『ヒミツの花園』Story#06

パシられてるようでその実4兄弟からの信頼も厚いし、ただの編集者じゃねーなとは思ってましたが、なんと花園ゆり子の生みの親は田中ちゃんだったとは。田中ちゃんにそれぞれ役割を与えてもらった瞬間の兄弟たちの嬉しそうな顔ったら。田中ちゃんは本当に“花園ゆり子”を愛してるんだな。というよりもむしろ田中ちゃんも含めて“花園ゆり子”ですよ。そら女に「私と花園ゆり子どっち取る?」聞かれて花園ゆり子を選ぶわな。どんな女でも田中ちゃんの中の花園ゆり子には勝てないって。納得。ていうか、昔の田中ちゃんが893ファッソンで今よりも断然オトコマエだったのは気のせいですか。あの田中ちゃんとファッション誌を立ち上げた頃の黒服編集長だったら、いかにもそっちの人風ではありますがかなりお似合いだったと思うわ。・・・・・・ハッまさか今のあのヘンテコファッソンは編集長と別れた反動とか・・・!?

サイン会でなくてもいずれ花園ゆり子が人前に出なければならないエピソードがあるんだろうなとは安易に想像できたわけで、それをどう料理してくれんのかなーって楽しみにしてたのですが、なんかなぁ、イマイチすっきりしない。無理だという月山に「新連載、お引き受けしてもいいですよ?」といつもの倍(企み)笑顔を貼り付ける長男に、まんまと月山をその気にさせて「ヘッヘッヘ」と乾杯する悪徳4兄弟、何故か次男の部屋でお茶を勉強そして足がしびれる長男www、花園祭に向かう車の中では当然のごとく月山助手席(ドレスなので乗りにくくてぴょこぴょこ飛び跳ねる月山)、現地では4兄弟はアシスタントでおばちゃんにまで指図されるwなどなど面白シーンはちょこちょこあったんだけど、肝心の話がイマイチなんだよなぁ。月山の言うことは正論なんだけどさ、ほんと甘いと思う。そもそもあのサイン会は田中ちゃん絡みの案件であるわけで、スケジュールぎりぎりなのに月山の会社で新連載をやってもいいと交換条件を出すほど恩義ある田中ちゃんだからこそ受けた話なわけで、それを月山ごとき(あえてごときと言う)の自己欺瞞で台無しにされちゃたまんねーっつのな。子供の夢を壊してしまうとかなんとか聞こえのいいこといってたけど、このままずっと花園ゆり子の正体を隠したままでいくつもりなんだったらむしろ黙っててあげたほうが子供の為かもしれないじゃない。それに、こういう展開にするんだったら月山からあの子へ何か一言あってしかるべきだったと思う。月山の誠実さというか真っ直ぐさを4兄弟(主に長男三男)に思い知らせるぶんにはいいし、土下座して謝った上にナイスな提案であの場を上手く収めた長男をやっぱ兄ちゃん頼りになるじゃん!と思わせてくれたのはよかったんだけど、少女漫画編集者・月山としての成長みたいなもんは全然伝わってこなくて、このドラマって何がしたいのかな・・・って今更ながら思ってしまった。半分過ぎても相変わらず主役の釈さんに全然魅力がないってどうなんだろう。例えば今回のエピソードだとしたら、皆を騙してることを気に病みながらも気丈に最後まで花園ゆり子を勤め上げ、よくやったと4兄弟に褒められるも、本当は辛くてたまらなかった、もうこんなことはしたくないしするべきじゃないと涙浮かべて訴えるとかさ、自分で書いててベタやな・・・とは思いますが、こっちの方がまだ月山に同情とか共感とかできた気がするんだけど。行きたくなかった・・・かどうかは特に予定も入ってなかったようだし定かではないけど、休日を返上して石仏ツアーに同行する編集長と比べると、口ばっか達者でプロ意識に欠けてるような気がしちゃうんだよなー。

