My English Lesson Recipe 1

 2年放置した後の突然の更新でしたが、意外にも気づいてくださった方がそれなりにいてビックリしました。☆で応援してくださったtmrowing先生にも感謝です!



 じゃあこれから何を書いていこうかと思案しましたが、以前のような授業日誌形式にこだわらなくてもいいかなと思っています。授業のことも書くし、たまにはSan Franciscoで苦労したことについても備忘録も兼ねて書いてもいいかもしれません。とりあえず、しばらくはセミナーで紹介した内容を補足を加えながら書いていこうかと思っています。つまり、私の授業のベースになっている「生徒にとって居心地のよい授業作り」について。何に役に立つか分からないけど。



"My English Lesson Recipe"1


 授業の始まりはかなり注意している。というのもその10分前まで、生徒たちは基本的に黙って座って教師の説明を聞いたり、黙々と板書を写したりしている。そこからいきなり隣の人と話をするよう言われても、モードを切り替えるのは大変なんじゃないかと思う。特に進学校と言われている今の学校では、他の授業とのギャップが大きいような気がしている。なので、ためらいなくできる日本語での挨拶を最初に入れて、しっかり声を出す練習をさせている。声を出しにくい状況なのにいきなり不安な英語で発声するのは、2重の意味でハードルが高いと思う。もちろん日本語でもしっかり声が出せない、挨拶できない生徒も多いので、そういった意味でもこれは必要かもしれない。また、挨拶するときは私の目を見ているか確認もしている。何も言わないと、口は動かしているけど目線は床に落ちていたり、誰に挨拶しているのか考えていない様子が見受けられる。英語の授業だけど、コミュニケーションの基本となる「相手の存在」について意識が向くような授業にしたいといつも考えている。