『勇者ヨシヒコと導かれし七人』第7話

ミュージカル回きたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
これまでは1場面だけというか、話の中での演出の一環(それも突発的なw)としてのミュージカル要素だったのに、今回完全全編ミュージカルじゃないですか!ていうかミュージカルありきで内容(ドラマ)皆無じゃないですか!(笑)。なんやかんやで玉手に入れましたってその「なんやかんや」が大事なんじゃないのかよ!(笑)。
予告にいたので浦井くんが出ることだけはわかってたし、新妻さんもいかにも出そうなんで「やっぱりね」ってなもんですが(まさかダンジョーってかタクマシーンの離婚ネタに絡めての「新妻」だとは思いもよりませんでしたがw)、驚いたのは今拓哉ですよ!!!。
は!?は!??本物きたああああああああああああああああああああああああ!!!!!!って思わずベッドから転がり落ちたわ!!
歌のクオリティ高すぎて、かえって笑えてくるというねw(浦井くんだけ音楽ナシでアカペラかつ上がって下がっての難曲とかイジメか!!w)。
曲調と歌詞とかレミゼパートの作りこまれっぷりをみるに観たことないベルばらも美女と野獣もおそらく同様のクオリティなのでしょうが、ていうか東宝→四季→宝塚の豪華メドレーを聞けるってか見られるとかちょっと意味がわからないというか、これマトモにやったらえふえぬえす歌謡祭で目玉企画になるのに!とか5話を思い出しつつ思ってたらトドメに大地真央
こんなメンツ舞台ですら難しいのに(浦井健治新妻聖子今拓哉までならありえるし、壮一帆さんはどんな活動をなさるかまだわからないけどキューブに所属だそうなので可能性としては充分にあるけど、そこに大地真央が加わると途端に実現味が薄くなるよね?)最後に全員揃って(大地真央さまだけは別撮りかもだけど)歌って踊ってのフィナーレ見ながらテレ東なにやってくれてるん・・・このメンツ集めてコレってなにしてくれてるん・・・と本気真顔になってたらさらにダメ押しとばかりに木根尚登宇都宮隆
なぜここで木根尚登宇都宮隆!?どっから(その発想が)出てきた!?
ってかミュージカルのひとたちはよくぞ出てくれた!!ですが、TMのお二人はなんで出たの・・・・・・としかw。
あとまぁこれだけ面白いもの作れるのなら浦井くんが出てたWOWOWの某番組はなんであんなにキレがなかったんですか?と聞きたくなったけど、聞きたくなった瞬間たぶんそこには演者の技量の問題もあるよねって思ったからグッと飲みこむ。
低予算を売りにしてる番組とは思えない豪華すぎるゲストが前面に出てるけど、でもハイエナとヌーの大群は紛れもない低予算クオリティで、そこ笑いながらホッとしました(笑)。
てかライオンキングパートでスカーとの絡みで歌わずに誤魔化したのはメレブが歌えないからだとばかり思ったのに、ダンス オブ ヴァンパイアとウエストサイドストーリーとディズニーのごった煮のようなフィナーレ曲でふっつーにいい声で歌っててちょっと裏切られた気分(笑)。

『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第6話

この回は滝藤さんが不在になることがわかってるから海老名を登板させたのかと思いきや、そんな裏事情があったのかはさておき、やるかやらないかは別として世界の北野がいるなら北野に手術させろってな話に(一度は)なるだろうけど結局未知子がやることになるんだからそこでゴチャゴチャやって尺を使うのは言い方悪いけど時間の無駄なわけで、北野がやるかやらないかを省くために「NYの学会に行きました」ってのは上手い展開だなぁ。北野が純粋に“腕”だけで今の地位まで登りつめたわけではなく、権力闘争に巻き込まれないよう上手く立ち回ってきたからだってのも加地と原のボヤきでわかったし(海老名登場に「目を合わせるな巻き込まれるぞ」「合っちゃいましたー」「ばかやろ」ってな加地&原コンビのやりとりやっぱいいわー)、不在でもちょっとずつキャラクターの掘り下げをしてくるのは上手いなと思ったし、そうやって育ったキャラクターの最たる者が海老名なんだよな(でもこの期に及んで名前間違えられてたけどw)。
もうあの「チェンジ&チャレンジ!」でニッカリすんのとか手術を終えて両部長に「勝った!!」って拳上げんのとか、視聴者感情として抗えないもんね(笑)。『お前!失敗しないので!!』ってなんという説得の仕方(笑)。
蛭間とピン子の権力闘争には全く興味ないんで縦軸としては(今期を通しては)正直そんなに面白くはないんだけど、海老名が下剋上という勝負をする決意をキメるのに同じような立場の“シュリンプ博士”(海老にシュリンプてw)との友情という医者という特権職とか関係なく誰もが共感できるキッカケであり引き金を用意するとか毎回視聴者の気持ちを惹きつけるのがほんと上手いよね、ドクターXは。
ってところで次回はついに北野メイン回ということになるのかな?。北野というキャラクターを上手く使えるかどうかが今期の評価になると思っているので、期待します!!。

