『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』第4話

性悪そうなところはいいんだけど、米倉涼子菜々緒を向こうに銀座の高級クラブで働く「悪女」やろうったってそりゃ無理な話ですわ。だから『実は悪女じゃなかった』ことも、竜雷太がぜんぶわかってたってことも、気持ち的に盛り上がらんよね。実は牧場の娘で奪われたものを取り脅すべく復讐するつもりで近づいたけどなんだかんだで情はあったよってんならそれこそ菜々緒ぐらいじゃなきゃホロっとならん。
それからむかいりが普通にかっこいいとこ見せてたけど、このドラマのむかいりは普通にかっこいいことやっちゃダメなんだって!そんなのぜんぜん面白くなーい!!。
ていうかわたし、竜雷太の墓に外国人運転手が花を持って現れたのを見て、実はこの男は竜雷太が外国人女性に産ませた婚外子だったのだ!ってなことで、袴田とぱるるが文書偽造で相続権を失ったためにこの人が200億を総取りするってなオチになるんだと思っちゃったわよw。ぱるると二人っきりでしっぽりするために運転手と家政婦に休暇を与えるのはいいけどなぜ運転手が外人なんだ?と引っかかってたんだけど、外人だから相続のこととかよくわからない(からそれまで息子だと名乗らなかった)ってことか!とか思っちゃったw。

『まんぷく』第6週「お塩を作るんですか!?」

鉄板の設置はもちろん、海水を汲んで流してという肉体労働のためにそれなりの頭数は必要だろうけど、明日(次の回)には半分ぐらいになるのだろうと、そんで土曜日ごろには中尾明慶他2名、神戸くんが連れてきましたよー!って戻ってきたときに最初に挨拶した3人しか残らないのだろうと予想したんだけど、木曜の時点ではまさかの脱落者ゼロでさすがにこれは鈴さんも文句言いますよねと(でも一人でラーメン屋に行ってラーメンやけ食いしたあと、出前のラーメンも食べてましたけどねw)(土下座はいやー!が編集でぶった切られてんの笑うわw)。
とりあえずあの狭い風呂場で15人+萬平さんたち3人が交代で入浴するのは厳しいだろうし、チャチャっと五右衛門風呂をこしらえて従業員はそっちを使ってもらえばいいのではないか。
いや別に「たまには五右衛門風呂もいいな」なんつって萬平さんが入ることを期待してるわけじゃないですよ!?。
って、お風呂でゴキゲンに歌を歌う萬平さん!!!。
そのちょっと前に生活費のことを福子に聞く萬平さんがいて、大丈夫なわけねーだろ!とツッコミつつもその顔には一応心配というかすまなさというか、憂慮の表情が浮かんでいたので福ちゃんのこともちゃんと気にかけてくれてるんだなと思ったというのに、いよいよ塩作りを始めることがうれしくてたまらないのはわかるけど予算がヤベエって話から(福子にアイコンタクトされ)逃げたというのに風呂で歌っちゃう萬平さんにはちょっと殺意が沸いたよね・・・(でも歌う萬平さんはとても可愛い。それとこれとは話が別だ)。そして加地谷も萬平さんのこういうところにイラっとなるのの積み重ねであんなことしちゃったのかなぁと思えてきたわ・・・。
ていうか、福子が最初は着物を買ってもらうという形だったけど今は「借金」を重ねてるのが心配だなぁ。金がない→借りればいいという考え方自体よろしくないし、友達の実家ならまだしも友達の嫁ぎ先なわけで、「私が萬平さんを支えるんです!」でいっぱいになりすぎててハナちゃんの立場を考えられなくなってるっぽいところが結構心配なんだけど。

西澤 保彦『幽霊たち』

幽霊たち

幽霊たち

殺人事件が起きて、加害者から事情を知っていると名指しされた男が主人公で、被害者が幼馴染であることは思い出したものの何十年も没交渉だし、加害者は同じく幼馴染であり一時は親戚であった男の息子というがこれまた没交渉であるためその存在すら知らないってんで、なぜ自分に話を聞けと言われたのかまったく分からない・・・というところから物語は始まるのですが、これがまあ・・・ごっちゃごちゃ(笑)。最初に家系図があるんですが、これは比較的すっきりしたものなんですよ。そんなに判りにくくも解りにくくもなさそうなのに、読み始めるととにかくごちゃごちゃしてて、しばらくの間は家系図のページに人差し指を挟んだ状態でした(なにかあると家系図を確認しなきゃならないから)。
家系図モノ(そんなジャンルはありませんが)ではあるものの、そこは西澤さんなので親族間で血みどろの争いなんて話ではありませんが、そこは西澤さんなので文字通り愛憎ドロドロ。そういう意味でもごちゃごちゃですが、タッチとしては軽い。物語を構成する要素を抜き出すとかなりハードなものが多いのに、それでもどこかのほほんとしているのはいつもながらの西澤ワールド。どんでん返し(トンデモトリック)こそなかったものの、苦すぎる後味まで堪能させていただきました。