『anone』第6話

中世古の外道すぎるやり口にも引くけどあのねさんの夫さんが地味に腹立たしい。
もしほんとうにあのねさんに当てつけというつもりがあったのだとしても、それをお前が娘に言うなよと。
なんで偽札なんて作ってたんだ?という疑問に対する答えが今回あって、それについては仕方がなかったんだなとしか言いようがないけど(それが今度はあのねさんに降りかかるとかなんという因果なのかと)、浮気の責任は百パーお前にあるのに「母親だと思ってたひとが他人だった気持ちがわかるか?」ってだけでここまで敵愾心を抱かせるようなことを吹きこんでんじゃねーっつの。
偽札作るために協力者が必要な中世古に林田夫婦を引きずりこむ「カード」を持たせたいとして、それが子供のせいで、死者もでたってだけでも気が滅入るのに、手紙の内容がまた胸が痛くなるやつでだな、ここまでする必要性をわたしは見いだせないのだけど、例えばほんとうに子供がライターをゴミ箱に入れたことが原因ならそれが火元であることぐらいわかる(関係者に伝えられる)だろうと思うわけで、この話には少なからず中世古の仕込みとか嘘が混じってる・・・ってなことだったりするかな。だとしたら中世古がますますヤバい奴ってことになるけど。
前半あれだけひっかき回してた青羽さんが今では「自分があの男を始末する」「あのねさんについていく覚悟はできてる」と戦士モードに入ってるのに笑いつつ、それぞれの事情であり理由であり想いを抱えて偽札作りという犯罪行為に手を染めることになる4人を止めるのか守るのか助けるのかわかんないけどとにかくサラっとあのねさんに告白キメてみせた火野正平の花房先生がなんかいい感じに活躍してくれてなんかいい感じにまとめてくれるといいなとか甘いこと考えたくなっちゃうけど花房息子がやらかしそうな気しかしない・・・。

『FINAL CUT』第6話

慶介と大地が話しているのを隙間から盗み見(盗み聞き)してるカットがあまりにも怪しげだったもんだから、過去の自分を投影し“やってない”というその言葉を信じた中村倫也くんが実はバリバリ殺ってましたー!ってなオチで(倫也くんそういうのも上手いしね!)、もしかして早川恭子もそうなのではないか?という疑念を視聴者に抱かせる話になるのだとしか思ってなかったんで、あの状況で大切な人の手は離すなと言うとかなに言ってんだコイツ?でしかないしょーもない役だったのはすこぶる残念。だったらあんな思わせぶりな「盗み見」させんなよー。
とか思ってたんだけど、「早川恭子の息子」の正体バレが豪快すぎて笑ったわ(笑)。
あとストーリー上はなんの意味もない『びしょ濡れで震えながらかめなしくんを待つ倫也くん』をみせるためのトンチキ理由は評価します(笑)。
ていうかこれ、正体バレしたことで百々瀬率いるなんたらワイドチームが総力を挙げてファイナルカット返ししてくるターンに入ると思うんだけど、主人公が追い詰められていよいよヤバいってなったときにIT社長倫也くんが超絶スキルで助けてくれるってな展開を期待しちゃっていいですかね!?そしたらたかきは用無しになるけどw。

『トドメの接吻』第6話

ホームレスにしか見えないストリートミュージシャンが過去の干渉とか思わせぶりなことを言ってたけど、今回のラストに関しては単にサイコがキスした時点でエイトは既に死んでるからってだけじゃないのかな。キスで戻れるのはキスによって「死ぬ」からで、死んでる相手じゃダメだと、ただそれだけのことなんじゃなかろうか。
それについては次回を待つとして、サイコが誰かとキスをして戻ってエイトを助けられたとしても、視聴者的に布袋(宮沢氷魚の役名をようやっと確認しましたw)はエイトを殺したし、指示したことは長谷部からテープを取り戻すことだけ(その過程で多少痛めつけても構わないぐらいは言っただろう)だったとしてもなぜかそこに旺太郎が現れて流れで殺してしまったことを尊氏も黙認どころかちょっと嬉しそうに聞いたという事実は残るわけで、“エイトが何度もやり直しをするせいで変わってしまった”という尊氏に対する同情の余地はもはやなくなったよね。長谷部を追い詰め自殺に追いやった自覚はあるのにテープのことしか頭にないエイトは紛れもないクズだけど、尊氏はエイトとはまた質の違うクズ、いや「ワル」だよ。イエーッ!ワルいまっけんだいこうぶつー!!。
で、誰といつキスするのかによって戻る時点が変わるからそれはまだわからないけど、次回は『サイコがエイトを救う話』になるのはいいとして、戻った先のエイトにはその時点以降の記憶はないわけで、つまりサイコがあの時(弟を犠牲にして)助けた子供であることを知らないエイト、ということになるわけか。でもサイコにはその記憶がある。エイトに言われた言葉の、ぶつけられた感情の記憶がある。そのままいけばエイトを助けるためにはもう一度それを繰り返すことになるんだろうけど、でも光太の靴をエイトの目につかないところに隠せばその事実をエイトに知られることは回避できる。でもそれは“本来のエイト”ではないわけで、どっちにしても辛いわな。
そして誰とキスをするにせよ、キスで7日前に戻れることをその人物にも知られてしまうことになるだろうわけで、サイコにとって最優先事項は「エイトを助ける」ことにあるわけだから誰かとキスするのは確定だとして、誰を選ぶのだろうか。その相手によっては助けてもらったエイトさん激オコだろうなぁ・・・w。

『賭ケグルイ』第5話

前回ラストで1センチぐらいの開眼状態で声震わせつつ平静を装ってたのはなかなか良かったのに(それ見てヒイィッ!ってなる鈴井さん&部員たちも漫画チックで良かった)、眼が全開になったら部員たちと同化してセット状態になっちゃったのはガッカリだなぁ。やっぱ負け演技は難しい、というか森川ちゃんが上手すぎんだな。
よくもまぁ他人の名字をネタにそこまで遊べるなwという夢子の煽りスキルの高さに笑いつつ、穴熊と呼ばれる床下で出目を操作するイカサマを昨年末に武田鉄矢水戸黄門でも見たんだけど、時代が変わっても変わらないものってあるんだよな・・・なんてことをこのドラマを見て思うとは(笑)。
しかし二段構え?のイカサマを見抜きながらみすみす負けて3億もの借金を背負い、ギャンブル(イカサマ)にそれだけの手間暇をかけるとか狂ってるに違いないから生徒会長とギャンブルがしたいですぅとハアハアする夢子こそ誰よりも狂ってるんだけど、夢子がなぜこんなに賭け狂ってんのかその理由は明かされるのだろうか。