『逃げるは恥だが役に立つ』第8話

クソクソッ心配して損したー!
どちらも決定的なミスを犯したと思ったし、普通の男女ならどうにか折り合いつけられるとしてもみくりも平匡さんもそれぞれ拗らせてるわけで、歩み寄る術持ってないだろうしどうすんだよこれ・・・と思ったら、なんだよおまえら会えない時間で愛育てちゃってんじゃねーよー!!
と、その前に
横田栄司が社長で高橋洋が課長(?)で古田新太が影の実力者ってなんだよこの会社!!!!!
結構立派なオフィスビルに入ってるし、今まで見てた限りでは普通に真っ当なソフトウエア開発会社(だっけ?)に見えてたのに、社長がこんな人だとわかった途端俄然怪しげな会社になったんだけど!!!
サーバー止めるっていうんだからしょうがないじゃないですかって言い訳する洋さんの心底厭そうな顔たまらんすぎる!!!
ていうかこれまではどちらかと言えば地味なスーツを着てる印象だったのに洋さんってば今回はグレーにチェック地のジャケットの下にピンクのセーターとカジュアルな格好だったんだけど(カッコいい!カッコいい!!)、外勤(他の会社と会う)予定の日は地味なスーツで内勤の日はコレですか!?そういうひとなんですか!?やだもう・・・・・卑怯っ!!。
ハッ!?いや違う!?もしかしてこの日はおデートだったりしちゃいますか!?仕事の内容関係なくプラベ予定によって明らかに服装違っちゃう感じのひとだったりしちゃいますかっ!?それはもう給湯室で女子社員が全力でひそひそしますよ!?(つーかこの会社女子社員いるのだろうか)。
で、洋さんと葉山くんの間で交わされた会話が沼田さんに聞かれていたことは「おくちチャック」という無難なところに一旦は落ち着いたものの、リストラは不可避な状況になってしまうようで、優秀な人材は他でもやっていけるだろうってんで平匡さんがリストラ対象になってしまい、それに伴う経済状況の変化によりみくりとの契約結婚の内容も再検討・再構築しなければならないことに・・・ってな感じになるのかな?。
なんかもう・・・今回を見ちゃったらどんな困難というかトラブルというか、そういうことがあっても平匡さんとみくりはそれによりお互いをより理解することになるんだろうなとしか思えないわけでさ、なんかもうどうでもいいよー!(ニッコニコしながら)としか。
だってさ、百合ちゃんと風見の会話を聞いて(あれ、風見はきっと津崎さんが起きてる(聞いてる)って気づいててああいう話をしたんだよね。居酒屋で挑発したのも津崎さんの本音を引き出そうとしたというか、津崎さんの感情を揺さぶろうとする目的だったんだろうし)(それにしても風見さん・・・中学時代はどちらかと言えばあっさり系の顔なのに、なにがどうなって今の濃い系の顔になった・・・)、自分が悪かったというか「相手の気持ち」に自分が考えてなかったことに思い至り、そのうえで自分は女性経験がないんだということを、それを知られることが怖かったんだということを、10歳も年下の相手に正直に言える津崎さんの人間性といったらわたしなんぞ足元にも及ばないわけで、わたしなんぞが偉そうに心配してごちゃごちゃ言う必要なんてないじゃないですか!。
みくりのメモが読みたいだけならなにも食べなかった作り置きを食べる必要ないのに(メモだけ見ればいいのに)、みくりさんが僕のために作ってくれた食事を食べなければ、あんなことがあったのに食事をきっちり朝(昼)晩と用意しそれぞれに付けてくれたメッセージを、そこに込められた想いを理解できない、理解しちゃいけない、全部食べなきゃみくりさんに向き合う資格はないって思ったんだよね平匡さんは。というか、これだけの量を食べながら、それは結構大変なことだっただろうけど、それを自分に課しながら、みくりさんと向き合うべく覚悟を決めたのであろう平匡さんは、なんて不器用で誠実な人なのだろう。
(もうさ・・・平匡さんってばほんっとつくづくファンタジーよな・・・・・・世の中にこんな35歳DTがいるわけないもん・・・)
そういう意味では今回ナイスアシスト決めてみせた風見もイケメンなりに傷ついた過去があって、たぶんそういうことが何度かあって、それで今のような考え方になったんだろうし、それでもこうやって津崎さんの応援ができる人間なわけで、百合ちゃんだっていろいろあって今の「産んでくれてありがとう!」ってな境地に辿りついたんだろうし(これ、まんまわたしの気持ち・意見と一緒でやや胸が痛いw)、沼田さんだってストレス5倍の生活を送りながらも「沼田さんは沼田さん」と言われる人間性を培ってきたわけだし、なんていうか、こんなに突飛な設定なのにみんなちゃんと生きてんだよね。今回すごくそう思った。
(・・・まぁ、細田くんのみくり兄だけはちょっと・・・アレってかアホなんだけど、でもこれはこれでいいの、細田くんだからw。ちゃんと壁ドンというしっぺ返し受けたからオッケーですw)
それが、みくり母の「無償の愛なんてないわよ、他人なんだし。運命の人なんていない。運命の人に「する」の。意志がなきゃ続かないのは仕事も家庭も同じ」という発言、いや名言に集約されるのではないかな。
ってな回のオチがみくり父による平匡さんへのハグと(笑)。平匡さんってたぶん滅多に走ったりしないだろうに、みくりさんとハグしたい一心で駆けた先にいたのはみくり父と(笑)。そして離れていながらも「早く明日が来ないかな」「ハグしたい!」という二人の気持ちはこれまでで一番通じ合ってると。みくりと平匡さん以外のキャラの掘り下げをしながらも(ここぞというところでの富田靖子の本気すごい)本筋はきっちり進めるという良く出来た話であり見事なバランス。
(あ、バランスと言えばさ、女四人による朝生の中で男が産めるようになればいいってな話をさせるにあたり、それを聞いてるみくり兄に「気色悪い」と言わせ、さらにみくり父に「俺は産みたい!」ってなことを言わせたのもしっかり気遣いできてるなーって感心したわ。なにやらこの朝生って原作にあるらしいけど、漫画よりもテレビのほうが単純に見る人の数は多いし、しかも漫画の読者よりもたぶんもっと多様な立場、価値観の人が見てるわけだから“いろんな意見がある”という演出にするのは大事なことだと思う)
あとなにがいいってさ、すれ違い入れ違いで303号室に戻ってきてしまったみくりが平匡さんが洗って丁寧に水切りに重ねてあるタッパを見て嬉しそうな顔をするカットですよ。あそこに津崎平匡という男が詰まってたし、みくりが出した答えに対する『答え』になってた。こういうのすごく好き。

