かたつむりは電子図書館の夢をみるか このページをアンテナに追加

2008-11-29

[]第2回 ARGカフェ参加体験記(図書館総合展1/10未満レビュー? その2)

図書館総合展参加レビュー第2回は諸々すっとばしていきなり最終日最後の時間帯に非公式で開かれた第2回ARGカフェについて。

他の参加イベントについても順次まとめてアップしていくので、いくつかすっ飛ばしたことについては請御容赦*1

ブギーポップは笑わない』みたいな時系列入り乱れたレビューがたまにはあってもいいのでは・・・とかなんとか(たぶん良くない)。


「第2回ARGカフェってなんぞ?」という方は以下のリンク先を参照のこと。


なお、当日はリンク先からライトニングトークの話者に一部変更がありました。

当日急遽、東北大学脳科学グローバルCOEの長神さんがご参加された一方、筑波大学図書館情報専門学群の常川くんが体調不良で欠席となったため、最終的なライトニングトーク参加者は以下の11人の方々となりました。

  • 「World Cat & World Cat Registry」(坂口泉さん/OCLC)
  • 「「新しい時代の図書館研究会」の紹介」(久慈達也さん/神戸芸術工科大学)
  • 大学院に入ってみました」(林賢紀さん/農林水産研究情報総合センター)

ってことで以下、参加記録。

なお例によって本記録はmin2-flyの力と理解の及ぶ範囲でまとめたものであり、一部に誤りなどを含む可能性があります。

問題等ありましたらご指摘いただければ適宜修正いたしますのでよろしくお願いします。



第2回 ARGカフェ参加記録

注意点・説明(岡本さん(主催者/ARG編集長/id:arg)から)

    • 名前と所属は名乗って
      • 所属が難しいのはわかるが、ARGだって勝手に「編集長って名乗っているだけ」。主婦でもなんでもいいから「どんな人か」を名乗って。
    • 部屋は図書館総合展の運営に無理行ってただで借りた。スポンサーはだから総合展のようなもの。
    • ブログやってる人はなるべくレビューを書いて。
    • 常川さんは体調不良によりお休み。
      • 常川さんに聞きたいことは筑波の学生・院生に聞いてくれ。
    • 記録は「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」の佐藤翔が取っています。
      • この記録です。記録時からはてなの書式で取って、あとで修正・追記しています。
    • 写真は久慈達也さんが撮影しています。
    • ライトニングトークについて
      • 一切の設備がない!
      • 5分の話にスライド使っても意味ないと思うから、言葉の力でやって。
      • 5分で強制終了。5分で終わらせて。


ショートスピーチ(岡本さんから)

  • Webで世界が広がるのはよいが、リアルで人と会うことの良さも感じる。
  • ARGは岡本さんが頂点・中心で情報を流す感じになってしまう。ここでは岡本さんは場を作るだけで参加者の間の交流を活性化してほしい。
  • 総合展初日のNIIの発表に出られていた永崎さんは第1回ARGカフェがきっかけでNIIの人と知り合った。
    • (min2-fly)やっぱりか! すげえやARGカフェ!
  • こういう場をいくら作ってもその場だけで議論が深まるわけはない。ライトニングトーク=自己紹介。第2部で是非その人と話を深めて。



ライトニングトーク

  • 「World Cat & World Cat Registry」(坂口泉さん/OCLC)
    • 図書館をかげでささえるWC Registryについて紹介。
    • Can you find your library (in Internet)?
      • サービスが全部オンラインになった
      • 図書館インターネットの中に埋もれちゃった感じ
        • (min2-flyコメント)ちょっと違うが似たような話を昔、『筑波批評2007秋』で自分もしていたり(参照:no title
      • リテラシー教育とか指導しているが、その指導には限界がある。
      • 学生ならともかく一般の市民が図書館内のPCを使わないといけないと言うのは・・・。
      • 不要論のある今だからこそ図書館の良さをアピールしないと。
      • Google図書館にたどり着くとかの仕掛けを作っている。それがWCR。
    • WCRとは?
      • 図書館URLとかIPアドレスとかコンソーシアムとかOPACの種類とか目録規則とかをレジストリに入れる
      • Campus内のPCの検索結果がなるべく図書館へ向かうようにする
      • 契約したベンダにいちいち個別情報を伝えなくてもいい/情報に変更があっても機械で勝手にやってくれる
        • (min2-fly)図書館がしょぼいとかえってうざいかも?
      • みんなが使うともっとよくなる!

