的にやっぱジャジーな感じが好きなのね。
あとはねDJ TonkaのPeak Timeね。これってなぜか3000円以上した気がするんだけど、全部Tonkaがらみの曲ばっかのミックスで
とにかくディスコでたまらん。なんか前にも書いたね。友達に回したら一時期身内でこれがバイブルになってたぐらいなのね。
みんなアホみたいにCDRに焼いて聞いてたわけだ。あとRewindっていう2Stepのミックス。アートフルドジャーがミックスしてるんだけど
恐らく選曲でしょう。この人DJじゃないし全部HDRだね。今はどうなの?って感じの2Stepだけど、これは二枚組みで一枚目が割と
当時のトレンドだったトラックばっかりが入ってるんだけど、凄いのは2枚目。2Stepっつーかガラージとかスピードガラージ
名曲ばっか入っててとにかくたまらん内容。これ以上のガラージやらハウスのミックスを聞いたことがないね。何を今更とナメては
いけません。この2枚目は凄いです。UKガラージ史といっても過言じゃないぐらいの容赦ないセレクトでたまらんわけです。
あとはKID606のViolent Turdっていう恐らくブートなレーベルから出てるSoundmurderっていうDJだかのミックス。全部ラガジャングル
でしかも、95年とか96年ぐらいのムンベに差し掛かる前に音が一番ハードコアになってた頃のラガジャングルばっか入ってて
すげーうるさくて気持ちいい。でも全部同じジャングルだからジャングル好きじゃないとハマれないしすぐ飽きると思う。でも
ハマればこれほど良いMIXCDはないでしょう。収録曲数も半端じゃないし。そういえばクロネコヤマトのレーベルマークのBig Catだか
なんとかCatっていうムンベのレーベルが良いんだよね。ホント、ラガジャングルリバイバルを体現したようなレーベルで、とにかく
ハードなトラックが目白押しでたまらん。あとリッチーホーティンの909&EFXだかっていうミックス。名前が微妙に違いそうだけど
もろPC使いましたっていうようなミックスなんだけどUserやらジェフミルズやらベンシムやらミニマルお家芸みたいな人たちの
そうそうたるメンツで捨て曲でテンポも良くて最高なのね。今聞いても全然古く無い。あとPLSだか、今どうしてるのか分からないけど
テクネイジアの片割れのミックス。これもたまらん。あと前も書いたコールドカットとクラッシュのやつとかJDJのコールドカットのやつ
とか、あとクラッシュといえばCODE2507だかってのが最高。もうね、ホント最高なミックスだからこれは。あとFreaky RideとGhetto Freaks
っていう相当ジャケがヤバイ普通には出回って無さそうなシカゴハウスのMIXCD。もうこれはシカゴのギャングが住んでる町のクラブに
行っちゃったような気分にさせられるぐらいゲットーな感じ。全部前に書いた気がするけど、凄い昔にこれを爆音でかけてたら近所から
苦情があって、それ以来その苦情の主と俺とは仲が悪いっていう因縁のMIXでもあるんだけど、まぁマンションで爆音で音楽聴いてる
事自体モラルに欠けるよね。でも最近はホント爆音で聞かなくなったなぁー。昔はホント凄かったけど今では全然そうでもない。
爆音といえばDJFの卓球のやつも良く爆音で聞いてたなぁー。ホントテクノ好きだったなぁーって思うんだけど、今でも好きだね。
ミニマルのレコードを買うほどマニアでも無いけどMIXは聞きたいねホント。ミサイルとかサブヘッドとかクリボーとか懐かしい気も
してきたけど今はどうなんだろうな。聞きまくったといえば恥ずかしいけどYO-CのWarp House Mixってのはよく聞いてた。
Styleのシリーズだったんだよね。これ。モロにゲイなノリノリのハウスなんだけどカミズラとか今でもイケそうな気がするのも
あったりして侮れない。まぁこないだ久々に聞いたけどまぁー古いねぇーやっぱ。ジュリアナテクノのもっとテクノ寄りって
