みねこあ

mineko. A! ―from mi-neko online.

2013-09-08

[]無限論の教室 00:14 無限論の教室 - みねこあ を含むブックマーク

カリー=ハワード同型対応を知ったとき、わたしは感動できませんでした。なんというか「ふーん」という感じで、call/cc と排中律の対応を知ったときにくるゾクゾクゾク、と背中に来るような感激をわたしは体験することが出来なかったのです。

感動できるわけがないのです。だって、わたしは「排中律」を知らないのですから。

これはわたしが論理学にあまりにも疎いということで、まずいなぁ、ということで、にわかに勉強をし始めています。あちこちのサイトの「おすすめ本」を買いあさってみたのですが、気付けば 野矢茂樹さんの本ばかりになっています。うーむー。

その中でも抜群に面白かったのが、「無限論の教室」です。

無限論の教室 (講談社現代新書)

無限論の教室 (講談社現代新書)


本作は、名物教授と、たった二人しか集まらなかった講義の、対話形式で書かれています。タジマ先生はいい感じに変人で、タカムラさんは意外な押しの強さとひらめきと理解力の良さを見せつけますが数学はちょっと苦手。「ぼく」は数学が得意で決して無知ではないのだけれども、それが知識でしかないきらいをみせます。

なんだか数学ガールみたい。

わたしとしては、無理数は数じゃない(ジェネレータである)、可能性無限(無限に数を作り出すジェネレーター という本質)という説は新鮮で、とても素敵だな、と思いました。無限って深いのね。

問題の「排中律」も中程に出てきます。が、そこはなんだかどうでも良いと感じてしまう心地よさがあって、この感触はやっぱり数学ガールに似ているな、と思いました。

2013-07-21

[]ヴィシー・フランス(山崎雅弘 戦史ノート) 14:18 ヴィシー・フランス(山崎雅弘 戦史ノート) - みねこあ を含むブックマーク

「今の自民党の言っていることって、ヴィシー・フランスの『国民革命』にそっくりだ」というのをどこかでみて、なんかいい本無いかな、と Kindle で探してみた次第。雑誌の特集1つぶんくらいの分量で、こういう本がいつでも手に取れるというのは、電子書籍ってとても良いな、と思っています。

ヴィシー・フランス

ヴィシー・フランス

ヴィシー・フランスは、ナチスドイツに敗戦後のフランスで発足した政権で、後に連合国側に逃れたフランス民で構成された「自由フランス」に敗れ、ナチスに迎合した戦犯政権のように言われていたと記憶しています。

学校で習ったときは「両陣営にそれぞれ『フランス』がいるなんて、チートというか、頭良いなぁ」と思ったのですが、逆に言えばそれだけしか記憶にない存在ですので、これを機にちょっと勉強してみようと思った次第。

さて、ヴィシー政権の「国民革命(フェボルシオン・ナシオナレ)」とはこんな感じです。

フランス革命以来の「自由、平等、博愛」という『軟弱」な思想が現在のフランスの危機を招いたという認識から、ペタンはそれに変わる価値観として「労働(トラヴァーユ)、家族(ファミーユ)、祖国(パトリ)」の三つを提言し、ナチ党の世界観にも通じる国家社会主義的な価値観で、新たなフランス社会を築こうと考えた。

なるほど、確かにそのまんまかも。

わたしは、マイノリティ側に立つことが多いタチなので痛感するのですが、日本は本当に「自由」も「平等」も「博愛」もないなぁと、感じることがあります。なんというか、「自分たち」じゃないものにたいして狭量なんですよね。それはどこの社会でもそうなのかもしれないけれども、人間としてはそうなってしまうものなのかもだけれども、「狭量であることはいけないことだ」という建前でも持っていれば、それなりの抑止力にはなると思うのです。

ただ、「苦しい時期にはみんなで力を合わせて頑張ろう」となるのも自然な流れなんだよな、そうすると「好き勝手やってる」人を容認できなくなるのも仕方ないのだよねとも思います。難しいですね。

さて、そんな「知りたかったこと(=国民革命)」以上に、面白かったのが ヴィシー政権を取り巻く時代背景。その当時のフランスの政権と国民のいろいろな背景、ヴィシー政権がどのように立ち上がり、多くの国民の支持を得、フランス人がそのときなにを考え、そして何故に当初の支持を失っていったのかという流れを、なるべく中立に書こうとしている本書籍に、かなりの好感を覚えました。それでいて全体にコンパクトにまとまっているのも良いです。

