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2006-02-28 「功名が辻」論争と歴史小説の読み方

[]「功名が辻」論争と歴史小説の読み方

土佐高知の雑記帳 「功名が辻」論争

  http://jcphata.blog26.fc2.com/blog-entry-191.html

が興味深くてこれをテーマに書こうと思ってたいたが、本日続編

続・「功名が辻」論争 http://jcphata.blog26.fc2.com/blog-entry-210.html

が出ていたので書く。

 

 現在放映中の大河ドラマ功名が辻』に対して、高知出身の作家坂東眞砂子(坂東真砂子)さんが新聞紙上で批判する文章を書き、そこから投書欄で賛否両論の論争が始まっているということである。

 死国 (角川文庫)   新装版 功名が辻 (1) (文春文庫) 功名が辻 (前編) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

 坂東眞砂子さんの説を土佐高知さんがまとめられているので、そこから引用する。

というのも日本の歴史小説は勝者にスポットをあてたもの、歴史上有名な人や英雄をとりあげ、それを美化することが貫かれている。そのかげでふみにじられ、犠牲になった人たちは一顧だにされない。

この本もそうだ。

そしてNHK大河ドラマは、そうした歴史小説を原作につくられ、国民を洗脳してきた。緒方拳「太閤記」(1965年)などをみてきた自分もそうだ。

そしてその洗脳をうけた日本人は、自分を勝者と同一視してものごとを考えるようになった。現実には「カローシ」という世界用語となる過酷な搾取にあえぎながらも、反抗もせず暮らしている。

勝者のつもりになったとしても、圧倒的多数の現代人は歴史小説に名ものこらない戦国時代の民衆と同じである。

しかし、年貢を払いつづけててきた者たちの子孫が、いまもまだ税金を通して侵略者の人生を美化する事業に

「ありがたや、ありがたや、と叩頭しつつ、お金を払いつづけている。私たちは、そこまでお人好しの阿呆でいいものだろうか」

 そして、続編では坂東眞砂子さんが新たに投書した原稿を紹介している。

私は「心温まる」話には警戒する。庶民はこの手の話になんどのせられてきたか。

肉弾三勇士、軍神伝説…。千代の「内助の功」ももとをただせば、日露戦争中の土陽新聞に「軍国婦人の亀鑑」として紹介された歴史をもつ。

日本人は感情に乗せられやすい。「心温まる」オブラートに包めば、その芯に何があっても飲み込まされる。

 この意見、その通りだと思います。

 司馬遼太郎は国民的作家として人気が高いのですが、一方で批判的な意見もあります。いわゆる“司馬史観”批判です。

 この“司馬史観”批判の代表的論者が佐高信さんでしょう。

 司馬遼太郎と藤沢周平―「歴史と人間」をどう読むか (知恵の森文庫) 異評 司馬遼太郎 決定版 司馬史観がわかる本 明治史観編 『功名が辻』の正しい読み方

  『近現代史をどう見るか-司馬史観を問う (岩波ブックレット (No.427))

      

 佐高さんは司馬遼太郎の英雄中心の小説をよく批判しています。

 一方、英雄中心の司馬小説に対して、無名の人に焦点を当てた歴史小説の書き手として佐高さんが推薦しているのが藤沢周平です。

 藤沢周平は「信長ぎらい―巻頭随筆 6 (文春文庫)」というエッセイを書いています。

   

 関係ないが、興味深いので書いておく。

 佐高さんは新社会党機関紙の連載で小泉も岡田民主党党首も信長好きという点では代わりがなかったことを指摘し、次のように続けている。

 同じように、信長ファンか、信長嫌いかという点でも、両党に違いはなかった。だから、社民党や共産党、そして新社会党は「信長か、アンチ信長か」を争点にすべきだったのかもしれない。

 小泉大勝の後は、ますます信長的なるものが力を得てくるに違いない。それに対して「信長ぎらい」の旗を高く掲げて闘っていこう。

 司馬遼太郎は織田信長については書いていないだろうが、英雄を中心に描いて庶民に目を向けないという点で、司馬史観好きと「信長好き」は同じ立場であろう。

(念のため断っておきますが、藤沢周平司馬遼太郎をどう思っていたのかは私は確認しておりません。)