『IQ246〜華麗なる事件簿〜』第7話

しゃらく様生命の危機!?ってな引きで終わったというのにいつも通り動き回ってるしゃらく様を予告で見せることになにか引っかけがあるのではないかという一縷の期待を胸に再生ボタンを押しましたが、新種の毒ガスを噴射されたもののこんなこともあろうかと事前にワクチンを開発し摂取してたから大丈夫でしたーってんでズコ―(笑)。
いやあ、さすがしゃらく様。さすがIQ246!(ていうかマリアTはIQ300なんかいw)。
でもさすがにまだ研究段階だからとワクチンの効き目がそこまでではないらしく、寝込んでしまうしゃらく様・・・・・・はいいんだけど、なんで居間にベッド置いてんの(笑)。
そこいらの医者よりも自分(の指示を受けてる賢正)(賢正がかつて医学の道を志していたという伏線がワクチン開発としゃらく様の看病として回収されるとは無駄に良く出来ておるw)(ていうか「射殺しますか」って当たり前に言う賢正にわりと本気でときめいたんだけどw、こういう人最近どっかで見たなぁ・・・と暫し考えて分かった、直江様だ!直江様の「斬りますか」だ!w)のほうが優秀だから入院などせず自宅療養ってことなんだろうけど、だったら自室で寝ればいいのに(自宅まで連れ帰ったならそれができるだろうに)なぜ居間に寝かせる(笑)。
ていうか、
奏子「顔色悪いですよ?」
しゃらく様「元からだ」
って、しゃらく様自分の顔色が「悪い」って自覚あったのかよwっていうか笑っていいのかどうかわからなくてドキドキするからこういうのやめてw。心臓に悪いw。
マリアTが自分が退屈しのぎを提供してあげてるからこそしゃらく様は退屈しないでいられるのだと、そして法門寺家は自殺者が多いってなことを言ってたけど、そういう歴史があるからこそ賢丈が「お世継ぎを」を言いまくってるのだとしたら、しゃらく様がちょっと気の毒。そらあんな顔色にもなるってなもんですよね。・・・なるか?w。


