聖愛幼稚園からのお知らせ 

2018-04-07 スタート

園長 古川陽子

枯れ木のようだった桜の枝に、ピンクがかった蕾が目立つようになりました。みなさんがこれを読むころには、咲き始めていることでしょう。毎年のことなのに、春はなんだか楽しいことが始まる予感に満ち、わくわくとした気持ちになります。

 さあ!2018年度がスタートです。みんな一つお兄さん・お姉さんになりますね。

つい3週間前に卒園式がありました。入園したころはお母さんと離れたくないと泣いていた子も、幼稚園が大好きになり年長組のときには無欠席でした。オムツがなかなかとれなかった子。お友だちとうまく遊べなかった子。どの子もみんな、驚くほど成長し、やさしくがんばりやさんの素晴らしい子どもたちとなって卒園していきました。入園や進級を迎え、期待に胸を膨らませながらもドキドキと緊張気味な子どもたちを見るにつけ、この子たちが卒園するころはどんなお兄さん・お姉さんになっているかしら…なんて想像し、一日一日が貴重で愛おしくなります。

幼稚園に通うこの時期は、子どもの体と心を育てる黄金期です。大きく揺さぶられた心は大きく広くなります。楽しいこと、面白いこと、嬉しいこと、ときには悲しいこと、嫌だなと思うこともたくさん経験しましょう。大丈夫。いつだって先生がみているよ。大丈夫。みんな神さまに愛されている大切な家族だよ。一緒に泣いたり笑ったりして大きくなろうね。

ご家族のみなさん。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

「和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる(子どもが育つ魔法の言葉 より)」 和気あいあいは聖愛の最も得意とするところです。子どもたちが自分たちがいるこの世界が「いいところ」だと思いながら大きくなってくれるよう、私たち大人がよい環境を作っていきましょう。

2018-02-28 はとぐみさん!

園長 古川陽子

♪ いつのことだか おもいだしてごらん あんなことこんなこと あったでしょう

うれしかったこと おもしろかったこと いつになっても わすれない ♪

楽しいことを見つける天才 Kくん。笑いもおしゃれもセンスが光る Rちゃん。素敵な好奇心の持ち主 Kちゃん。けん玉名人で照れ屋な Kくん。人前でも動じないしっかり者の Yちゃん。まっすぐで思いやりのある Hちゃん。優しい気配りができる Hちゃん。困っている人をみたら助けずにはいられない Rちゃん。周りを明るくしてくれる Mちゃん。物事を深く考えることができる Mくん。根気強くて頑張り屋の Hくん。笑顔がお花のように可愛らしい Nちゃん。自分の世界をちゃんと持っている Kくん。元気でのびのび Hくん。よく見て、よく聞いて、自分で考えることができる Rちゃん。ひょうきんさでその場の空気を和ませてくれる Hちゃん。みんなをまとめるリーダー的存在 Hちゃん。

 この幼稚園を卒園するはとぐみさん。「いつでも、どんなあなたでも愛されている」ことをどうぞ忘れないでくださいね。これからも聖愛家族としていつも応援しているからね。卒園おめでとう!!

個人情報保護のためイニシャルで書いてありますが、ご家庭にお配りしている手紙には個人名で記載しています。

2018-02-01 歴史を超えてつながる

チャプレン 司祭 八 木 正 言

 1985年3月、イラン・イラク戦争の際、サダム・フセインが「今から40時間後にイランの上空を飛ぶすべての飛行機を打ち落とす」と宣言したことがありました。戦争勃発の前にとイランにいた日本人は急いで出国を試みます。しかしどの飛行機も満席。他国は自国民救出のために特別機を飛ばしますが、日本政府は決定が遅れて救援機を出せずじまい、パニック状態に陥る人もいたそうです。

