『おんな城主 直虎』第16回「綿毛の案」

連続時代劇のなかの1話として、スケールこそ小っちゃいものの面白くて目が離せない回でしたが(こんな地味な話を人を借りるだの買えばいいだのサラッと毒を含みつつここまでポップな印象にしてみせるのは凄いなー!)、感想としては今回はもう「政次おまえ・・・・・・・・・・」以外にないですわ。
顔を斜めにしながら六左衛門を雑巾使って甚振り直虎の“物見遊山”について聞き出し、何気ないふうを装いアドバイスくれてやり、そのアドバイスを実践するところまでしっかり見守るとか政次おまえはほんとにもう・・・っ!。
あ、あと柳楽くんの褌バックスタイル!!!物語上全く不要な褌バックスタイル!!!!!!!!(笑)。
直虎が忘れたあの水筒がどんな役割を果たすのか楽しみなんだけど、とりあえず悪事に使われそうな気しかしない柳楽くんのビジュアルいいわー。決して時代劇が似合う(時代劇にあった)ルックスじゃないんだけど、質感というか空気感というか柳楽くんは『和』だよね。
完全なるドラマオリジナルキャラクターということで、楽しみと不安が半々でしたが、城主編になって以降の感じなら楽しみに大きく傾くわ!楽しみ!。

『コードネームミラージュ』第3話「踊ル」

つるべ息子率いるチーム?ユニット?小隊?は死体処理班だと思ってたんだけど、この人らも殺すのか。
公式によると「K13」という秘密部隊に所属するメンバーたちは記録上ではこの世に存在しないってなことなんで、部隊といいつつメンバーはミラージュとドブネズミだけなんだと思ってたんだけど、つるべ息子たちも「K13」のメンバーということなのか。
でも毎回キャナメに報告やらなにやらする女性の部下はキャナメがミラージュを使って実際に何をしているのか知らないっぽいのに、つるべ息子も素知らぬ顔で同僚としてそこに居たんだよな。つまりつるべ息子は警察庁職員として存在してるということになるのではないかと思うのだけど、そこいらへんの事情がよくわからん。
(公式確認したらK13のリーダーと公安特殊課員の二束の草鞋と書かれてるから“K13メンバーたちはこの世に存在しない”という設定はミラージュにだけ当てはまると考えておけばいいみたい?)
今回野菜と一緒に生肉をミキサーで混ぜてジュースにして飲むというよくわからないキャラ付けが加わった武田真治演じる鯨岡憐次郎と繋がってるのは石丸謙二郎演じる警備局局長なのではないか?と思ってたんだけど、あれが局長の“演技”でないのならば警察内部の“裏切り者”は他にいるということか。
そして3話にしてついにハギーが登場しましたが、ハギーにあたまワシャワシャってされるれんれんとかギュンとするわー!!。
これ、ロビンみたいな車(技術)が普通に存在してる世界観なんだと思ったんだけど、ロビンだけなんだね?。ハギーが天才すぎるのだと。
当然ハギーの過去回もあるだろうけど、足を引きずってる理由はそこで描かれ、それはミラージュが脳の一部を損傷した理由でもあったりしないかなー。

『4号警備』第3話

今回の見どころはスマホを届けにきた同僚(元警護対象)の前でチャラ仮面を外した朝比奈でした。
話しかけられてるのに視線を向けることなくちょっと待っててと言い残しリングに向かう朝比奈がカッコよすぎたんだけど、ここで「普段は仮面をつけてる」ことを同僚女にアッサリ分からせちゃう安易な展開がなぁ・・・・・・。
かつて自分がコンサルティングした会社の社長の警護をすることになった獅子丸とかもっと深く抉れるネタなのに、表面をぺろっと撫でるだけなのが勿体無い。恋人をストーカーに殺された元警官の朝比奈が警備員になるのはわかるけど、コンサルティング会社を経営してた人間が警備員になるにはそれなりの理由・キッカケがあっただろうわけで、それは恐らく鶴太郎が朝比奈と石丸を組ませる理由に繋がるのではないかと思うわけで、そこから描いたうえでの「4号警備結構面白い」だったらもっともっと良くなるのになーと、テンポの良さとひきかえに描写が薄く甘くなってしまってる(内容は決して薄くないのに)のがほんと残念。

『ボク、運命の人です』第2話

狙ってる女にプレゼントする費用を稼ぐために片っ端から営業に行った先の担当者が狙ってる女の父親だったというドラマにしたっていくらなんでもそんな偶然ねーだろよってな展開が全て『運命』の一言で片付いてしまうとかいい設定考えたな(笑)。
そしてなんでもかんでも運命で済ませるのではなく、自分自身で努力した上での運命というか、努力の先に運命があるというか、そんな感じのスタンスなのは見ていて気持ちがいい。
でも努力してゲットした報酬は最初から同僚たちにたかられる「運命」だったわけで・・・正木誠様御一行とかたかる気マンマンすぎてこんな職場厭だってのww。
と思わせといて、たかられ尽くして残った小銭で傘を買うも受け取ってはもらえなかったものの「おやすみなさい」の言葉を貰えて浮かれる誠に対し、誠が『虹の下をくぐった』ことを晴子だけが気付くというのも進み具合として悪くない。
ていうかライバル役として登場した満島弟がなんでもできるエリートかと思いきや実は補欠で適当にバット振ったら当たっちゃっただけってマジか―!!(笑)。
子供の頃に晴子から聞いた虹の話を「なんなら今でも信じてる」という誠がそうとは知らずそれを実践しちゃってたというまさに『運命』と言うしかない状況を、あんな誕生日プレゼントでサクっと逆転しちゃうとかマジ強敵すぎる(笑)。
ていうかていうか、満島弟は最終的に菜々緒とくっつくことになるんだろうなと思ってたのにもしかして孝二!?孝二がアベレージは低いけど時々ホームラン打つとかいう設定なのはもしかして菜々緒ゲットという特大ホームランが待ってるからだったりしちゃいますコレ!?。