Droid48 がちょっとすごかった件
Nexus5 を入手してからこちら、HP 電卓の ワナビーとしては、見つければ試してしまう RPN 電卓アプリ。
世の中 HP電卓マニアは一定数はいるもので、いまどきのスマートホンは関数電卓サイズなのだから、作りたい・使いたいユーザは思っていたよりたくさんいるみたい。エミュレータみたいなのから、HP風? なのまでいっぱいソフトがあるのです。わたしもそんな一人なので、最初は喜びつつ遊んでみるも、最終的には「やっぱり本物のキーをぱちぱちの方が楽しいよね・・・」というところに落ち着いちゃう感じ。
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.ab.x48
Droid48 も そんな感じで入れてみたのですが、手慰みに 負数の実数乗 -2^1.5 をやってみたらちょっとびっくり。
(0, -2.82842712475)
i を使わないタプル表示なのも感動(プログラマ的には嬉しい)ですし、なにより、ちゃんと実部が 0になっている!
本物の関数電卓でも、「関数電卓マニアの部屋」さん情報 によれば hp35を除きこの計算を正しくできるものはないし、その hp35 でも "1,5i0" のように「複素数でよろしくね」と電卓に知らせるトリックを使わないと解が得られません*1。プログラミング言語処理系でも、処理できるものでも実部に誤差が乗り 0 にならない ものがほとんど。
この Droid48 は関数電卓としてかなり気合が入った計算の実装がなされていることが想像されます。
そうすると i の i乗もやってみたくなります。[i] ボタンが無いけれど、(0,1) って入力すればよいかな?
(.207879576351,0)
わぉ!すごいです。
という、なんか適当に遊んでいたら想像以上にすごかった的な小ネタでした。
*1:本家のhp48ではどうだったのかしら?