『獄門島』

放送前に原作を何度目かの再読をしたうえで事前の番宣やらなにやらを見るにかなりの改変がなされるのではないかとあらゆる意味で覚悟をして臨みましたが、三姉妹のビジュアルを見た瞬間諦めかけたものの内容としてはほぼ原作通りと言ってもいいのではないかという忠実っぷりで驚き喜びしてたら和尚との対決シーンから超展開が待っておった(笑)。
いやあ・・・・・・「無駄無駄無駄無駄ァ!」と絶叫し「お前の犯した殺人は完全に無駄ですおつかれさまでした!ザマアミロ!アハハハハハハハ!」と哄笑した挙句ドウと背後にぶっ倒れるいやお前が誰よりもキチガイだよ・・・・・・・ってな金田一を見せられるとは思ってもみませんでした。あまりにも予想外の方向から球が飛んできて頭を直撃したってか、斬新とかそういうレベルじゃなかった。
で、獄門島の肝は三姉妹の異常な殺され方とかその犯人が島の重鎮三人であることではなく「そもそもの始まりは復員詐欺でした」というところにあるわけで、その「な、なんだってええええ!?」感を強調するためにとったのがこの演出でありこの金田一像だというならその判断でありチャレンジ精神は評価するし、このエキセントリック・・・というかもう一度書いちゃうけどキチガイ染みた金田一の言葉攻めを受けたらそら和尚も頓死するわな・・・という説得力があったし、ていうかそもそも探偵なんて人種はどこかおかしいんだよね。そんな人が戦争に行って沢山なんて言葉じゃ言い切れないほどの無意味な死、自分の力が全く及ばない無意味な殺人を見て、見届けて、戻ってきたらまたもや無意味な殺人を犯す奴がいて、何故人は人を殺すのか、その理由を知ることが生きる理由となっている、それしかない自分の愚かさを、自分こそが無意味であることを、突き付けられてしまった。
だから「無駄無駄無駄」「おつかれさまでした!」ってのは和尚たちだけでなく自分自身への言葉でもあるんじゃないかな。そしてそのまま死んだようにぶっ倒れた金田一は、その瞬間ほんとうに一度死んだのだとわたしは思う。ここで一度全身全霊で怒りを放出したことで、感情を爆発させたことで、金田一耕助はもう一度金田一耕助になる、ということなんじゃないかな。
自分のしてることの無意味さを知り、それでもやっぱり人が人を殺す理由を求めて事件に関わり続けることを選ぶ金田一は、たぶんもう二度とこんな風に感情をあらわにすることはないんだと思う。その身のうちに怒り、憤りを宿しながらもそれこそ風采の上がらないニコニコとした人懐っこい男になるんじゃないかな。
つまり何が言いたいかというと、獄門島を経た博己くん金田一が観たいです!!!ということなんですけどね(笑)。
最初からそういうつもりで、復員直後の金田一耕助を描きたいから獄門島という作品をチョイスしたのだと、これは言わば“掴み”であってこれから長谷川博己金田一耕助が始まるのだと、そう期待しつつ(言霊!)、でもこれからは謎解きというか犯人を追いつめる場面はもうちょっと「聞きやすく」してほしい。原作を読んで謎解きをしっかり理解してるわたしですらあまりにもあまりな金田一のアレっぷりに途中で「聞くこと」を放棄したもの・・・。

『べっぴんさん』

すいませんわたし紀夫さんより栄輔派なんです・・・。
なので紀夫さんが戻ってきた時点で栄輔が幸せなすみれさん(とさくらちゃん)を見てられへんっつってどこかへ行ってしまうのではないかと思ってたら紀夫と栄輔が取っ組み合い?してそんでなにやら紀夫さんが「居場所がない」っつってどこかへ行ってしまうような次週予告で、これもしかして栄輔が完全に間男(悪者)ポジションになってしまうのではないか・・・?と心配と興奮でドキドキしている。