これはいいものだ〜、と思ったので、シリーズから何冊か買ってみたのですが、どれも面白いですね。特に沖縄戦は本当に面白かったです。

このシリーズであえて苦言を申すなら、本ごとに横書きだったり縦書きだったり、フォントが小さすぎたりすること。どうも初期のモノは横書き極小フォントで、それがだんだんと読みやすい方向に修正されていったという感じです。沖縄戦は初期なのでかなり読みづらく、ヴィシー・フランスは後期なのでとても読みやすかったです。

何かのニュースをきっかけに、背景に興味を持ったときに、ちょっと買ってみて勉強するのに、ちょうど良い分量と踏み込み度合いのシリーズです。


[]憲法がおしえてくれたこと 14:18 憲法がおしえてくれたこと - みねこあ を含むブックマーク

「もし高校陸上部の女子高生が日本国憲法を読んだら」的な本ですが、もしドラと違って書いているのは 著者が専門家であるということ。

憲法と高校陸上部の接点がわからないとか、「その女子高生の日々が輝きだした理由」なんんてサブタイトルが宗教っぽいとか、いろいろ怪しげな本ではあります。けれども中身は非常にまともな「憲法とは何か」の入門本。どうにか手にとってもらおうというあがきというか、そういうものがにじみ出ています。


実際、読み始めてみると、もしドラと違って、女子高生に萌ゆる層がターゲットでなく、中高生がターゲットの本でした。けれど、子供だましなんて事は全くなく、むしろ大人こそ読んで欲しい内容です。

憲法を片手に女子高生の現実におきる様々なイベントを扱っているのですが、扱いやすい(誰もが異論のない/親や先生の意見と矛盾しない/キレイ事をいっても現実と乖離しない)問題だけでない、きわどいところにも容赦なく踏み込んでいて、例えば、

「山川がヌード雑誌を読んでいます」

中学の頃から風紀違反にはことのほかうるさいゆきは、鬼の首を取ったように担任の眞島正に報告した。結果、幸太の漫画雑誌は没収されたしまった。

「エッチな雑誌を学校に持ってくることはよくないと思うけど……、でも何もそこまでしなくて良いのに」

そうつぶやくうたこに、ゆきはきっとなって言い返した。

「規則できまっているんだから」

「規則?」

「高校生にはいやらしい本を見せるなっていう県の条例があるの。知らないの?その規則を破った山川が絶対に間違いなく100パーセント悪い」

ゆきの母親は中学校のPTAの会長をしていた。「大切な子供たちを現代社会にまん延する有害なものから守りたい、子どもたちみんなに健全に育って欲しい」という思いから、有害図書規制をはじめ、深夜の外出禁止、青少年への淫行・わいせつ行為の禁止などからなる「青少年保護育成条例」をさらに強化すべく、今でも日々、署名活動に励んでいる。さらには機会あるごとに県議会議員への働きかけも行っているのだ。そんな母の姿を見てきたゆきにとって幸太の行為はまさに悪であり、先生たちの行為は当然のことなのである。

おー。勇者だ。

こういう流れだと「ゆき」は敵として描かれがちなのですが、この本の素晴らしいところは、「ゆき」も「幸太」も主人公 うたこ の親しい友人として書かれているところです。

また、上記で扱っている「表現の自由」については、このあと別の事件がおきて、プライバシーよりも表現の自由が優先されるのかとか、現実におきうる矛盾や問題も避けずに論じます。これも素晴らしいですね。


* * *


うたこ の高校生活は波瀾万丈で、いろんなイベントが起きます。

髪を金髪にしたらいけないの?とか、同性愛とか、原発問題とか(なんと福島から避難してきた子が陸上部に入部するのだ)、父親がリストラとか、生活保護を受けている子が新しい陸上シューズを買ってバッシングを受けたりとか。えん罪、国旗・国歌問題などなど、もう、考えられる限りの危ういイベントで目白押しです。

理念を説いて無難に通り過ぎるのではなく、なんでもかんでも踏み込んでいき、そして憲法の理念と現実にどうなのかと、難しいことは難しいと言い、しかし大切なモノは大切という、ざっくばらんで現実的・論理的な憲法論は、この本を手に取ったときの印象と異なり、これは凄い本かもしれないと思いました。通り一辺倒な「憲法は大事、人権は大事」じゃない本ですね。