印象だもん。まぁWarp Houseってそんなもんかもしれないけど。あとFPMのミックスシリーズのDo not DisturbとAir Conditioningね。
でも両方とも辛い精肉のバイトと古本屋を探し求めて川崎の駅前と裏の寂れたラブホ街を彷徨ってたのを思い出して売っちゃった。
なんかすげー切ない気分になるんだよね。これはやっぱ聞き込んでた時期と記憶が関係してるわけだ。前にも書いたけどトムウェイツの
フランクを聞くと小田原の商店街を思い出すのと似てるね。またブルージーで良いという意味ならいいんだけど、ただ寂れてるだけで
ひたすら侘しいってのが辛いところだね。まぁトムウェイツは好きだから絶対売らないけど。あとThievery CorporatrionのDJ-KICKSね。
これはもう死ぬほど聞いた。これがきっかけでダウンテンポとかニンジャチューンにハマったんだよね。あと民族系のブレイクビーツ
やつとかもこれでハマったっつってもUP Bustle and outぐらいしか思い浮かばないけど。スーツ(俺が勝手に決めたThieveryの愛称)
のやつはダブが入っててラガっぽいダウンテンポとかそこまでレゲエっぽくないダブが好きになったのもスーツがきっかけだね。
特にスーツの一番新しいアルバムはモロダブとレゲエなんだよね。あと売っちゃったけどESL繋がりでURSULA 1000のAll System A Go Go
っていうミックス。イルマのコンピとかに入ってそうな(実際入ってる)ブレイクビーツイージーリスニングのサンプリングの
組み合わせとか、ようはMint Royalみたいなのが永遠と続くんだけどホント好きだったこういうの。飽きるのも早かったけどね。
こういうのが好きになってコンピ買いあさってたけど一瞬で集まったね。色んな音源が。値崩れしてるコンピが多くて簡単に集まったけど
飽きるのも早くて売るのも早かった。なにせ音楽的に奥深くないからすぐ飽きるんだこういうの。まぁ良かったけどね。
あとK&DのDJ-KICKSは外せまい。たぶんDJ-KICKSで一番良いのっつってK&Dをあげる人も多いと思うね。そんぐらいクオリティが高くて
良いミックスだね。ホント渋いっつーか色が濃いっつーかさ、構成力も凄いし、あとこの人たちもダブの手法を取り入れていて、
スタジオ持ってるんだよね。G-STONEっていうスタジオ。(レーベル名でもある)ミックスの音源をさらにリアルタイムにディレイを
かけてたり飛ばしまくってたりして、編集系のMIXの先駆け的存在なんだけど、今でも全然聞けるね。あとまたシカゴハウスになるけど
Robert Armaniが下手糞なミックスやってるDance Maniaのコンピ。なぜかイギリスのレーベルから出てるんだけど、たまらん内容。
ゲットー系のではなく、割とDM100番台の音源が多くて分かる人には分かりすぎるぐらい良い曲満載。我らがDJファンクの音源も
一杯入ってて納得。ファンク、ディーオン、ミルトン、ジェラルド、ラッシュ、ポールジョンソン、トラックスマンアルマーニ
とか好きな人にはヨダレ物のやつばっか入ってるんだけど、恐ろしいことに今ではレアになってしまったこれらの音源のほとんどを
俺は所有してるんだよね。あー売らなくて良かった。とはいっても相当売ったけどね。DMのはハズレが多かったから。あー売らなきゃ
良かった。プレミアとかに興味は無いけど、もう買いなおそうと思って買いなおせなくなってきてるから、ホント売らなくてよかった
って思うわけね。いつか「俺ダンスマニアなら100枚以上持ってるよ」とか言うのが尊敬の対象になる時代が来るに違いない。
まぉどうでもいいけどねそんなの。ただゲットー系のは海外でブレイクコアとかと同じ文脈で流行ってるみたいね。
DJ FunkのPussy Rideって曲が大好きだ。女の人が「Let me see the pussy ride〜 Let me see the Pussy ride〜ピィーユぅー