藤沢周平の「信長ぎらい」について以前も書いているので参照されたし

  http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20051002/1128263903 )

   

 長くなったが、今回坂東眞砂子さんが批判しているのは、上で紹介した“司馬史観”的、「信長好き」的ないわゆる英雄を中心とした歴史小説の読み方ではなかろうか。

 

 これはまさにその通りである。

 軍国主義的国家観・歴史観を復活させようと暗躍している

“新しい歴史教科書を捏造る会”新しい歴史教科書をつくる会

が“司馬史観”を利用(悪用)していることが象徴的である。

 続編で坂東氏は肉弾三勇士などのお話によって国民が国家に洗脳されてきた例を紹介しています。まさにその通りです。

 英雄中心史観はこういった危険性が大いにあります。

  

 しかし、英雄を中心にした物語は面白いことには違いありません。

 英雄物語は一方で、庶民の娯楽でもありました。

 西洋のジークフリート伝説やアーサー王伝説ロビンフッドやウイリアム・テルなどは庶民の英雄でもありました。

 日本でも政争に敗れた源為朝や源義経忠臣蔵など、どちらかというと反体制的な英雄伝説があります。平将門もまとまった物語はありませんが、各種の伝説が残っているのではないでしょうか。

 英雄物語を完全に否定してしまうと、これもまた息苦しいものではないでしょうか。

 

 であるからして、歴史リテラシー的小説・ドラマ鑑賞法としては、一元的に読まずに多方面の視点から鑑賞していくということがいいのではないかと。

 否定派の主張も十分考慮したうえで娯楽として鑑賞する。すなわち、英雄物語を鑑賞する場合も、描かれていない庶民の生活の存在を忘れないなど、いわゆる“司馬史観批判説”を考慮に入れて鑑賞することが必要かと。

 

 先方のブログにこのようなコメントがあります。

 そもそも、フィクションは楽しめば、それでいいので、「洗脳」される、つまりフィクションと事実を混同する人がいる、というのが問題ですよね。

 しかしそもそも“疑う”ことを知らないと“疑う”ことはできません。

 まず坂東眞砂子なり佐高信の司馬史観批判説などの“疑う”ことを教えてくれる問題提起があって初めてフィクションと事実を分けて考える、フィクションとして楽しむことができると思います。

 だから今後も坂東説なり司馬史観批判説なり、フィクションと事実の違いに目を向ける意見(警告)は必要であり、広く知れ渡るべき見解だと思います。

 今回の論争がその契機となればいい機会です。

(『坂の上の雲』がドラマ化され、新しい歴史教科書をつくる会が一定の支持を得ている現代、信長的なるものが力を得ている現代、非常に必要なことではないでしょうか。) 

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駄文 2006-02-28 http://d.hatena.ne.jp/s_kotake/20060228

まぁ、テレビドラマは世相を反映するわけだから、単純でなんとなく格好良いのが受けるんじゃないかなぁ、とは思いますが。

 当たった事象を説明・分析するのは後付けで色々言えますが、一方人気商売というのはなかなか計算できるものではないようで、一昔前はやった「冬彦さん」だとかサッチーだとか、計算外の話題を得ることもあります。ドラマも勝ち組・負け組にかかわらず描き方や演技・世相など色々な要因もあるでしょう。

 結局、小説にしろドラマにしろ、製作者や書き手や演じ手・作り手や媒体による何らかのバイアスがかかったものと思って自分で判断する余地を残して鑑賞するということでしょうか。

  

 ⇔本日のはてなおとなり日記

2006-02-26 輪音天翔 3/21 14%

2006-02-27 彼女の本棚 3/31 9%

2006-02-26 todo94の日記 3/40 7%

2006-02-26 Snow Swallow 3/59 5%

2006-02-26 日本史日誌 3/60 5%

2006-02-26 diaria soliloquia 4/102 3%

s(・・;) 大河ドラマ関係で多くヒットしました。やはり出る時は出るんだな。

 逆に言えばいつもは余程他のはてなダイアラーと違う話題を書いているということか。

(記録する理由は ■[メモ]はてなおとなり日記八分?

  http://d.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060222 を参照のこと)

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