かたつむりは電子図書館の夢をみるか(はてなブログ版)

かつてはてなダイアリーで更新していた「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」ブログの、はてなブログ以降版だよ

学術コンテンツサービスンの成長点:新たなニーズへの挑戦(図書館総合展1/10未満レビュー?)

  • 司会:尾城さん
  • 主催:国立情報学研究所(NII)
  • 日時・場所:1日目10:30-12:00, 13:00-14:30@フォーラム第1会場


第1部:最新プロジェクトの紹介

新サービス創出の試み:KAKENβと研究者リゾルバーα(クラカワ准教授)

    • e-Rad
      • 府省向けサービス
    • 電子申請システム
      • 申請/審査時に使う
    • KAKEN
      • NIIがサービス
      • 採択課題と成果公開のためのシステム
  • システムにおける研究者エンティティの潮流
  • 人をエンティティとするサービス
    • Thomson ReutersのResearcherIDなど
      • 著者単位で情報をとらえて再整理して提供する
    • MS Libra
      • 著者のまとまりの中で検索サービスを提供
    • Library Congress(アメリカ議会)
      • 著者名典拠
    • などなど・・・(機関リポジトリと研究者総覧の連携とか)
  • KAKENβと研究者リゾルバーα
    • KAKENβ
      • 科研費の採択課題と成果報告書を公開する
      • 56万課題/15万研究者(典拠コントロールあり(研究者番号で))
      • 研究課題の発表文献リストから、同定できた論文について外部リンク(CiNiiや海外DBなど)を提供
      • 278万のリスト中、約60万にリンクあり
      • 研究者リゾルバーαへのリンク
    • 研究者リゾルバーα
      • 15万研究者に対しページ提供
      • KAKENのほか、機関の研究者DB(現在47大学)、ReaD、Google、CiNii…
      • APIあり
    • KAKENβ情報構造の特徴
      • 研究課題ごとのデータ(もとからあった)
      • 研究者ごとにまとめ直したデータ(新しく作った)
      • 課題⇒研究者ごとへの再整理の仕組み
      • 画面遷移などの説明
    • 今後の展望
      • システム連携のためのAPIXML/RDF化、Semantic Web
      • βから正式公開へ(来春予定)
  • min2-flyによるコメント
    • 本当に「説明」だなー。どうせならそれ使って何楽しいこと出来るかも説明してほしい。
      • それを考えるのはユーザの側でやればいいのかね??
    • まずどんな需要があるかから説明すべきかもね。「なんで研究者リゾルバいるの?」。作り手にとっては当然過ぎて忘れているのかも知れないが(これは日本図書館情報学会でも別の研究分野から聞きに来ていた人が指摘していた)。
      • せっかくいいサービスなのだからもっとプッシュしてもいいのにねー。うーん。便利なんだよ??

新サービス創出の試み:JAIRO(山地准教授)

  • JAIROとは?
    • JAIRO:国内の機関リポジトリ(IR)をまとめて検索できるサービス
      • IRについての説明と山地先生の考え方、IRの現状説明
    • より広い意味でのJAIRO:日本の機関リポジトリの全体像がわかるサイト
      • 検索:JAIRO
      • バックエンド:IRDB
      • 統計解析:IRDBコンテンツ分析
      • 全部混みでも「JAIRO」
  • JAIRO開発のコンセプト
    • シンプルかつプロ仕様の確実な検索機能
      • プロ=図書館員
    • JAIRO自身の利用統計も公開
      • ある意味怖い(使われなければ一目瞭然)。
    • コンテンツ数や資料種別を集計・公開
      • 中にためるだけでなく皆で共有
      • 各大学のIR展開の資料として
  • おまけ:CiNii-IR連携
    • CiNiiで機関リポジトリへのリンクが出るようになったよ。
    • これからはCiNiiの他のサービス(KAKENとか)とも連携したい
    • 申し込めば外部者でもデータ利用可能
  • JAIROは図書館員が使うことが主眼!!
  • min2-flyによるコメント
    • プロ仕様って聞いて一瞬「?」と思ったが、IRに限定して調べたいのなんて図書館情報学やってる人間と図書館員くらいだろうから、使い手を限定していっちゃっていいのかもね。コンセプト自体、「図書館員に使ってほしい」を強調しているし。
    • ・・・しかしそのサービス、奉仕対象となる母数少なくないか? 日本にユーザになりうる人間何人いるのか・・・?