エぇースーエースワァーーアアーアアアアイ」とか歌ってるんだけどバックではマイアミベース系のブンブンベースとブレイクビーツ
鳴ってるだけっていう恐ろしい単調なトラックなんだけど、とにかく最高。自分のルーツだね。シカゴハウスは。
他にもDJ FlintっていうやつのDenial 69ってやつがお気に入りで、全部聞き取れるわけじゃないんだけど、「あなたがチンチンを
深くしゃぶれと言っても時間の無駄だし、私はおしっこするわ」みたいなことを美声とは言えない声で淡々と歌う女のループの後に
男と女の掛け合いで男が「プッシーいらない」女「チンチンしゃぶりたくない」ってのが永遠と続くっていう凄まじい名曲なんだけど
こんなのを思いつくシカゴハウスのDJ達を心底リスペクトするね。俺は。曲名も最高だよね。あとTits like Baloonsって曲も
お気に入り。気合の入った黒人のボーカルで「風船みたいなお乳」というような歌詞をパワフルに歌っていて、バックでは
シカゴなリズムトラックが例のタムタムな感じでハネまくっているという曲。あとディーオンのWork this M.F.って曲は
名曲。やる気の無いアシッドベースとリズムマシンの曲のバックでなんかやってそうな感じの男がヘラヘラ笑ってるだけっていう
だけの曲で、たまに「Work This Mother Fucker」って言ってたりするんだけど、その後に入ってくるリズムマシン4つ打ち
ビートがチープでたまらなくかっこいい。こんなレコードがレコード棚に入ってたら一生彼女はできないなっていう感じの曲。
ちなみに俺はこの名曲のレコードを買い逃して以来、探し続けているんだけど手に入れていません。でも買った時点で一生独身が
決まるようなもんだねこれは。今でも現役でたまに洒落たハウスを作っているポールジョンソンもこの頃はPussy Popという曲を
自分で歌詞をつけて自分で歌ってたりしたわけで、まぁシカゴハウスを感じずにはいられないね。DeeonのDa Fingaって曲も名曲だ。
有名なサンプリングソースのSF系の電子音がイントロで、例のリズムマシンと妙にファンキーなベースラインにあわせてずーっと男が
「ファッキューファッキュー」って言ってるだけの曲。もうここまでくるとわびサビの世界だね。ストイックというかさ、
求道的だよね。ポールジョンソンのフレンチキスネタのFuckin' U ToNightって曲も隠れ名曲だね。DJ NehpetsのBomb Ass Pussy
って曲も下品で好きだね。好きな曲ばっかなんだけどもうちょっと続けさせてくれ。小学生並の知能な曲、Dik-N-Ballzも最高。
これまたオバカなDJ Deeonの曲なんだけど、小3ぐらいの知能から発達して無いようなセンスが最高。小学生の男子が書くことといえば
チンコとかウンコばっかで、そういう感じなんだよね。Deeonは。「ディッキンボールボールボールボール・・・」ってボールの
ところにディレイをかけてるあたりが小3っぽい。曲も金玉っぽいチープなリズムマシンのタムをアフリカのドラムみたいにポコポコ
使ってる曲で、ホント金玉っぽい曲なんだよね。歌声も加工してて相当頭悪そうな声だし確信犯なんだよなぁ。
例えるなら人生のオールナイトロングっていう曲の発想に近い感じ。日本語でこのハウスを出すとしたら絶対ナゴムだなっていう。
ジャミン・ジェラルドのM.F. Party Hypeって曲も伝えようとする意思が率直で好きだ。一貫しているのはこいつらの純粋さなんだよね。
子供心を忘れてないまま下世話に育っちゃったっていう感じが良い。ある意味チャイルディスクにも通じるものがあるね。
凄いChild's Viewだと思うんだよ。金玉とか69とかだけで一曲作っちゃうなんてさ。ちなみにモジュレーションでかかってるファンクの
曲はDick Workって曲。よくもまぁ映画に入れたなぁって感じ。でもあれは氷山の一角に過ぎないわけね。もうあのファンクのインタビィーは
