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内視鏡検査・治療について

2012-02-14

さらに2本のファイバー内視鏡スコープを導入

先日導入した極細内視鏡(詳しくは下の記事をご覧下さい)ですがネコちゃんの鼻の中などを観察するのに役立ってくれているのですが、細さのあまり「コシ」がなく大型犬の耳の中など「長く曲がっている所」には使いづらい時もありました。


そこで今回さらに2本のファイバースコープを導入しました。




1本目は直径3.4mmと少し太い分「コシ」があり画質もすこし良いです。
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ネコの鼻には太くて入りませんが大型犬の鼻や耳の中には使いやすいです。








2本目は直径1.8mmと先日導入した物と同じ極細なんですが、スコープの長さが60cmあり他の2本のファイバースコープの2倍の長さです。
この長さのおかげでオスの尿道(メス数倍の長さがあります)・膀胱の観察が可能になりました。

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そして今まで自分だけしか見ることが出来なかった画像を、スタッフ・飼い主さまにも見れるようにテレビ画面やパソコンに映すためのCCDカメラも購入しました。

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これでファイバースコープの映像をパソコンで録画出来るようになり、飼い主さまへのインフォームドコンセントに役立っています。

2012-01-12

極細内視鏡を導入

新しく直径1.8mmの極細内視鏡を導入しました。


元々は新生児の鼻の中などを調べるために作られたオリンパス製の内視鏡です。

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手元のレバーで先端を上下に曲げれて見たい所が見れます。

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鼻の中や耳の中を覗いて調べるのが主ですが、尿道膀胱などの観察にも役立ちそうです。




あと直径2.5mmの気管チューブ(人工呼吸をしたり、より安全に麻酔を行うために気管に入れるチューブ)にも入るので、口が大きく開かないウサギなどに気管チューブを入れるときに内視鏡で見ながら確認して入れることが出来そうです。

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実際の使用症例を診療日誌(ブログ)に記載していきますのでよろしければご覧下さい。

2011-10-15

当院の内視鏡紹介

開業1年目に先輩の獣医さんに譲って頂いたのが一代目のファイバー内視鏡です。

ファイバー内視鏡は、顕微鏡のように覗き込んで観察するので、やってる本人しか見えません。しかし、見るだけなら一人でもいいのですが異物を取り出したりする時には助手の人にも見えたほうがよいので、自分で小型のCCDカメラを覗くところに取り付け、パソコンの画面に映るようにしました。

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食道や胃の中の異物の摘出などに役立ってくれました。




そして開業2年目に購入したのが、2代目となる内視鏡です。これはビデオ(電子)内視鏡で先端にCCDカメラがあり、ファイバーより画像がきれいです。

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これにより食道・胃・小腸・大腸などにできた小さな粘膜病変も観察しやすくなり、異物の摘出だけでなく炎症・潰瘍・腫瘍などの病気を検査・診断が出来るようになりました。


この2代目の内視鏡は胃や小腸用の上部消化管用と大腸用の下部消化管用と2本のスコープを購入したんですが、2本とも内視鏡の先端が直径1cmくらいあり子猫や超小型犬には太すぎて検査・治療が出来ないことがありました。

なぜ直径1cmを選んだかと言うと、異物を取り出すカンシが直径1cmくらいないと使用できないからです(直径1cmの中にカンシを通して使用するのである程度太くないと異物が取れないため)。






そして開業3年目の今年導入したのが、細いタイプのビデオ内視鏡です。

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最近、人間の方では口からではなく鼻の穴から内視鏡を挿入し胃カメラ検査するのが主流になってきているので従来の口からの内視鏡より細い内視鏡が多く開発されています。


当院が導入した細い内視鏡は直径5.9mmで、どのくらいの細さかと言うと「うどん」の太さがだいたい5mmくらいなのでそれより少し太いくらいです。

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これでより体の小さな動物にも検査・治療が出来るようになり、また体の大きさによっては鼻・喉・気管などより細い場所の観察も可能になりました。




しかし、超大型犬などでは内視鏡の長さが足りないこともあります。

オリンパスの動物用内視鏡には長いものがあるのですが、全部そろえると600万〜700万だそうでとてもとても手が出ません・・・。

もしそのような検査が必要な場合は、岐阜大学の動物病院にお願いして検査していただいております。



人間の方では手術よりも体の負担の少ない治療法がどんどん出てきています。

動物でもより体の負担の少ない検査・治療ができるのであればと当院では内視鏡を導入し日々の診療に役立てております。

内視鏡検査・治療のメリット  当院での内視鏡症例紹介

例えば食道に詰まった異物や胃の中の異物を摘出するには、内視鏡がなければ開胸・開腹手術になってしまい動物たちの痛みはとても大きなものになりますし、入院も長くなり費用的にも飼い主さまの負担は大きくなってしまいます。
また、通常の治療で改善しない下痢や嘔吐の原因を調べるために胃や腸の組織を採取する場合も、内視鏡だとお腹を切らずに調べることが出来ます。


もし自分だったら痛くないほうが絶対いいので動物達にも同じように治療してあげたいと思っております。



当院で行った内視鏡での検査・治療の一部をブログで紹介しております。



下記をクリックして見てみて下さい。
http://d.hatena.ne.jp/minami-animal-hospital/searchdiary?word=%2A%5B%C6%E2%BB%EB%B6%C0%BE%C9%CE%E3%5D


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内視鏡を導入した理由

当院は小さな個人の動物病院ですが開業1年目に内視鏡を導入しました。先輩の獣医さんにも「そんなんすぐ要らんやろ」と言われました。

個人の動物病院の場合、必要最小限の医療機器で開業することがほとんどだと思いますし当院もそうでしたが、あるワンちゃんがきっかけで導入することにしました。


そのワンちゃんはアイスの棒を飲み込んでしまい来院されたんですが、手術など痛い思いをさせずに治療できる方法があるのであれば獣医師としてその選択(治療方法)を飼い主さんに伝えなければいけないと考えているので、近くで内視鏡を持っている先生をさがしたんですが見つからず、持っておられると聞いていた先生の病院も休診日で、結局見つかったのでかなり遠い動物病院でした。

飼い主さんと相談した結果、遠い所までは連れて行けないということで当院で開腹手術で取り出すことになり無事手術も成功し元気になったんですが、僕としては「あー内視鏡があれば切らずに治してあげれたかもしれない・・・」と申し訳ない気持ちになりました。

開業前に勤務していた動物病院では当たり前のように内視鏡をやってたので、内視鏡で摘出できそうな物を手術で取り出すことに抵抗がありました。

いつかは内視鏡を買おうとは思ってはいましたが、このワンちゃんがきっかけとなり、またちょうど先輩の獣医さんが新しい内視鏡に買い換えるのでお古を譲ってもらえることになり導入することに決めました。