読書感想〔第731歩〕


今回の豪雨災害により被害を受けられた方に
お見舞い申し上げます。


***最近読んだ本***


舟を編む」(三浦しをん

日本語辞書を作る(編む)話。
主人公の馬締光也(まじめみつや)は
当初、世間知らずのオタクのように描かれているが
辞書編纂の仕事に取り組むうちに人間的にも成長してゆく。
いやあ辞書を作るのは大変なんだなあ。
最後はちょっぴり心暖まる本屋大賞受賞作。


神去なあなあ日常」(三浦しをん

これは林業がテーマ。
ミントの知らないことがいっぱい書かれている。
林業小説って他にあるんだろうか?
主人公は平野勇気。都会育ちの18歳。
なぜか彼は、本人が意図しないままに
三重県の山奥、神去(かむさり)村で林業に取り組むことになる。
そこで起こる大騒動!
愉快な小説である。


「星間商事株式会社社史編纂室」(三浦しをん

この作品は前の二作品ほどの面白さはない。
一種のサラリーマン小説だと思った。


「分身」(東野圭吾、ひがしのけいご)

これって映画かテレビで放送されたのだろうか?
よく売れた作品のようである。
20年以上前に書かれているが、医療をテーマにした本作は
今読んでも面白い。
最後の最後、運命の二人が富良野のラベンダー畑の中で、
ついに出会う場面はじつに絵になる。


「愛と日本語の錯乱」(清水義範、しみずよしのり)

清水義範は気楽に読むのがいいと思う。
でもこの作品では日本語のウンチクが深まるかも。


「徳川四百年の内緒話」(徳川宗英、とくがわむねふさ)

著者は田安徳川家の当主だそうだ。
なのでもちろん徳川家康の子孫の方である。
ご先祖様のエピソードを書いた、同タイトルの別作品があるらしい。
今回は「ライバル敵将篇」となっている。
信長、秀吉、信玄、謙信などが出てくる。
読んで、「なるほど納得」と感じたところが多かった。



一刻も早い復旧ができますように。



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