    • 参照リンク(min2-flyによる追記、以下すべて同じ)


    • BA通信の紹介
    • なんではじめたのか?
      • 業務内容の紹介:企業資料ディレクトリ
        • はじめた当時はまだ「企業史料管理」や「ビジネス・アーカイブズ」に関わる資料や情報資源のようなものはなかった
        • アーカイブズ的に考えると花王の資料(花王が出所)と東大経済学部の資料(出所ばらばら)を同列には扱えない
        • どう解決する/どう捉えるかがわからない
        • 海外の/国際的な団体の図書や定期刊行物、webサイトの中に有用な情報があることがわかった
      • ディレクトリを作るときの情報は他の人にも役に立つ?
        • 外に配信/使ってもらうと学術情報資源としても役に立つのでは?
    • BA通信を検索して、ぜひ見てください。



  • 「「新しい時代の図書館研究会」の紹介」(久慈達也さん/神戸芸術工科大学)
    • まずは岡本さん、NDL関西館の村上さんに講演してもらう
    • 第2回を1月下旬か2月上旬に多摩美でやる
      • 趣意書があるので興味がある人は久慈さんのところまで



  • 大学院に入ってみました」(林賢紀さん/農林水産研究情報総合センター)
    • もちろん社会人だから
      • 毎日は行かない。1回/2週間。
      • テーマは自分にしかできないこと、農林水産省研究者の情報行動とそれを利用した新サービス
        • 各サービスの利用状況をまとめたりしている
    • が!
      • 社会人で博士課程をやるのはすごい大変
      • 仕事がとても忙しい・・・発表したり論文書いたりはとても大変
      • ブログを書く暇がない!
      • 先生も先生で1年の半分は海外に行っちゃっている
        • いかに指導教員を捕まえるかが大事である
      • どうやってモチベーションを高めよう?
      • くじけそうです! 勇気をください!
    • グッズは今しか手に入らないからみんな持って行って!



    • 社史wiki
      • 自由参加プロジェクト
      • 司書、学生、研究者でつくる
      • 現在1,200社の資料
      • 社史はOCLC World Cat, Webcat Plusへのリンクあり・・・所蔵館がわかる(!)
      • 分類も実装している
      • どの大学に何があるとかもわかる
      • 将来的には1万件くらいのDBを作っていけると思う
      • 昨年までに神奈川県図書館協会、渋沢栄一記念財団 実業誌研究情報センターから重複社史をもらった
        • くれる人はお願いします。



    • ピッツバーグ大学のILLの説明
      • ピッツバーグ大学は演歌で有名なジェロが卒業した大学
        • 会場から驚きの声。
      • 依頼の約40%にはうまく答えられていない
      • Catで見て貸せるものは貸す/貸出中とか参考図書とかは利用を説明して断っている
      • 棚まで行って確かめることも多い。
    • 効率よく依頼にこたえるための独自のフォームを作った
      • 日本からのリクエストでは4日間でこたえないといけない場合が多い
        • 見つけても遅いことが多く、うまく連絡できなかったりしてなかなか届かない
      • 郵送のリクエストが迷子になることもある
    • ILLはますます利用が増えると思うので、リクエストのときはいろいろ気をつけて



    • 滝乃川学園の説明
      • 1,000冊の洋書・・・うち100冊はNDLにも大学にもないもの
    • 障害児について書かれた調書のアーカイブズがある
      • 例えば昭和4年の母親の気持ちがわかることが書かれている資料とか
      • 「資料を保存するのは人間への愛だ」
        • 資料を作成した人、残された人、将来使う人へ
      • 歴史の闇に消えた人のわめきとかうめきとか「明日はよりよい人であってほしい」という思いとかを未来に伝えるもの



    • それらの人たちが自分のことを知ってライフプランを立てるには、若い子どもに情報が伝わる必要
      • いろいろと障害がある
      • 始めて人を好きになるのは6〜10歳と15〜16歳
        • 小さい時から誰にも聞けずまったく情報を得られない
        • 図書館では手にとれない(人にわかるから)
      • webから見られるDBを作りたい



