本と雑誌と新聞から・・・

2005-10-10 人に優しくなれる子供の本 このエントリーを含むブックマーク

優しい気持ちになるのって、結構難しい・・・

心がギスギスしてきたら、振り返りたい絵本です。

1.

きみはほんとうにステキだね (絵本の時間)

きみはほんとうにステキだね (絵本の時間)

 乱暴者のティラノサウルス。でも本当は友達がほしい寂しがりやさんなのです。なかなか思っていても行動でいなかったことが友達の一押しででき、やっと本当の友達ができたと思ったのですが・・・。哀しいラストは涙・涙・・・の絵本です。

2.

おまえうまそうだな (絵本の時間)

おまえうまそうだな (絵本の時間)

 ティラノサウルスシリーズの一冊目。おなかをすかせたティラノサウルスがみつけたのは、あかちゃん恐竜。もちろん美味しくいただいちゃおうとすると・・・。お父さんに間違えられ、疑う事を知らないいたいけな瞳で慕われ、引っ込みがつかなくなってしまい・・・。

守るべきものがあることの嬉しさや慕われることの嬉しさをシミジミと実感させてくれる絵本です。お父さんお母さんを始め、大人たちに読んで欲しい一冊。

3.

にゃーご (ひまわりえほんシリーズ)

にゃーご (ひまわりえほんシリーズ)

 学校で先生ネズミが「ネコは怖くて恐ろしいから気をつけなさい」と言っていたのを聞いていなかった子ねずみ3ひきがおなかをすかせたネコに遭遇。大きな口をあけ「にゃーご」と襲いかかってきて・・・。「おまえうまそうだな」のシチュエーションに似たこの物語の子ネズミたちも、負けず劣らずの呑気な素直さぶり。現実の問題として考えると、ティラノくんの場合はありそうでも、ネコの習性としては、ちょっと難しいのでは・・・?と考えさせられてしまいます。食べられてしまっては、単なる先生の話を聞かなかった駄目な子の物語になってしまいますから。

先入観の持つ恐ろしさを感じさせられる反面、同じ建物の住人であっても知らない人には口を聞くな!と教えなくてはいけない、子ども達を取り巻く現実問題の哀しさを実感してしまいました。

4.

きつねのおきゃくさま (創作えほん)

きつねのおきゃくさま (創作えほん)

 教科書でも紹介されているこの物語の主人公は、はらぺこのきつね。はじめは太らせて食べてしまうために家に呼んだやせっぽちのひよこやあひるうさぎの世話をしているうちに、「やさしいおにいちゃん」「しんせつなきつね」「かみさまみたい」等と言われてだんだんいい人になってきます。親切を喜ばれると、嬉しくて気絶してしまいそうになるきつね・・・きつねの中で何かが大きく変わっていきます。ひよこたちを襲おうとしたおおかみに勇敢に立ち向かい死んでいく姿は、ヒーローそのものです。どんな人でも変わることができることを信じ、忘れたくないと思う作品です。

5.

"しょうちゃん"ちに新しい仲間がやってきました。ハムスターの”ムー”くんです。先輩飼い猫の”タロ”は、初めはからかったりおどかしたりしていましたが、二匹は仲良なり大の仲良しに。でも最近、”ムー”くんが元気がなく”タロ”は心配です。ある日、病院から帰ってきた”ムー”くんのそばで眠った”タロ”は、”ムー”くんが遠くに行ってしまう夢を見て……。限りある命の尊さを感じられる絵本です。