線彫り

これにかけては、特に手が抜けない。
とことんやってしまう性分だ。

最小限の手数で最大の効果を上げろ。
これは師匠の言葉だが、
その言葉には底無しの厳しさがあった。
手数が少なくてもセンスがなければ
お粗末なものになる。
センスがいまいちな僕は手数を増やして
粗末なものにならないよう心がけている。
せめてもの思いだ。