    • 自分のリンク集がどれだけ使われているのかわからない
      • ユニークユーザは毎日20〜30
      • 作ったとたんに道立図書館日外アソシエーツとかからリンクされた
      • 職場で(自分と知らず)回覧されていたことも
      • ユーザの姿が見えてこない?
    • ブログ
      • 226ブログを登録/移転・更新停止も含むから実数は少ない?
      • 登録自体の速度も鈍い?
      • 公共図書館ブログには読むべきものがない」とか言われたことも
        • 職場の愚痴に流れがち?
        • そうは言ってもたまにはいい記事を書いている



    • Project Next-Lの説明
      • ついにシステム完成したよ!
        • 基本的にはRubyで作ってソースも公開されている。自分でインストールもできる。
      • 動くシステムもCD-ROMで持ってきたよ!
        • 自分でDLしてCDに焼くこともできるよ
      • CD-ROMベースで動くし使えます。新レコードの登録もできます。
      • 漢字変換が遅い以外は使える。
      • web2.0機能がたくさん入っています。
        • 最終目標は日本中でまともに使えるシステムを来年中に公開すること!
      • カンパも募集します!
    • 図書館員だけでなくユーザも含めてみんなの声を集めたい
      • そこそこみんなが欲しくてある程度我慢できるものは出来たと思う
      • 次くらいの更新ではまともなシステムに出来る
      • 個人や部署内でなら使えるようになる
      • 最終的にはベンダがNext-Lのシステムの影響で変わるようなシステムにしたい
        • そのためには皆さんが来てくれることが必要



    • アウェイの場で話すのは初めて
    • みたらし団子買ってきたけど15個しかないからみんなで回して
    • 来る途中でタイトルを決めた
    • 図書館系と話すきっかけ
      • サイエンスアゴラの会場で図書館情報学の関係者に「無視するのか!」と怒られた
      • 別に無視しているつもりはないが無視以前に予算は図書館業界の方が2桁多い。規模も1桁多い。
        • 無視するとか逆じゃ・・・
      • でも接点はある。だから『情報管理』の8月号に記事を書いた。
    • サイエンスコミュニケーション図書館に嫉妬すること
      • 市民・住民の近くにいる
      • 市民・住民への近さは重要
        • 昔いた科学館はオタクしか来ない
        • 科学が本当に好きなやつだけ。
        • それじゃ社会を変える力にならない。
      • 市民の声をどうやってサイエンスの場に反映させるのか?
        • 市民の声を研究内容や予算に反映できることはどうやったら実現できる?
      • そのためには図書館は参考になる
        • 大変なのはわかるが、既に書かれたものじゃなくてこれから書かれるものにどうやって・・・そこにデモクラシーを作っていけるか
        • お知恵を拝借したい




ディスカッション


  • 実業史・松崎さん
  • 中村さん
    • 学園では今100年史を作っている。まずはそれ。編纂が終わったら、研究者に限定して公開。一般公開は(個人の考えとしてだが)今のところ出来ない。現住所とか本籍地まである。ネガティブイメージの多い情報。ただし、図書については前もって見学希望を出してもらえれば誰でもオープンに。

  • NIMS・高久さん
    • 長神さんと2年前にサイエンスアゴラで話したのは自分? 別に怒ってないよ! やっぱりSCみたいな新しいものをおもしろそうだと思って、そこにうまく関連する分野、ミュージアムとアーカイブズライブラリーの連携が進んでいるところに科学館が交わるっていくといいと思ったので言った。長く時間がたったが、『情報管理』を見て忘れずにいてくれたのかとちらっと思った。
  • 長神さん
    • 全然違う件で高久さんに会いに行こうとしていた。日本化学会の林さんと生データ共有システムについて話していて、尋ねようと思っていた。
  • 高久さん
    • マックスプランクのシステムとかを自分も一緒に作っている。

  • 岡本さん
    • 自分も準アウェイ。仕事はweb企業。そっちで話している方が楽。用語がわからないとか。自分が図書館の人に勧めるのはアウェイに出ること。最近だと全国図書館大会とか超アウェイだった。でもアウェイに出ていくことはとても重要。図書館にいると場に守られすぎるよ。

  • 筑波大・佐藤
    • グッド和代さんに複写についての質問
  • グッド和代さん
    • 複写依頼は増えている。(具体的な説明)・・・Rapid ILLは最短で20分で電子ファイルを送れる。でも日本には紙でないと送れない。日本はなんで出版されたものの著作権にそんなにこだわるの?
      • (min2-fly)いや本当、なんで拘るんでしょうね。20分て。20分て。日本なら最短でも1日以上はかかるよ、国内なのに。