忘れられないなぁー。「ハウスは金になるからねぇ」ってのが凄くいい。まさしく純粋な子供心でしょう。「マニー」って言ってる
ときの顔とか凄く良い。We bout itとかChase meとか名曲は尽きないわけだけど、いつかDMのレコードは完全に集めたいね。
で、もし金があったらディスクガイドを自費出版したいな。DMのみで。ディスクレビュー本なのに合間合間に洋物のエログラビアが
あったりして二度美味しいみたいなね、色々な使い方ができますっていう感じのディスクガイド。DMに興味の無い貴方も!みたいな
感じで、またそれが売れて金になれば最高だ。そうそう。ファンクの「Fuck Ya!」って曲は最高だ。すげーシンプルなんだけど
精液っぽい音の、シンセのプリセットならウォーターとか名前が付いてそうな音色のシンセフレーズにリズムが入ってきて
そのリズムと同時に男の声で「ウッ!」ってのと女の声で「アーオ!」ってのが合間に入ってるファンキーな曲なんだよね。
一時期これが大好きでこればっか聞いてた。16とか17でクリーニング屋の工場で働きながらバイト代をほぼ全額シカゴハウスの
レコードに費やして聞いて楽しんでいるなんて人格形成に影響が及ばないわけがない。普通の子なら無難に歌謡曲を聴いてる年頃だろ。音楽好きなら
ロックとかヒップホップとか、オタクならテクノとかに行き始める頃だと思うけど、俺はシカゴハウスだからね。もう人間的に
立ち直れるわけがない。その後ジョンケージやらチュードアやらややこしい音楽も好きになるんだけど、まぁ踏み外しているという点
だと同じだね。現代音楽・電子音楽といっても俺の場合アカデミックな切り口は一億分の一も無いわけで、だから今でもアカデミズム
クソ食らえって思うわけね。クソ食らえっつって本当にクソ食べてる映画は好きだけどさ、ソドムの市はパゾリーニのオナニーだよね。
殴り殺されて当然な映画だよね。ホント。まだサドのほうが文学的な魅力がある気がするけど、パゾリーニのはホントホモのオナニーって
感じなんだよね。ファシズムを風刺している点だけ評価できる感じ。あ、でもたまには見てみるか。寝る前にでも見よう。

童貞映画といえば大脳分裂だなぁ。妙に女に恨みがある男が作った映画って感じで、エロビデオ見ながらオナニーしてる男が
テレビ画面に向かって射精した後「このメス豚め・・・メス豚め・・・」なんて言い続けてるネクラな映画なんだけど、健全な人には
一生理解できない世界だろう。姉貴のセックスを覗き見してオナニーしてる弟がそのセックスで出来た子供の出産を助けるふりをして
生んだと同時に赤ちゃんの頚動脈を掻っ切る描写なんて今の日本では規制を受けるに違いない。そして恐ろしさのあまりショック死
する姉。計り知れない女への怨恨が感じられるね。もしくは監督はホモなのかもしれないけど。でも曲をデヴィット・クリスチャンが
やってたりしてなかなか侮れないんだよね。暗い映画といえば殺人者の告白だろうなぁ。永遠と殺人者の告白と日常生活の風景とか
子供が遊んでいる風景が混ざりあうっていうような内容なんだけど、今の日本にピッタリの内容かもしれない。もっと犯罪ってのを
リアルに身近に感じるべきだね。そういった反省をしていかないと何も進まないよね。その後に入ってるデッドマン2ってのも
相当イカれた映画だ。曲がメルツバウで自分を神だと言うバーのママがいたり、そのママに小便をかけられて心底嬉しそうな老人が
出てきたりして、他にも意味不明なアート気取りの映像が淡々と流されるんだけど、これも相当ネクラだね。最初はドロだかうんこ
まみれの厳つい親父っつーか兄貴2人がゲロプレイしてる映像から始まるんだよね。「ゴゴゴゴ・・・ウォェー」ってな感じで
吐いたゲロをとてつもなくデカイナニをしごきながら有り難く浴びて舐める厳つい男。凄まじいリアリティに圧倒されるに違いないけど
これも見慣れてしまうとたいしたこと無いから慣れってのは恐ろしいもんだ。イクときなんて凄いよ。
「イェー!カモン!アーアーアーア!」ってゲロをもっとくれと言わんばかりに叫びながら絶頂に達する男。で、終わった後は2人とも