なんつってちょっと文句を書きましたが、オトコマエ4兄弟に思う存分モヘまくることがこのドラマの肝なので、もはや月山はどうでもいいです。いいんだよ多分。
というわけで今週の4兄弟。
三男「修兄みたいなのが花園ゆり子だったらガッカリだよ」
四男「・・・確かに」
何気に酷いひなたくんwww
貧乏アパート時代の三男の胸筋ハァハァハァハァ・・・
持ち込んだ漫画をボロクソにけなされ
「お兄ちゃん・・・やめようか漫画」「これ以上兄ちゃんや智に迷惑かけるのは・・・」
あんな顔して次男のお兄ちゃん呼び可愛いなぁ。
そして小学生の頃から次男は「ひなたくん」呼びなのですね。
それに対して「俺は平気だよ」って爽やかにこたえる長男テラモエス!!!
ひきこもり時代のひなたくんもキャワ
しらすは目が怖いからやだ」とはシロイルカ好きひなたくん(18)談
“奇跡の絵画”の録画をまたも忘れる長男。あなたさほど熱心に見たいわけじゃないのでは?
またもぐでんぐでんに酔ってオウェッとなる次男
四男「航兄!!(よっぱらった)修兄何とかしてーーーー!!!」
ひなたくんかわいいよーう。
長男「酒は飲んでも飲まれるな」
でも車酔いする長男wwwww
宝塚風抱擁シーンを繰り広げる三男と編集長w
そこへ現れたひなたくん
編集長「・・・ひなたくん?」
四男「(ものっそい怯えた顔で)しゃぶしゃぶ・・・」
このひなたくん最高www奏多くん史上最高の演技と言っても過言ではございません!
長男VS三男のオトコマエバトルキター!!!
また転がる長男wwwww
「兄ちゃんに何しとんじゃぁぁぁ!!!」と叫んで喧嘩に加わる次男www
いつのまにか三男VS次男に
長男オロオロwww
なんだかんだ言っても月山を労おうとウキウキで缶コーヒー2つもってくる三男
月山にどこから持ってきたのか知らんけど(まさか常に持ち歩いてるのか?)ばんそこくれる長男

そして今回一番モヘたのが

長男「しまうま!!!」

でございました。言い方といい顔といい完璧ですw


今週の坊ちゃま

ひなたくんに恋愛相談する坊ちゃまは「心が広いからジェラシーとか感じない」そうです。そして自分が鈍感だということも自覚してるようです。
ひなた「航兄は優しいし頭いいし、見た目もいいし才能もある」
坊ちゃま「非の打ち所ないな・・・」
坊ちゃま「・・・・・・ってか航兄って誰?」
坊ちゃまバカスwwwww


編集長に花園ゆり子の正体が4兄弟だってバレた・・・・・・のか?それから花園ゆり子の正体がバレたら(人前に出るのが)マズイ理由をひなたくん一人だけ知らないのか?「兄の気も知らないで・・・」から想像すると、ひなたくんの出生に絡んだことなのかな。そんでもって頭に雪乗っけた神保さんは一体何者なんだー!?

『百識』テーマは「チョコレート」

オサレなチョコレートショップネタではポカーーーンとしてたのに、ビックリマンチョコで盛り上がるアリーかわいいよアリー。ていうか山田様と知念たん?が「ビックリマンチョコ!!」って声合わせて叫んだのには可愛すぎておもわずおしっこ漏らしそうになりました。いや、我慢してたからなんだけどね。

しかしカトカンは博識っちゃ博識なんだけどさ、ちょっとしゃしゃりすぎです。きみがよーく予習してるのは分かった。その努力も認めよう。でもきみはレギュラーだ。別に早押しクイズやってんじゃないんだから、たまにしか出させてもらえない(というより1度しか出させてもらえない)子が答えようとしてる時は黙っててくれないだろうか。きみならそれぐらいの機転きかせられるはず。その一方で最初と最後でセリフ喋る以外は置物状態なヘンな前髪の人もいるわけですが。


それはさておき、日本で最初のバレンタインチョコをイノッチが食ってしまったということよりも、昭和11年のチョコをバリバリ食ったイノッチの身体を心配するべきだと思うの。

三崎 亜記『失われた町』

失われた町

失われた町

30年に一度起こる町の<消滅>。忽然と失われる住人たち。原因も理由も分からない。消滅の<余波>を防ぐためにはその町の地名や住民の写真など、痕跡が分かるもの全てを消し去らなくてはならない。大切な人を失った者。帰る場所を失くした者。喪失感を抱えながら日常を送る残された人々は、失ったことを悲しむことすら許されない。町の消滅によって人生を狂わされた人々が、運命に導かれるように失われた町、月ヶ瀬に集う。


内容に触れてます。

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