つまり、

そのルールが本当に必要なのかを、自分の頭で考えること。

それが青少年を対象にしたルールなのであれば、当事者である私たちが真剣に考えることは同然だし、それが大事なのだ。

というのがテーマであるからなのですね。

現実に存在する問題を相手に、論理的に問題の切り分けを行い、「憲法」をゲージにしてそれを推し量るという作業は、いろいろな問題について絡まり合ったまま論じたり、考えたりするよりも何十倍も頭がすっきりします。非常に整理整頓が上手というか、そんな内容に、うならされます。・・・そんな実感は本当に新鮮でした。


* * *


さて、この本を読み終えて思ったことが、二つあります。ひとつは、日本って9条どころじゃなくって、徹底的に憲法をまもってないなぁなあという実感です(^^;

第三十八条

何人も、自己に不利益な供述を強要されない。

2 強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることは出来ない。

3 何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない

「そうだね。日本だってそうだったんだ。そう昔の話じゃない。数十年前のことだ。戦中は政府を批判したとか転覆をたくらんだとかいう罪を着せられてたくさんの人が拘束され、殺された。そういう過去の反省から、憲法では国や公権力が人の身体的自由を奪うことについて、何条にもわたって厳しい条件を課している。それが”人身の自由”の考え方なんだよ

しくしく、、片山さん(T△T

もう一つは、「憲法はより弱い人の味方」だということ。これは徹頭徹尾一貫しています。だからこそ、「人々の自由も、弱い人のためには制限されるべきときもある」ということ。「公共の福祉」とはそういうことであり、決して「多くの人が眉をひそめる/嫌いだと思うことをやる場合は その自由が制限される」ではないということ。


* * *


この本を読む前と後で考え方が変わったのは、原発や沖縄の基地について。

現実を見ればどこかに置かなければ行けない物です。たとえ いずれ無くす方向にするにしても、少なくとも今は必要なものです。

原発という技術に肯定的なわたしは、原発の被害について、ついつい日本にとってのたかが半径30km と考えがちです。最悪の事故であの規模で、もっとちゃんと原子力を扱えれば今後はもっと起きがたい事態になる。それならば、原子力は割に合うと勘定しがちです。

でもその30km は 人にとっては世界の全てで、かけがえのない30km であることは失念しがちでした。

憲法は、地方は国のためにあるのではないといいます。メンバーはチームのためにあるわけではない、国民は国家のためにあるのでは無い。それは地方と国の間にも成り立つ関係です。一貫してますね。個人の尊重・幸福を追求する権利の、いわば延長線上です。

そう考えると原発問題はそれはダムに沈んだ街と同じ話で、「万が一」にも失えない物をみんなの為に差し出せ、というシンプルな話なんだなぁと。

「(うさんくさい)クリーンエネルギー」とか「放射脳」とか「トイレの無いマンション問題」とかとか 「原子力(という技術)は悪か?」論に目がくらめば、わたしは原子力を擁護してしまうけれども、シンプルに地方が国のためにあるか、国が地方のためにあるかという話と捉えれば、それはもう技術の話じゃない。

もし、地方がそれを望まないのであれば、多数であり強者である国が押し切ったり決めるのは正しいことなのかと考えると、再稼働反対という動きを 否定しきれなくなってしまいました。


* * *


最後に時事ネタ、憲法96条先行改正の問題。わたしは9条を変えるのは良いとおもってますが、弱者である個人の人権を、強者である国家や多数派にかかる「めいわく」で制限できるようにしてしまう自民党案や、96条の先行改正には反対です。

「いや、じつは憲法には、らんちゃんのような少数者の権利を実現する仕組み、いわゆる違憲審査のことも書いてあるんだよ。それがこの第八十一条と第九十八条なんだ。もしも少数者の権利w不当に侵害する法律があったらそれは憲法違反だ、無効だと、裁判所が判断する。多数決による横暴は許さない。多数決の民主主義に歯止めをかける。それが立憲主義なんだ

「立憲主義?」

その時代の多数派が賛成したとしても、やってはいけないことを定めるのが憲法ですし、弱い人の味方である憲法が、多数派という強者であれば容易く改正できてしまうようにするのは、間違っていると考えています。


* * *


話題が身も蓋も無いものばかり、つまりごまかしが無いのが本書の売りです。本書の装丁読者どおり、中高生に是非 読んで欲しいと思いますし、大人が読んでも学ぶことの多い本です。

できれば、中高生にこれを題材に読書感想文を書いて欲しいな、と思いました。つまりそれだけ学校という場には、それだけ憲法に背くことが蔓延していて、単なる読書感想文が波乱を呼ぶだろうなということです。