笑顔で我に返っているあたり「あ、芝居じゃないな」って感じられて、こういうところにリアリズムを感じるね。
酔いがさめてきたなぁだいぶ。他にネクラな映画といえばやっぱ死の王か。死へ突っ走ってる感じがなんともいえないんだけど、
これには色々な評価をしている人がいるけど、まぁ好きな人にはとことん好きな作品だよね。ネクロマンティックがメジャー路線で
死の王がもっとコアって感じかな。「連続殺人者はポストモダニズムの殉教者である」とか頭おかしいよね。完全に犯罪者側の
エゴ丸出しなあの朗読には本当に笑ってしまう。言ってることが宅間みたいなんだもん。でもこんなのが笑い事でもない世の中ってのも
嫌なもんだね。映画の中だけにしてほしいもんだ。陽気な殺人という意味だとありふれた事件が名作かなやっぱり。
でもゲームにしても映画にしても、暴力描写の影響があるとはいえそんなの受けてのモラルの問題で、映画とかゲームをやって
人を殺そうと思うなんて道徳観の欠如もいいところだよね。俺は全然そんなの映画にもゲームにも非は無いと思うね。
些細な影響でそんなことをしてしまう連中の道徳に問題があるんであって、それは家庭かもしれないし学校かもしれないけど
常識もいいところだろ。そんな常識外れの人間を基準にして物事を考えるのはおかしいよね。ゲームとか映画がどうのってより
そんな人間を生産している現状を変えないと何も変わらないだろ。それにしても最近よくエイズの話が出てくるけど、今の女ってのは
あんなにガバガバなのか。そりゃメス豚だって言いたくもなるよな。貞操がしっかりしてそうな人がレアっていう現象もどうかね。
男もバカだと思うけどもっとバカなのは女だよなぁーって結論に達してしまうわけよ。もう病気の媒介者でしょ。そりゃヤリチンから
うつる場合もあるだろうけど、大半はMegoからうつりそうだよね。そんなMegoにディックを突っ込む男も男だよね。うんことか小便とか
鼠の死骸が浮いているような下水に生のチンチンを突っ込むようなもんでしょ。よく怖くないよね。かといってエイズが怖いから
やりたくないなんていう言い訳はしたくないけど、素性も分からないような女とは怖くてやれないってのは本音だよね。やっぱ。
AVとかエロサイトとかでよく女のプロフィールに「経験した人数は?」ってのがよくあるけど、30人とか50人とか覚えてないとか
どんな名器やねん?って思っちゃうよね。それは単純に30回ということではなくて経験した人数だから、一人当たり30回ぐらい
やってるとしても、50人だったら150回でしょ。で、20歳とかそこいらだったらセックスの割合多すぎない?って思わない?
そんなんじゃエイズも性病もマン延するだろって思っちゃう。初体験が16〜17ぐらいでも3年〜5年の間に50人なんて一年当たり
10人とヤってるわけだろ。恐ろしいよな。こういうメス豚を軽蔑もこめてこれからガバって呼ぶことにしよう。ガバのあのデリカシーの
無さと言葉の響きとピッタリでしょ。だから基本的に女は信用できない。表向きでは可愛い子ぶってて裏でどんだけのソーセージを
咥えこんでるのか分からないからなぁ。考えるだけで気持ち悪くなるんだよな。こういうの。小梅キャンディーの小梅ちゃんみたいな
大和撫子はいないのか。あの小梅ちゃんのプロフィール最高だよね。初恋の相手との話とかさ、ガバは小梅キャンディーに男女関係を
学ぶべきだね。そんなのも含めて小梅のメーカーはプロパガンダとしてああいうのを載せているのかもしれないなぁ。
ガバテクノがリッチーホーティンに何かを学ぶみたいなもんだよね。騎乗位時のガバ女の腰の動きをBPMに換算すると恐らくガバ並の
音圧とキックの速さなんだろうなぁ。男もたじたじ。性病うつりまくりで尿道から膿出まくり。壊死するチンチン、チンポ先に立たず。
あー恐ろしい。もっとセンシティブなテクノに学ぶべきだね。クラブクラミジアとかいって全部曲はガバ。客層もみんなガバガバ。