  • AFFRIC・林さん
    • Rapid ILLについての質問
  • グッド和代さん
    • Rapid formについての説明
      • (min2-fly)そもそもILLのやり方が全然違いそうだなあ。日本はNACSIS-ILL一辺倒だもんなあ。

  • 大学図書館員・岡村さん
  • 小澤さん
  • 岡村さん
  • 小澤さん
    • 一般に参考になるようなのは日本出てているもの。海外のは日本に適用できないものもある。現在は『同性愛の基礎知識』などが数点しかなく、注文しないと買えない。図書館では「異常性愛」の項目に入っているので手が出せなく困る。


  • OCLC・坂口さん
    • Next-Lへ。世界は目指さない?
  • 原田さん
    • システムメッセージは英語になっているし、中国語も入る。CD-ROMを書くのは田辺さんの日本語を直すのが一番苦労した。メッセージは何語だろうと入れられる。将来的にはOSS for Libというサイトにも登録して世界中に使えるようにしたい。FRBRも取り入れているので受ければいい。
  • 坂口さん
  • 原田さん
    • 日本は著者名典拠が貧弱で使えていないが出来れば・・・。

  • 建設会社・越山さん
    • 専門図書館協議会にいる。昔はシステム屋で、やっぱアウェイだった。そこで思うのは図書館の人は内では盛り上がるが外に行くと借りてきた猫状態。日本図書館協会の総会なんてほとんどOBばかりで幾末はやばそう。変えていかないと・・・一応、社団法人日本図書館協会なんだからなんとかしないと。来年は明治大学で大会やるとの話だが、2日から1日になっちゃった。もっともっとほかの団体と、館種じゃなくて業種を超えた交流を。いろいろな世界と交流しないと。図書館振興財団とかを活用して、色々な形で助けてくれる人もいるんだし。



閉会

  • 発表者、質疑参加、受付対応した方々、ボランティアの皆さんに拍手

  • 〆の言葉
    • ARGカフェの由来・・・イギリスコーヒーハウス文化について。文化的・社交的な場。
    • 祝祭的な雰囲気もあっていい。だから第2部はフェストとしてやる。もっと突っ込んだことをやれるといい。




・・・うん、相変わらず長い(苦笑)

それでもメモできた部分とできなかった部分がありますので、足りないところは参加者の皆さんでの補完をお願いしますm(_ _)m


上記記録は(一部を除いて)個人的なコメントはあんまり入れてませんが・・・全体的な感想については後ほどARGに投稿予定なので、そちらがアップされましたらご報告する感じで。

個別のライトニングトークについてはそっちに書かなかったのでここで書いておこうかと。


個人的に面白かった発表はいくつもありますが、まずプッシュしたいのは3番目に話されていた久慈さん。

5分の発表だと伝わりづらいところもあったかと思いますが・・・久慈さんとは今年になって何度もお話しする機会があり、「デザイナー養成のための図書館=Library for designers」が神戸芸工大には必要なはずなのに今は全然ダメだ、と言うお話は何度かお聞きしていて。

「すでに評価の定まったものばかりでは駄目」、「学生に舐められるような図書館ではなくとがっていないと」など、非常に興味深いと同時に分野に特化した図書館の取り組みについては、(図書館に限らず今後の大学経営においても)非常に参考になるものだと前から思っていて、そこから出てきた「新しい時代の図書館研究会」も大学図書館の偉い人を呼んできて話を聞くとかでなくいきなりまずは岡本さんとNDL関西館でカレントアウェアネス・ポータル(カレントアウェアネス・ポータル | 国立国会図書館)に携わられている村上さんに講演してもらったと言うことでかなり刺激的な感じ。

久慈さんご本人はもともと全然図書館の人ではなくアート/デザイン系の方で今の職場に赴任されてから図書館にかかわるようになられたとのことですが、こういう方が図書館系の場に入ってこられたというのは得難いチャンスだと思うので、是非今後のご活躍に期待するとともに第1回は出られなかったけど第2回に多摩美図書館で行われると言う研究会には是非参加したいな、とかなんとか。


他にはグッド和代さんの「日本の大学院からのILL申し込みで困ること」は、日本とアメリカのILL*2の違いについていろいろ考えたり。

まあ海外はけっこうそうなってるわけだけど、向こうはすでに電子複写で必要な文献のコピーをファイルとして、メールに添付して送ったりできるわけで。

最短20分で必要な文献が届くってどういう事態だよ、と。

郵送じゃ考えられない・・・ううう、マジで羨ましいのでこの点については本当にはやいところどうにか出来ないか・・・著作権的なこととか・・・


あとは110kAさんの図書館ブログ集の話の中で、「公共図書館ブログには読むべきものがない」と言ったのは自分であると後に指摘されたりとか(汗)

慌てて探してみましたが・・・もしかしてこの記事か??