2010-10-14

[]天体の回転について 22:15 天体の回転について - みねこあ を含むブックマーク

小林泰三さんの同名SFにつられて、せっかくなので読んでみたり。

天体の回転について (岩波文庫 青 905-1)

天体の回転について (岩波文庫 青 905-1)

岩波文庫版は、原著第一巻だけの訳になっていて、どちらかというと当時の時代背景や世界観を読むためといった体裁になっています。すっごく薄くって、「えっ?たったこんだけ??」と思ってしまうので、お気軽に読めちゃうかも。ガリレオの「星界の報告」の時も思ったのですが、当時の科学レベル的に今時代の人なら専門知識のない非人でも普通に理解できる程度の難易度で、とても読みやすいです(旧漢字満載でまったく改行のない文体を除く)。

新鮮だったのが、なぜ当時の人々(賢い人)が地球を宇宙の中心と考えたかという下り(それを否定するためにコペルニクスがまず説明してくれる構成)。

土や水といった重いものは下に落ちていき、煙や火といった軽いものは上に登っていく直線の運動をします(そう、空に立ち昇る煙を斥力的に捉える観点も新鮮でした)。落ちていき落ちていき、落ちきった終点・・・そこが世界の中心だから、地球が世界の中心なのです。なるほど!万有引力という考え方はまだなくって、世界の重力の中心が世界の中心という考え方はなるほど自然です。そっか、星の動きだけをみて地球を世界の中心でないと考えるのは、「じゃあ、重力は?」となるかもしれない、と思ったり。

・・・単に宗教的盲目によるものと考えがちだったけれど、やっぱり天動説は科学なんだなぁ、と思ったり。

ていうか、煙が空に立ち昇る力と重力、回転運動は別のものと しっかり知識がしきられていて、万有引力の存在も自分が世界を観測して考える前に知ってしまっている、そんな世界に生まれてきたわたしにとって、コペルニクスの学説よりも、コペルニクスが間違っていると説く為に説明する当時の常識のほうが新鮮で面白かったりです。

mogimogi 2010/10/18 09:47 野暮な指摘ですが、日本のお金は傷付けたりしちゃらめらめですよ!(確か)
みねこさんにとってはサインであっても。

minekoaminekoa 2010/10/23 00:49 だがまって欲しい。二千円札は果たしてお金なのだろうか。

(..蛇足ですが、勿論冗談です)

2009-10-17

[][]立体で見る[星の本] 13:12 立体で見る[星の本] - みねこあ を含むブックマーク

最近なにかとお疲れ気味のわたし。癒しを求めてこんな本を買ってしまいました。

星の本 (福音館の科学シリーズ)

星の本 (福音館の科学シリーズ)

この本は、赤青の立体めがねをかけると、星の地球からの距離に基づいて立体視できる素敵な本。

星好きさんとか科学少年さんには、星座の星々はそれらの距離はバラバラで、たまたま地球から見たときに並んで見えるだけ・・みたいなのは常識ですが、そういう知識と それを視覚化して見せられるのは別だなぁ、と思いました。

というのもわたし、距離の話は星座が崩れてしまって成り立たなくなってしまって、面白けれど無粋なネタだと思ってたのですが、

たとえば白鳥座は,まさに飛びたとうとするようにその両翼を曲げ,首を持ち上げるかのようにみえますし, 巨大な棍棒を持つヘラクレス座は,大きな体を自在に折りまげて,力をこめて武器をふりおろそうと身がまえています。

とんでもない!そう、星座を立体で見るのは 2D絵がフィギュアになったような感動があるのですね(なんてヲタなたとえ...orz)。

夜空であれがデネブ・アルタイル・ベガ星座を見つけることができる 星見ちゃん こそ、うわぁ・・と感動できる本です。

まにまに的にも超おすすめです!

abee2abee2 2009/10/18 17:03 MVCについての日本における古典的なドキュメントとして、青木さんの「使わないと損をするModel-View-Controller」は皆さんに一読してもらいたいものです。 http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~atsushi/Documents/MVC/page1.html http://www.jac-net.com/~tarzan/smalltalkers/mvc/mvc.html

umejavaumejava 2009/10/19 08:31 WebのMVCですが、Domain-Driven Designの言葉で語れば混乱は生じないと思うんですよね。http://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/technical/DDDEssence/chap1.html

minekoaminekoa 2009/10/20 02:29 >> abee2さん
>皆さんに一読してもらいたいものです。
本当にそう思います。名前かぶりのWeb の MVC のせいで「古典」と補記がついてしまうからか、「過去のモノ(にちがいない)だからスルー」となりがちに感じられて、それは勿体ないですよ〜、、と、思ってしまいます。