山口紗弥加は映画が好きで役を演じることに拘りをもってるものの主役にはなれない脇役タイプ・・・という女優像には合ってるものの、しゃらく様が“惹かれる”のがわかるか(しゃらく様が惹かれるほどの女か)っつったらそれはちょっとイメージじゃないなぁという感じだったんだけど(これが深津っちゃんだったら!)、作品を「私が買い取る」発言で女性としてではなく女優として好きになったってんなら納得かな(だから醜悪至極なりって言わなかったのだとしたら、しゃらく様ってば案外純情じゃねーかw)。注目を浴びたかったんだか脅迫状を自分に送りストーカーの存在を自作自演するという歪んだ面というか、演じることに対する執念も含めしゃらく様が認めるだけの才能・魅力があるというのに、それを自ら手放してしまった愚かさと、もうその演技を観ることはできないという切なさの残る余韻も悪くなく、相変わらず謎解きってか犯人に罪を認めさせるやり方は杜撰すぎるけど、しゃらく様の妹にマリアTが何をした!?ってことと、あんな衆目の中逮捕されたマリアTの目的とそのマリアTに手錠をかけることを立候補した女刑事の怪しさという次回以降への引きもあわせて今回はまあまあ面白かった。


ところで、中谷さん演じるマリアTは「全身整形」によって今のお姿になったってなことですが、実は男・・・・・・だったりしませんかね!?。中谷様のあの美貌で実は男(ちんこついてる)とかたまらない倒錯感なんだけど!。

『キャリア〜掟破りの警察署長〜』第8話

そこそこ知名度上がってる(とわたしは思ってる)のにチーフまだこんな役かぁ・・・・・・と思ったら!作品の縦軸の鍵を握るまさにキーパーソンだったあああああああ!!!。
チーフは金さんの父親が殉職したときに庇った少年で、少年チーフは射殺犯を目撃してるもそれは警察が発表した犯人とは別人で、それを知った金さんと南が調べ出したってな情報が伝わる先にいるのは近藤正臣か!?となかなかに怒涛の展開になってきて、チーフのおかげで俄然面白くなってきたわー!。
そして次回ゲストは中村倫也くん。倫也くん安定のストーカー役でございます!!。予告で流れたストーカー対照に向かって手を振っているのであろうワンカットだけでも間違いない感バリバリだし、刑事課では松本役の白洲迅くんがメインのようなんで、次回はどうやらイケメン回になりそうな予感!!。

竹吉 優輔『ペットショップボーイズ』

ペットショップボーイズ

ペットショップボーイズ

ホムセンに併設されてるペットショップでバイトしてる二人の兄ちゃんを中心に、職場の仲間や常連客、そして動物たちが毎日ワイワイやりながらそれぞれが抱える悩みやなんかを解決する作品集です。
で、

動物を扱うフィクションで大事なことは一つだけだ。動物が死ぬか死なないか―――。前者なら絶対に観たくないし、後者ならば安心して観ることができる。

「ペットショップボーイズ&サモエドスマイルズ」より

ほんとこれ。
作中では映画についての記述だけど、小説においてもそうで、動物が死ぬ物語はたとえそれが展開上必要不可欠な要素であっても嫌な私としては、この本は心の底から安心して楽しむことができました。
動物の名前が章タイトルについてはいますが、受ける印象としては動物はアクセント的なポジションであって基本は「人間」の物語。それを主人公が自分探しをする最終章で「人間」もまた「動物」であると、そう着地させたところがとても好ましい。
まぁ・・・現実はこんなにほのぼのハッピーな感じじゃないんだろうなーと、そういう思いは読みながら頭の片隅にずっとあったけど、せめてフィクションの世界ではこういう「ペットショップ」があったらいいなと思う。