(前略)

で、以上を踏まえて自分はどう感じたか、と言う話なのだが・・・感覚的には書物蔵さんの方とだいたい同じことを感じていたんだけど、実態としてはhumotty-21さんの方が正しいんだろうな、と言うのが実感。

上のリンク集は自分も見たことがあるので、おそらく公共図書館系のブログも相当数存在することは知っている。

実際は大学系のブログとかを凌駕するだけの数があるのかも知れない。

でも感覚的には公共系は少ないように思われる。

なんでか?

答えは簡単で、公共系のブログの多くを自分は読んでいないし、自分の目につくところにも上がってこないから。

実際、自分のはてなアンテナを確認したら、図書館ブログの登録数全32件中、明らかに公共系であると断言できるのは6件くらいしかなかった。

ただ、じゃあ公共図書館の話題にアンテナを張ってないか・・・と言うとそんなこともなく、大学図書館系だけど公共図書館も扱う人や、図書館ネタなら幅広く扱う人を経由して公共図書館の話題も拾っている、と言う感じ。

(後略)


・・・ああー、俺だ(滝汗)

1年以上前ですか・・・まだアンテナ使ってるもんなあ・・・うん、ごめんなさいm(_ _)m

実際は公共系がつまらないというんでなく、「公共系がはてなブックマークにあがってこない」のがたぶん自分が当時あまり読んでなかった理由ですね。

今ははてなに限らず図書館系の話題に参加されていたブログはがつがつRSSリーダーに放り込んで、日常的な話題はスルーして面白そうなところは拾う・・・ってやってるので、当時に比べると自分も公共系読んでると思うんですが・・・どうだろう、そもそも自分が購読しているフィードの購読理由すら忘れがちだからなあ・・・(汗)


それはそれとして意外なのは図書館ブログリンク集のユニークユーザの少なさ。

自分のブログリファラを見ているとコンスタントにリンク集から見に来ている人がいるのでけっこう使われているのかと思っていましたが・・・でもまあ、考え方としてはむしろこのリンク集をコンスタントに(常時)使っている人が20〜30人いるのかも、ってことで、それはむしろけっこう多いのかもしれないとかも思ったり。


原田先生についてはNext-Lのイベントレビューで言及するとして(そっちも参加したので)、あとは面白いと思ったのはサイエンスコミュニケーションについての長神さんの「既に書かれたものじゃなくてこれから書かれるものに」という一言。

その前にデータサイエンス関係で別の先生とも話していたのだけど、図書館員は基本的にすでに書かれた=編集工程を経て出版されたものをどう扱うかをやってきた分野で、同じように「情報の組織化」とか表現されやすいからそっちも得意なんだろうと思われがち*3だけど、実際は「書かれていないもの」はむしろ苦手分野なんじゃないかとか。

そこを本当に図書館員を参考にすべきか、それとも何か別の枠組みでやっていくべきかってのは今後かなり重要な問題で、もちろん「図書館員が今後はそうあるべき」って言ってもいいのかも知れないけど実際には図書館員が覚えなおすより新しい役割として人を育てた方がいいんじゃないか、ってところはよくよく検討すべきかもしれない、とかなんとか。


そんなこんなで記録係を努めつつもあんなことやこんなことを考えていたわけですが、一転してその後のARGフェストでは(もちろん色々な方とお話もしましたが)基本、飲み放題に釣られて飲みまくってた気がします(汗)

結果、今日は昼過ぎまでぶっ潰れてました・・・いやまあ、酒以上に重い荷物抱えて3日間えっちらおっちらしてたのが響いている気もするけど・・・




その他の図書館総合展レビューについてはまた次回。

次はたぶん大学図書館支援機構主催の瀬名秀明さんの講演会レビューだよ!