バカンスをガバンスとかいうしょうもないキャッチコピーと共に売られるクラブクラミジアのコンピレーション。それを買う
ガバガバな女達。それに魅せられる馬鹿な男達。クラブクラミジアが肉市場となり性病やエイズは蔓延するわけです。
そこで生まれた子供達の遺伝子レベルの低さと親の教育レベルの低さが国力の低下を招きます。そんな子供達も親を見習って
ガバを聞くようになり、将来はクラブクラミジアが枝分かれしたクラブに通い始めヤリまくります。そこでまた悪い遺伝子が
バラまかれ悪い遺伝子の子供達が生まれて人殺しや強盗を平気でするようになります。前頭葉が発達していないので何かを抑える
ということを知らずに育ち将来は非常に危険な大人になります。とかさ一元化しすぎだけど、基本的にオマンコの副産物は
子供なわけで、あんなヤリまくってたらデキるやつもいるだろう。そんな快楽の副産物だけで子供が出来たらえらいこっちゃな。
ただ生まれつきダメな子なんていないわけよ。親が馬鹿でもまともに育てばまともな人間になる。でもそんなガバな親に育てられたら
当然馬鹿になっちゃうよね。そんな悪循環がこれから繰り返されそうな気がするなぁ。そんなことを思いながらこれからも
どんどん馬鹿になっていってDT度をどんどん上げていきたいね。話が戻るけどプレミアムカッツみたいな音が嫌いな理由に
DT度の低さもあるけど、やってるDJはどっか気取っていてオナニーの話なんかしないような感じが嫌だね。
DJ クンニとかカウパー博士とかいう名義でああいうの出してたらいいけど、なんのひねりも無くああいうことやってるもんだから
全然魅力を感じない。やはり全ての創造性はDTにあるね。でも俺はDTを読んだからって開眼したつもりは無いよ。
もっとDTに関しては深刻に落ち込みながらこじらせていきたいし、もう戻れないぐらいになるまでになりたいね。
ただ完全に勝てない本質的なDTというのもいるし、そこまでいくとなりたくないっていうDTもある。DTにもあったように
あのアイドルが自分の彼女だったらやるべきかやらないべきかというのが朝生も真っ青なぐらい真剣に議論されていたりするっていう
DTはエッジが違いすぎて、ちょっと違うかなと。これはまた別のDTだよね。思想童貞にならないにしてもニーチェとかカントみたいな
DTになりたいね。こないだもバイト先の同僚が店の終了間際にコンドームを買っていったんだけどポーカーフェイスでいながらも
内心「チッ!」とか思ってるのはDTたる所以だよね。こういうのをどんどん伸ばしていかないとな。で、俺も負けじとオナニー用に
コンドーム買ってくるとかそのぐらいの勢いが必要。それにしても東陽片岡の作品に出てくる山下則男は切ないなぁー・・・。
印刷工でクソ貧乏ながらもソープが好きなんだけど凄いDT度高いのね。。ダンボールにオナホール乗っけてそれを眺めながら
お茶を飲んでいる絵とかもう最高だ。東陽片岡は本当に良い作家だよなぁー。俺のために書いてくれてるんじゃないかって思えてくる
ぐらいツボだ。ナニワ金融道でも灰原が仕事から帰ってきて「はぁー疲れた」とか言いながら疲れ果てて寝床に入った後、気がついた
ように目を開けてふとんの裏からエロ本を出して抜くシーンがあるんだけど、もうこのシーン本当に好きなんだよね。
で、最後に「嫁さんほしいなぁー」って言うんだけどさ、ニューシネマパラダイス風に俺がじじいになって何かを後世に伝えるとしたら、
こういうシーンばっか集めた映画とか漫画を切り貼りしまくったのを見せたいね。
しかもオナニーしてる灰原の前にある机の上には読みかけのドストエフスキーの白痴が乗ってるんだよね。いやー最高。

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相変わらず凄まじい長さだよね。自分でも思うんだけど。

Helter Stupid

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