 そこに1機の飛行機が到着。取り残された日本人を載せて日本へと飛び立ちました。

 この飛行機はトルコ航空の飛行機。なぜトルコ航空が日本人を救出してくれたのか、政府もマスコミも事態を把握できませんでしたが…。

 時を遡ること120年前、オスマン帝国(現トルコ)から日本に派遣された特派使節が無事に任務を終え、巡洋艦エルトゥールル号帰国の途につきましたが、その日は生憎の悪天候。エルトゥールル号は岩礁に乗り上げて沈没します。その時、命の危険も顧みず、船員たちの救出に向かったのは日本人でした。救出できたのは乗組員の1割ほどでしたがトルコの人々は日本に深く感謝したといいます。当時の駐日トルコ大使は語ります。「エルトゥールル号が遭難したときの日本人の献身的な救助活動を今もトルコ人は忘れていません。日本の皆さんは忘れてしまったかも知れませんが、トルコでは子どもたちでさえエルトゥールル号の出来事を知っています。だからトルコ航空が飛んだのです。」

 日本人の「時」の概念は基本的に「過ぎ去るもの、消えていくもの」です。しかし、過去の人間がしたこと―いいことも悪いことも―と自分がつながっていることを意識できれば、もう少し私たちは自己中心性という狭い世界から解放されるように思うのですが如何でしょうか。

2018-01-31 新年を迎えて

主任 栗城 円

新しい年がスタートしました。今年もよろしくお願いいたします。今年はどんな年にしようか目標を考えますね。

先日、キリスト教保育の研修に参加させていただきました。その中で、「子どもたちはとても繊細です。愛をもって接しましょう。」というお話がありました。私事ですが、冬のこの時期は私を育ててくれた、曾祖母、祖母、大叔母の命日があり、家族と思い出を振り返ることが多くなります。曾祖母は私にまるく、穏やかに育つようにと名前をつけてくれました。祖母は、参観日に毎回来てくれる、ちょっとした名物おばあちゃんになりました。そしていつも厳しく叱って躾をしてくれました。その頃はどうして怒られる、嫌だなという思いばかりでしたがその厳しさにより、道を外れることなく過ごせたと思っています。大叔母は甘やかしてるんじゃないというくらい優しく接してくれて、心が休まる空間をいつもつくってくれました。

その頃は、すぐにわからなかったけれど、今改めて三者三様の愛をもらって過ごしていたんだなと感じ、感謝の気持ちで年の初めを迎えています。

心から親身になって子どもたちに接し、そしてみなさまと共に愛を持って今年も過ごしていきたいと思います。みなさんにとっても良い年となりますように。

2017-11-09 迷える羊

園長 古川陽子

子育ての悩みについてアンケートをとったところ、「赤ちゃん返り」が上位にランキングしたそうです。「赤ちゃん返り」は、退行したような行動をとることで親の愛情を確かめようとするものですが、そうできるのは親を信頼し愛しているから。弱いダメな自分を出しても大丈夫と思えるからこそ、安心して「返る」ことができる。私はそう思います。

ある誌面には、そのアンケートをもとに、様々な子育ての悩みに答えるという企画がありました。でも、子育てに正解は無くひとそれぞれ。正解を求め、その通り行えばうまくいくかというと決してそうではありません。もちろん、第三者の意見に納得したり勇気づけられたりということもあるでしょう。一方で、自分には面識がない人が不特定多数に向けて話した言葉よりも、気の置けない仲間と語り合う方が力になることも多いのではないでしょうか。

 先日の「迷羊会」のテーマは“ゆとりを持つには”でした。決してゆとりがあるようには見えない(失礼!)司祭さんのお話は、気持ちが楽になり前を向けるものでした。でもそれと同等に豊かな時間となったのは、その後お茶を飲みながら、みなさんとしたおしゃべり。今回のテーマを軸に、日ごろの思いなどを話せる時間となりました。気兼ねなく、安心して自分の思いを言える場所。相手の話を自分のことのように親身に聞いてくれる人がいること。そんなことが、日々悩みながらも頑張っている私たちに力を与えてくれるのだと思います。そして、その場所に迷羊会がなってくれたら…。迷羊会でなくとも、何かに迷ったとき、誰かに話したい気持ちのときに幼稚園を選んで訪れてくださったら、なんてステキなことでしょう。

どうかそんなときは幼稚園を思い出してくださいね。司祭さんも、私たち教職員も、いつでも聖愛家族のみなさんを両手を広げてお待ちしていますから。