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2008-12-01 15:55

松崎裕子さんのご指摘を受け一部修正(修正内容はコメント欄参照)

*1:たぶん2日目のDRF4が、PCでなく手でメモを取っていたので一番アップが遅くなります

*2Inter Library Loan, 図書館間相互貸借。自分の図書館に所蔵がない本について、他の図書館から借りること。実際には文献複写(現物を借りるのではなくコピーを取って送ってもらうこと。雑誌論文や図書の一部が必要な場合に多い)も含めて語られることも多く、今回のグッド和代さんもそう

*3:もちろん皆図書館界に対する社交辞令で言ってるだけで本当は心の中ではそんなこと思ってないのかも知れないけど

まる3まる3 2008/11/29 23:23 参加できなくてすみませんでした m(_ _)m

こんなの読んじゃうと、僕も参加していなければいけなかったなぁ...って、つくづく感じてしまいます。

ちょっと気になったのは、「サイエンスコミュニケータが嫉妬する〜」です。僕はむしろ公共図書館としてサイエンスコミュニケータに嫉妬していたほうですので...。
現在の公共図書館には、環境教育でいうところのインタープリター(自然案内人)さんが、はっきり言って居ません。ブックトークとかライブラリートークとか、そういうことを催せる人材が極端に少ないのです。しかも、そうした人材を育成しようとすらしていない(低学年児童を対象とした読み聞かせボランティア養成講座みたいなのはありますが、ヤングアダルトや一般の大人も聞きたいとおもうようなものは皆無に等しい(実践しているところがあったらごめんなさいね)。サイエンスコミュニケータは、それができる人材育成がプログラム化されているじゃないですか。
たぶん、ここに参加された方々の、それぞれの研究テーマは、某図書館振興財団の助成事業にふさわしいものばかり...。なので、某図書館振興財団が助成プログラムを募集するようなときは、ぜひみなさんご応募ください(って、僕は事務局じゃないけど)。

argarg 2008/11/30 01:29 参加&記録ありがとうございました。

>まる3さん

次回、お待ちしてます!
ぜひ、河口湖の話も! あ、河口湖でワークショップ形式でなにかという話もありましたね。次回は1月〜3月の間に京都、もしくは筑波と考えていましたが、河口湖もありでしょうか?

某図書館振興財団の件、実は会場に事務局長に就任したての某氏がいたのでライトニングトークに無理やり引っ張り出そうと思っていたのですが、さすがに無理でした(汗)。

次回はぜひ登壇してもらうよう工作します。

土屋俊土屋俊 2008/11/30 02:11 大学図書館間の相互協力による複写の送付については、2005年からは郵送に限られるわけではありません(これは海外とのやり取りも含みます)。

「大学図書館間協力における資料複製に関するガイドライン」<http://wwwsoc.nii.ac.jp/anul/j/documents/coop/ill_fax_guideline_050715.pdf>の第7項をご覧ください。

min2-flymin2-fly 2008/11/30 07:11 > まる3さん
コメントいただきありがとうございますm(_ _)m

> ちょっと気になったのは、「サイエンスコミュニケータが嫉妬する〜」です。僕はむしろ公共図書館としてサイエンスコミュニケータに嫉妬していたほうですので...。

ここら辺は難しいですね。
確かに現在の公共図書館にはヤングアダルトや大人も含めたインタープリタが出来る人は全然いないわけで、その点はサイエンスコミュニケータを嫉妬したいところかも知れません。
一方で予算や人員規模それ自体は図書館業界の方がまだまだ大きいわけで、そうなるとうまく人材育成できてないからって羨ましがるって逆じゃない・・・というのもわかるような。

> たぶん、ここに参加された方々の、それぞれの研究テーマは、某図書館振興財団の助成事業にふさわしいものばかり...。なので、某図書館振興財団が助成プログラムを募集するようなときは、ぜひみなさんご応募ください(って、僕は事務局じゃないけど)。

図書館振興財団のお話はディスカッションの最後でも出ていましたが、是非みなさんに有効に活用していただけると良いですね。


> argさん
コメントありがとうございます、またこちらこそ先日は本当にありがとうございました!