WEKO(山地准教授)

  • NIIが開発したリポジトリシステム
    • !!!!!! 正気か!!!???
  • DSpaceやE-Printsと等価な機能
  • 文献だけでない研究資料を使える
  • デモ(デモサイトがある)
  • 次世代連携機能
  • Linuxでも動くしインタフェースも簡単
  • WEKOの活用
    • 論文だけでない成果共有
    • 日本の学術成果をつなげる
    • オープンな研究基盤
    • まずは情報学の分野から
  • min2-flyによるコメント
    • まさかとは思ったが独自ソフト開発していた! すげぇ!
    • NIIとしてはどれだけサポートしてくれるの? 問題報告したら即時対応できる? 利用は自己責任?
      • 後に質問で判明。
    • Windowsで簡単に動くんだったら独自にリポジトリ立ち上げて作ってしまおうか?
      • 既存サービスと競合するが(爆)
    • マジで誰でもすぐに動かせそうだなこれ・・・デモだから? 時間あるときに試そうか。
    • 本当にこんだけ簡単なら、DSpaceやE-prints入れたり専用マシン買ったりが無理、って言うような小図書館・小大学・個人でもリポジトリとか構築運用できそうだな。必要なのはWindowsマシン1台? それが狙いか?
      • WEKOはもらい損ねたのであとでもらった先生に借りて試したいです。

電子リソースアーカイブの構築(細川さん)

  • NII-REOのアーカイブ対象を拡大する
    • 人社系の電子コレクションの確保と提供
    • ジャーナルに限らない
    • 共同購入方式によるディスカウント
  • 電子ジャーナルアーカイブの国際連携
    • REO立ち上げと前後して電子ジャーナルアーカイブがいろいろ出てくる
    • NIIはCLOCKSSに参画:アジアノードとしての役割(H.21 1月以降にノード設置予定)
      • 正式参画はこれから。
  • min2-flyによるコメント
    • NII-REOはその役割上、存在感薄いよね・・・うーん、重要な機能ではあるのだが派手さがないという難しさ・・・

CAT/ILLの発展;次世代目録・ERMS(平田さん)

  • NACSIS-CAT/ILLの説明
    • ILLの複写件数の話(REFORMでやってるやつ)
      • (min2-flyコメント)ILLについては先日のエントリでも紹介したREFORMの発表の方が最新だよ!*1
  • 次世代目録
    • 電子情報資源への対応
      • データの入力が進まない(一応、電子ジャーナルは登録出来る)
      • 電子情報資源データバンクを作って対応??
    • データ構造とAPI
      • 現在のCATのデータ構造:交換に不向き(特有のデータ構造)
        • 当面は変更なしで、MARC21でのデータ出力機能を検討
      • API
        • 実験的に開発予定
    • 外部書誌データの活用と共同分担目録方式の最適化
      • 外部データ活用
        • MARCから直接入力
      • 分担方式
        • 目録センター館モデルなど
    • 来年3月に最終報告を出す予定
  • ERMS:電子情報資源管理システム
    • 日本への導入検討
    • いくつかの大学で実証実験中
  • 遡及入力:委託事業としてやる
  • min2-flyによるコメント
    • 次世代目録:NIIオープンハウスの時からあんまり進んでない?
      • しかしそもそもオープンハウスの時からいろいろ凄いこと言ってて、今も凄いこと言っている・・・最終報告期待++。

質疑

  • 筑波大学・佐藤
    • WEKOのサポートってあるの?
  • 山地先生
    • できる範囲ではやる。バグとかもあると思うので。それ以上はまだちょっと…。

第1部の全体的なコメント

  • 発表者の氏名は口頭で言うだけでなくどこかに示しておいて欲しい。あとでどなたの発表だったかわかりにくい。せっかくスライド配布しているのに。
  • 全般に先に問題意識orユーザの需要⇒システムの話、っていった方がわかりやすいような気がした。どのサービスもやたら面白そうなのに、そこら辺の説明が弱い(意義を伝え切っていない)のが勿体ない。



