『リスクの神様』第3話

戸田ちゃんにメール送ったり悪口を流してるのは山口紗弥加だと思ってたんで、実は戸田ちゃんに嫉妬してたってなカミングアウトだけでちょっと肩すかし。
てかここで山口さん退場なのか?。となると対策室以外の視点がなくなってしまうんだけど(鋼太郎さんVS小日向さんってのは縦軸(のひとつ)だろうから)。
って、ああ、満島ちゃんの弟がいるのか。となるとこれから新キャラが出ない限り戸田ちゃんに対する悪意の主は恋人である満島弟しかいないってことになるわけだけど、自分よりも能力の高い彼女に対する歪んだ愛情がああいう形で出るってことはまぁありそうだけど、でもなんかあんまり・・・楽しくない。こういうのはやっぱ女同士のほうが燃えるんで。
ていうかそれよりなによりこれだけ濃いメンバー集めてるってのに一向にキャラ立ちしてこないのがなぁ・・・。もっとこう、それぞれの腕を活かしてチームで危機に立ち向かう的な、初回を見た感じではそういうタイプの作品だと思ったんだけど、金で解決できることは金で、それが無理なら会見で謝罪しましょう&その背後でサンライズ物産の目論見は達成しましたって、危機の中身こそ違えどやってることは毎回同じっぽい印象を受けるのよね。強請りライターに払った金の本当の目的は口止め料ではなくスキャンダル発覚のタイミングを遅らせることで本命である代議士のスキャンダルから目を逸らすことだったわけで、会見でも本当のことは何一つ言わず丸く収めたってなことで今回は1.2話とは違うんだけどさ、それでも同じに感じる。
キャラ説明だった初回は楽しめたけど、危機をひっくり返すのに痛快感も爽快感もなけりゃカタルシスもないから3話にしてもう対応の過程に飽きつつあるもん。キャラもつっつんと泯さんの話以外初回から一向に掘り下げはなされないし。
危機管理に爽快さや痛快さなんてあるわけがないし、カタルシスが欲しいなら半沢でも観とけと、キャラ売りするドラマじゃないんでっていうならこんな特濃メンツ集めんなよってな話よ。
つーか名高達男がこれだけ強く「そんな女はいない」と言い張るのは『女に見えるけど実は男』だからなんだと信じ切ってたのに!!!!!ガッカリだよ!!!(わたしの脳がなw)。

『ホテルコンシェルジュ』第3話

単なる宿泊客かと思いきやホテルでお茶会する(そのために宿泊してる)んだったら事前に打ち合わせしておけよと。花を渡したいってのは突発事項だとしても、あれだけあからさまにNGだってんならそれこそ若村様が何があっても桔梗だけは使うなと言っておくべきだろう。桔梗でいいかと確認しない新人も新人だけど、新人のすることを最終確認しない若村様にも責任あるよね。
とは思ったものの、途中までは完全に女好きのチャラ野郎にしか見えなかった大東兄さん演じる歌舞伎役者が優しすぎて(あれだけチョコがないと彼女に振られちゃうとか言ってたくせに、彼女にチョコ渡した直後に「まゆちゃんとデートしてもいいですか?」と少女を連れてっちゃうって、彼女放置かよとw)、結果オーライってことでってな気分にw。
初回も前回も爽快とはちょっと言えない後味で、それがこのドラマのカラーだったりするのだろうか・・・とか思ってたんだけど、今回はすっきり爽やかで、こういう話ならば気楽に見ていられるよね。
ていうかもう惣太郎さんが抱えている大きすぎる父親の存在と自分の芸を見て欲しいという複雑な感情、そういうものにわたしが好きな歌舞伎役者を投影してしまい惣太郎様に肩入れしたくなってしまったわけですが、でもそういう気持ちがあるなら性別に関係なくファンは大事にすべきだろうに、尾美としのりの番頭さんのことは徹頭徹尾眼中に入れないってのがww。優しいのは女にだけかw。
わたしでもわかるフランス語をたどたどしくお話する尾美としのりは可愛かった。そんな人とも繋がってんの!?ってなネタは時々入れてほしいわ。
そしてさりげなく小関くんが老舗旅館の跡取りってな設定が投下されましたが、山田くんは子持ちだけどしばらく会わせてもらえてないってなにそれ!?。

『刑事7人』第2話

まんまこと→刑事7人と続けて録画してるんだけど、両方とも男の入浴(銭湯)シーンがあってワロタw。こっちは多分今回だけでしょうが(いや評判次第によってはまたあるかもだけど)(高嶋兄が)、NHKの時代劇とテレ朝の刑事ドラマであることを考えるとどこ向けだよ感が否めずw。
液体窒素で凍らされた死体という掴みはいいのに結局病死でしたってな残念真相は初回と変わらずのガッカリ感ですが、野心マンマンのリケジョ(笑)に恋する冷凍人間・橋本さとしはまるでオペラ座の怪人のようでした・・・ってのは言い過ぎですかね?w。

藤井 太洋『オービタル・クラウド』

オービタル・クラウド

オービタル・クラウド

方々でこの作品名であり著者名を目にするもんで、SFが理解できない私には無理だろうと思いつつも挑戦してみました。
やはり大枠というか、あらすじレベルでは理解できているとは思うもののそこから一歩踏み込もうとすると途端にぼんやりするというか、よくわからないってな状態になってしまうものの、それでもぐいぐい引き込まれました。人種性別年齢問わず、登場人物たちがほぼほぼ超人か変人かその両方で、その人たちから放出される熱量がすごいんですよ。
宇宙開発という分野における先進国(主に米国)に対し元JAXAの人間が北朝鮮の衣を被ってそうではない国々の熱意はあるのに研究環境が与えられない研究者たちのために道筋を作るべく喧嘩売るってな話で、CIAだの北朝鮮工作員だの中国のスパイだのが絡む中、中心となるのが日本の民間人2人・・・という、ものすごくアホっぽい表現をするならば宇宙を舞台にした電脳バトルということになると思うのですが、そこまでSF寄りじゃないというか、いやSFなんだろうけど前述したように「物語」としてしっかり読ませてくれるんですよね。それはやはり熱量に引っ張られたからだと思う。SF的に優れているかどうかってのはSF脳がない私には判断できませんが、読み物として充分面白かった。