>某図書館振興財団の件、実は会場に事務局長に就任したての某氏がいたのでライトニングトークに無理やり引っ張り出そうと思っていたのですが、さすがに無理でした(汗)。
>
>次回はぜひ登壇してもらうよう工作します。

図書館振興財団の話は気になっている人がかなりいると思いますので、ぜひお願いしますっ。


> 土屋俊先生
ご指摘ありがとうございますm(_ _)m

ごめんなさい、通信⇒紙面にて提供も出来ることをすっかり失念していました・・・確かに、そちらでしたら筑波でも最速で確か当日中に受け取ることも可能であったと思います。
ただ、それでも「いかなる場合にも受付館は、利用者に対して電気信号そのものの電子的乃至磁気的な記録としての複製物は提供しない。」なのですね・・・。

土屋俊土屋俊 2008/11/30 10:47 > 「いかなる場合にも受付館は、利用者に対して電気信号そのものの電子的乃至磁気的な記録としての複製物は提供しない。」なのですね・・・。

はい。それが現状における大学図書館団体と諸著作権管理事業者との妥協点です。図書館としては、利用者が最速で入手できるようにしてあり、著作権権利者としては、個人で利用する限りコピーが1枚あればよいはずだというところで妥協しているわけです。電子ファイルをエンドユーザに渡すことに権利者が抵抗、躊躇するのは、エンドユーザを信じていないからではないかと思いますし、信じられないエンドユーザが勝手に行動した時の経済的損失を高く見積もっているからでもあるでしょう。エンドユーザとして「図書館は妥協するな」ということであれば、図書館としてはこの合意をやめて現在のサービスの品質を下げることになるでしょう。

min2-flymin2-fly 2008/11/30 18:58 > 土屋俊先生
コメントありがとうございますm(_ _)m

> 電子ファイルをエンドユーザに渡すことに権利者が抵抗、躊躇するのは、エンドユーザを信じていないからではないかと思いますし、信じられないエンドユーザが勝手に行動した時の経済的損失を高く見積もっているからでもあるでしょう。

まあ確かに、諸々見ているとエンドユーザを信じきろと言うのも無理がある感じではありますが。複写全てが一般にあまり流通しない海外ジャーナルというわけでもないでしょうし・・・。


> エンドユーザとして「図書館は妥協するな」ということであれば、図書館としてはこの合意をやめて現在のサービスの品質を下げることになるでしょう。

図書館に対してどうこういう筋のことではない気がしますが。妥協するな、と言うよりは次の妥協点を探すのには何を克服できればいいんだろう、というところでしょうか。もっとも、必要なところに必要な電子ジャーナルが供給できているならば複写依頼されるようなものはニッチなところであるので、そこら辺は多少遅くても妥協できるならしておいていい気もしてきました。

nabetanabeta 2008/11/30 22:56 日本語も英語も変な人です。おつかれさまでした。

> 将来的にはOSS for Libというサイトにも登録して

oss4libのことですね。
http://www.oss4lib.org/

code4libなど、技術者向けのコミュニティに、早いうちにお知らせを出したいと思っています。来年1月にカンファレンスがあるのですが、発表の申し込みが先週までで、非常に後悔しています。来年こそは。
http://www.code4lib.org/
http://code4lib.org/conference/2009/

min2-flymin2-fly 2008/12/01 03:43 > nabetaさん
情報提供ありがとうございますm(_ _)m

図書館技術者系でもカンファレンスとかサイトとか、色々あるのですね・・・普段そっちはあまり触れないので全然知りませんでした(汗)
来年の国際カンファレンスでいっきに完成版のNext-Lで世界進出ですねっ。

松崎裕子松崎裕子 2008/12/01 11:48 財団法人渋沢栄一記念財団の松崎です。記録作成、お疲れ様でした。

さて、ひとつ訂正をお願いしたい部分があります。「はじめた当時はまだ実業誌研究情報センターのようなものはなかった」とありますが、「実業史研究情報センター」はすでに活動を開始しておりまして、存在していなかったのは「企業史料管理」や「ビジネス・アーカイブズ」に関わる資料や情報資源のほうです。

そういう情報資源が必要なのでBA通信をはじめた、といういきさつです。この部分ご訂正くださるとありがたいです。よろしくお願いします。それでは。

min2-flymin2-fly 2008/12/01 15:57 > 松崎裕子さん
コメントいただきありがとうございますm(_ _)m

ご指摘を受け記事内容を一部修正しました。
申し訳ありませんでした、
これで大丈夫そうでしょうか?

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