第2部:ひろがる、つながる、CiNiiの輪:新CiNiiプレ公開&トークセッション

  • トークセッションの進行は大向一輝さん

CiNii goes Open(大向一輝さん・NII)

  • 次期CiNiiのデモ! このフォーラムの最大の目玉!
  • 最初にCiNiiの説明と現CiNiiへのリニューアルについて
    • 公開からの3年半でCiNiiを取り巻く環境は大きく変化・・・web2.0マッシュアップ
    • リニューアル時のコンセプトの説明
      • これはNIIオープンハウスでもしていたような話
      • 2つのコンセプト:「可能性を列挙する」、「信頼性を担保する」
      • リニューアル後の論文DL数の増加
  • 次期CiNiiのコンセプト
    • パフォーマンス向上
      • ますはこれがすべて。今みたいな利用になるとは思わなかった。
      • 利用が増えればマシンを増やして対応できるシステムに
        • 全面的な作り直し。
    • オープン化
      • オープンなデータ連携
      • ウェブAPIと眼tデータ
    • ユーザビリティ改善
      • 普通の人が普通に入ってくると今のまインタフェースゃどこに何があるか分からない
  • デモ
    • トップ:シングルウィンドウに
      • 詳細検索ももちろん出せる
        • 「参考文献」フィールドがあったぞ!? マジか! …今もできる?
    • 検索結果
    • 書誌詳細
      • 本文へのリンクの位置を変更
      • 本文がある場合には論文1ページめのスクリーンショットも出る(予定)
    • Google検索とシームレスにつながる(Googleに入れたキーワードがCiNiiに引き継がれる)機能も入れる予定
  • 開発者向け
    • CiNii Open Search
    • CiNii API
      • 検索機能/書誌情報を機械可読フォーマット(XML, XHTML)で外部から使えるようにする
    • 新しく提供するもの
      • Open Search(RSS1.0、Atom1.0)
      • RDF(マジでか!)
  • CiNiiエコシステム
    • API利用サービスのサポート(アプリケーション制作者へ)
    • 人(著者)にきちっとIDを振る…同姓同名の混在をなくす
    • ユーザビリティ
  • 2009.4公開予定!
  • min2-flyのコメント
    • やっぱ興奮する。CiNii興奮する。
    • 書誌事項がRDF提供とか。本気か。やばいな。

ひろがる、つながるCiNiiのために(神崎正英さん・ゼノン・リミテッド・パートナーズ)

  • 特殊なメディアを使ってコミュニケーションするためにはどんなふうにデータ処理をすればよいか?
  • RDFの説明(各自自分で調べてね!)
    • API公開・・・サービスごとに対応がいる
    • RDFならトリプルと推論の仕組みで解決できる
  • CiNiiのデータをRDFで記述したモデルのデモ
    • 丸と矢印だけでデータを表現(見た目はね)
    • CiNiiはLinking Open Dataに入ってくる可能性が高い
      • URIでの表現で著者識別なども可能に
  • コンテンツの集中と分散
    • URIでつながればいい
  • min2-flyのコメント
    • セマンティックウェブは勉強中なのだけど、だいたいお話はわかった・・・と思う。
    • でも説明するたびに大変そうだよなー。うーん。

CiNiiに期待すること(永崎研宣さん・山口県立大学

  • やや場違い??
  • 中身と目録の関係について話す
  • 関心はwebと人文科学:デジタル・ヒューマニティー
    • メディアの変化が引き起こす人間・社会の思考様式のトータルな変容
      • 原理的な思想研究から日常的な施策への接続回路の再構築について
  • 最近の仕事の紹介
    • データベース関連の作業について等
  • 「論文情報ナビゲータ」の重要性
    • 教育・研究双方で学生研究・「学融合」
    • 分野にタコつぼ化した集め方では対応できない
  • デジタル化と一次史料の関わりの例の紹介
  • min2-flyのコメント
    • 前回のARGカフェに参加されていた永崎さんか。結構あそこら辺でつながり出来ている?? 偶然??