>> umejava さん
DDD は買ったはいいのですが、ほぼ積読になってしまっているので 大変耳が痛いです...(^^;
これを機に再チャレンジしてみます。

2008-05-17

[][]電子ブックを買えない不幸 21:36 電子ブックを買えない不幸 - みねこあ を含むブックマーク

あたしの部屋の文庫タワー。まだまだ高さに余裕はありますが、地震とか起きるともう持たない高さになってきています。

f:id:minekoa:20080517210917j:image

で、そろそろ電子ブックを真面目に考えたいなー、シグマブックとかあったなー、とか思い出してウェブをブラブラしたのですが、これが壊滅状態。 むー、不満を抱えつつも何かは買えるとは思っていたのに、まさかナンにも買えないとは...orz

シグマブックは電子ペーパーを使った見開き型の画面が魅力の電子ブック。新書サイズより一回りだけ小さいだけの画面も素敵ですし、それが二つもあるのはもっと素敵♪、おまけに電池も大変長持ち!、な、とっても魅力的な端末でした。

猫も「いいなー」とか思っていたのですが、そのお値段と、ちょっと見づらい青い電子ペーパー、そしてなにより、ガッチガチの著作権管理によって、自分でPDF化したコンテンツとかも見れないのがネックで見送ってました。まー、だけど、そこら辺は我慢して、買おうかしらと思ったのです。(後継機が出てるかな?という期待もありました)

・・・が、現状ではもうシグマブックは無くなってしまったようです。(一時1万円代で投げ売りされていたみたいです。知らなかった・・がっくし)一応後継としては、ワーズギアというのが出ています。

ワーズギアは文庫の置き換えと iPod みたいなマルチメディア化を狙ったちょっと方向性の違う端末で、画面が1画面化、液晶化、小型化してしまってます。まー、これはこれで良さそうと思うものなのです。

Words Gear ワーズギア 携帯読書端末 マルチBookプレーヤー BKE-T3

Words Gear ワーズギア 携帯読書端末 マルチBookプレーヤー BKE-T3

が、こちらも生産終了。 Amazon 在庫は無しです(直販サイトではまだ4万円で買えるのですが、Amazon価格は2万円台だったらしい)。


なにもΣの系譜に拘らなくても良いじゃん・・とは思うのですが、ソニーのLIBRIe も生産終了。後継の SonyReader も Amazon の Kindle も日本では買えません。

電子ブックは決まって発売前は騒がれるのだけれど、いざ「買いたいな」と思うと無いのはちょっと痛いナー。


* * *


何で潰れたかは分かり切っていて、著作権管理でガチガチの端末バッカだからだと思います。紙の本より不便になって、なのに高いお金はらう理由なんてないじゃん・・というわけ。紙版より見にくい電子版なのに値段はほとんど紙版とかわらないですし、取り扱いは不自由ですし。

ヘビーな本読みにとっては収納スペースという利点がある電子書籍ですが、それ以外のフツーの人にとってはデメリットしかないんだもん。なのにヘビーユーザの使い勝手が悪いように著作権管理を名目にダメダメ端末だされたって、そりゃ売れませんよ・・とか思ってしまいます。

フツーの人にとってメリットとなる電子書籍はきっと

  1. 興味を持ったときにいつでも買える(絶版にならない & オンライン購入)
  2. 安い
  3. でかくて重い本が軽くなる(技術書とか)

かなぁ。現状、それのどれも満たせてないものね。

ギークなアーリアダプタにとっては、PDFが読める解像度の高くって軽い端末でよくって、そんなのでもあればきっと売れるのにね。と思います。(SonyReader はそんな感じっぽいらしいけど)

私としては Σブックで そのまま PDF 読めれるやつなら、それだけで良いのですが。

ちなみに私のちょっと前の妥協案はダブレットPC で、そんなこんなで当時 X41タブレットを 買ったのですが、重いわ大きいわで、ブックリーダとしてはイマイチ使えなかったのですよね。(正直手で抱えながら読むのは大変辛いです)


あー、なんかでないかしらん。(やっぱり Apple 本命?)

vtwinautomatonvtwinautomaton 2008/05/18 23:16 手軽なpdfリーダが欲しいと言いつづけて早数年…中々いいのがてでこないですねぇ。

minekoaminekoa 2008/05/19 23:11 需要はありそうなんですけどねぇ。