自己紹介スライド(片岡真さん・九州大学

  • CiNiiを現場で使う人
  • 大学の紹介とCiNiiの関わり
  • CiNii・・・九州大学の検索ランキングで5位
    • 学部生/人社研究者にはもっと使われる余地がある?
  • リンクリゾルバ:図書館のサービスで2番目に高い利用
  • 文献管理:RefWorksを導入
    • CiNiiからデータのダイレクトインポートが出来ないことへの要望あり
    • 登録者数:2008で1,500人前後?
      • 結構普及しているな
  • どこでもきゅうと(自宅・出張先からの電子ジャーナル等へのアクセス)
    • はじめて1ヵ月半で5,645ユーザ、5万ページ以上の閲覧
  • webサイト
    • 「とにかく検索」ウィンドウ等からCiNiiを検索できる
    • 訪問者数が来館者数と同じくらいのスケールに
  • ERMシステムについて
  • 次世代OPAC
    • いろいろなアクセス方法を提供すると「どれを使えばいいのか」わからない
      • 検索統合が必要
    • 雑誌記事について、CiNii APIを使ってOPACにデータを取り込む?!
  • CiNii/NIIの他サービスとこれからも連携していきたい
  • min2-flyのコメント
    • 電子化の進みっぷりがやばい・・・やばい。電子に完全シフトしたモデルケース見たいになってきている感じ。

パネルディスカッション

  • 大向さん
    • 補足。検索機能はAPI、書誌情報をRDFで出せるようにする。Open Dataとしてどんどん使って!
  • 大向さん
    • CiNiiがその先に何につながっていくかが重要。
    • 外部連携と信頼性は難しい問題をはらんでいる感じがする。セマンティックウェブの見地からデータのリンクと信頼性の関係は?
  • 神崎さん
    • 信頼性はセマンティック・ウェブの一番大きな課題の一つ。CiNiiの中で組み合わせるなら外から持ってきたものを区別して表示すれば済む。が、セマンティック・ウェブはデータの出所がわからなくなることもある。それの信頼性の担保は大きな課題。ひとつは由来情報をトリプルにくっつけて、クアッドにするとか。取ってきた情報をグラフとしてまとめるとか。いずれにしてもデータを組み合わせるときには由来情報が不可欠。運用で対応するのが主流。
  • 大向さん
    • CiNiiがゲートウェイになったとき、実際に活動している中でCiNiiと外部データを活用されている例とかは?
  • 永崎さん
    • インド学・仏教学DBはCiNiiに入っていないような細かい情報まで網羅している。それを提供あるいは連携していけたら。一方で信頼性の担保は学会内でも難しい問題。学会で作ったから安全です、と言ってCiNiiに提供できるような状況ではないが、重みづけをしてやることは可能かも。
  • 大向さん
    • 作ったシステムについてのアナウンスがけっこう大変なのでは?
  • 片岡さん
    • 最初から全部を知ってもらうのは難しい。新入生にはほぼ全員に向けてOPACがあって・・・とかいう紹介をするとともに、CiNiiやSCOOPUSみたいなツールを紹介して刺激を与える。また大学院の新入生向けの専門的なインストラクションや研究室単位で、授業の中でインストラクションをやってほしいと言われて授業の中でツールを紹介したりしている。ただCiNiiのインストラクションは十分ではないので、OPACと連携できれば自然に使えるようになるのではないかと。
  • 片岡さん
    • 今日、紹介されたKAKENやJAIRO、WEKOとか次世代目録とか色々あると思うが、利用者がそれぞれを使い分けなきゃいけないような状況は今の時代に即していないのでは。そのあたりの終着点は?
    • 携帯電話を使ったアクセスが日本やアジアでは盛んだが、世界的に見てもPCからの利用と同等になっている。モバイルからのアクセスについてのビジョンを。
  • 大向さん
    • システムの並立についてはNII内のこれからの活動が重要だが、CiNiiがまずデータをRDFにしたというのは第一歩だと思っていて、WEKOはCiNiiのデータをインポートすること等を実験している。データの共通化・オープンデータ化を終えたらまた束ねるサービスを誰でも作れるような環境になる。それをまずやっていく。その一環としてモバイル対応とか。すでにCiNiiの主要機能はAPIRDFで出すので、必要な人に作ってもらったり自分たちで作ったり。
  • (フロア)北海道大学・クライさん(修士
    • エージェントの可能性が現段階であるか?
  • 神崎さん
    • エージェントが何を取ってくるかで相当違う。エージェントがweblogを探して、その人の書いた論文をweblogから持ってこれたらセマンティックウェブの範疇。つなぎ方が問題になるが、エージェント(人間ではなく)が人を識別吸うことが重要。たとえばメールアドレスをキーにするとか。CiNiiとしては独自のURIを与えることも重要だが、外で通用するIdentifierを考えることが大事。
  • 大向さん
    • CiNiiが今持っているデータは論文そのものから手に入る情報のみ。そこから人間を介して色々なところにつながっていくために、CiNii側がどうやって外から人間に関する情報を取るか。それが研究者リゾルバかも知れないしOpen IDかもしれないし。そういったトレンドを見極めながら、われわれが作るか第三者が作るか。われわれとしては準備と言うか道具を提供するところをやっていきたい。
  • (フロア)筑波大学・宇陀さん(教員)
    • データプロバイダ⇒サービスプロバイダの時代が来たのかと思う。ユーザの要求、CiNii、仲介するフロントエンドとなる図書館、技術を支えるセマンティックウェブがある。CiNiiはそういう意味でバックエンドを志向しているようだが、一方でフロントエンドも志向しているようである。CiNiiはどのポジションを狙っている?
    • 片岡さんは大学図書館で利用者がいろいろやりたいと言うと図書館がサービスを広げていかないといけなくなると思うが、図書館としてどの方向にサービスを逸脱されていく?
    • 永崎さんは色々つなげていきたいと言うが、それは利用者側で世界を作りたい? どこかバックエンドに作っておいて情報入手に使いたいの?
    • 神崎さんへ、リーの言った話・・・データが知らないうちに色々な使われ方をすると言うのは・・・セマンティックウェブにまだ懐疑的なのだが、どう貢献できる?
  • 大向さん
    • 自分自身はバックエンド志向。それはNIIのみに出来る仕事。今はバックエンドとフロントエンドを切り分けられるし、バックエンドを提供するのが重要。そのうえでどんなフロントエンドを提供できるかも考えるつもりではいるがなるべくフロントエンドは多くの人に公開して使ってほしい。
  • 片岡さん
    • 図書館の方向性は・・・学習スペースの提供とか文献探索の手伝いとかをしてきた。webの時代は色々な情報がつながっている。図書館は学生や教員のやりたいフローの一部を手伝ってきたが、一歩踏み込もうとしている(ex:RefWorks)。それと同時に研究パフォーマンス評価や特許、ファンドなど。いろいろ関わってやらないといけない。関連するところと調整してやりたい。
  • 永崎さん
    • じんもんこん2008の紹介。
  • 神崎さん
    • セマンティックウェブはデータプロバイダのことのみを考えている。データ出しても仕方ないと言われてなかなか進まなかった。Web2.0はデータがあるとサービスになってビジネスが出来ると言うのを示した。Amazon等が例。同様にしてデータは自分で使うこともできるが他にも出すことは自分に返ってくると言うのがweb2.0みたいなものが出てきたのをセマンティックウェブがどう生かすか。CiNiiも収益モデルは考えた方が有益になるはず。

第2部の全体的なコメント

  • みんなが一番興味あるところを最初に、それに関する質問はラストに・・・ってのは途中退出しづらい作りだわなあ・・・
  • CiNiiがバックエンドよりなのはわかるが、さて、じゃあAPIを公開したのち、誰もフロントエンドを作らなかったら?? あるいはフロントエンドを作った人がそれをすべて有償で提供したら??・・・ということを考えると、やはりCiNii独自のUIも必要で、その点は大向さんたちもわかっていらっしゃるから実装されているのだろう。次世代CiNii期待。



・・・長い(汗)
その後、「デジタル時代における学術情報と図書館:貴重な資料保存と未来への活用」に参加して質疑で土屋先生に超あしらわれまくって「ぐぬぬ・・・」になった・・・って話は、残念ながら途中参加なうえに途中でバッテリーが切れてまとめてなかったので、会場にいらした他の方がレビューをされてから*2自分の質疑の意図も含めてアップ出来れば、とかなんとか。
その後、id:argこと岡本さんたちと飲んで・・・と言う話も、今からまとめていると明日のDRF4の発表で死にそうなのでまた後日(苦笑)


そうして総合展初日の夜は更けていき、min2-flyは今日も今日とてカプセルホテルで眠りにつくのであった・・・(to be continued...)