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ひみつ基地

2018-09-02

洗浄した灰猫。あとはグリスアップする

[]すべての山に登れ。 すべての山に登れ。を含むブックマーク

先週の乗鞍はPB更新だった。直前の数週間で付け焼き刃的に距離を踏んだのが効いたのかもしれない。灰猫に装着したおにぎり*1板橋物置部屋の中に持ち込んだTacxのNeo Smartと、あとZWIFTな。これでバーチャルなロンドン界隈を走り回って、いちんち1000kcal燃やすくらいの運動量で、ひたすらリアルタイムで表示されるペダリング効率の値が上がるような踏み方を試行錯誤しながら時間を稼いだ。これをやっているとランの時の筋肉の使い方も考えさせられる。どうやら下方向に踏み込みすぎる癖があるのだが、ランだとそれは不必要な上下動につながり、膝やら腰やらに負担をかけることになる。

パワーメーターを搭載してからのヒルクライムの戦い方は今までとは全く変わった。コースプロファイルを確認するのは当然として、あとは単純に自分が長時間出せる出力*2以内で勝負する。きついところや勝負どころはレッドゾーンを越えて頑張る。その結果のPB更新である*3。投資に見合ったリターンがあったと思います。

帰ってから洗車。水遊び用のハンディシャワーを使ってざっと汗とドリンクと埃を落とし、フォームクリーナーで仕上げ洗いをする。チェーンは汚れを吸ったオイルをクリーナーで落としてピカピカにし、ドライにする。スプロケットはホイルを換えたときにDura化しているのでことさら丁寧にチェーンクリーナーで油汚れを溶かす。それらをまた全部シャワーで洗い流し、ウェスで磨き上げるとさっぱりした。

今年の富士ヒルは過去最低の結果だったし、美ヶ原もぱっとしない結果だったのでふてくされていたのだが、今回でちょっと溜飲を下げた。

夏が過ぎていくのはなんとなく寂しいけれど、今期はあと2レース、初めて参加するイベントなので楽しみです。

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SPANK HAPPY再始動とのこと。夏の天才。

*1:パイオニアのパワーメーター。チェーンリングに取り付けたピックアップがおにぎり型をしている。この装着と同時に、クランクとリングはDura化しました。

*2FTPという数値を事前に測って知っておくんである。この計測がめっぽう苦しい。

*3:実際、結果を解析したらトータル出力の平均は、FTPギリギリの数値でした。

2018-06-30

[]バイタルサイン。 バイタルサイン。を含むブックマーク

観測史上最速で梅雨が明けた6月である。最後の週末、外を見ると緑は濃く、深く盛り上がり、第1世代のRC高層建築物であるマンション群を包み込んでいる。景色は既に夏の様相を呈している。夏です。夏が来たんです。

ちょっといろいろとあって、年末から5月末までのエクササイズ量が足りなかったために絞らなかった身体。体重は変わらない。が、明らかに体脂肪勝ちで重たい。そんなダイナマイトバデーをひっさげて参戦した富士ヒルは、あえなくブルーリングという結果に沈んだ。所謂90分オーバーである。これはいかん。パワーメーターとMavic キシリウムプロエグザリットを奢られた灰猫はFulcrum Racing 3を履いていたときの初々しさは消えて、レース時のちょっとした傷もアクセントになるくらい物々しい感じになっているというのに、乗る人がこれでは不釣り合いだ。

で、夜な夜なせこせこ脂肪を削っているんである。梅雨時のさらりまんローディに味方してくれるzwiftとパワーメーターが指示するとおりに汗をかき*1ペダリング効率に一喜一憂しながら1ヶ月。

明日は美ヶ原でレースである。多分撃沈。乗鞍は8月末。間に合うか?

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*1:これが半端なく出る。床に水たまりができるくらいに。

2017-12-31

[]FM81.7「ひみつ基地」放送。 FM81.7「ひみつ基地」放送。を含むブックマーク

古ぼけた校舎は年末で人影もなく、足音ばかりが長い廊下に響く。非常勤講師控え室はかび臭く、動くたびに埃が舞い上がって、それが外からの照らされて光の筋をつくる。

「うわ、ひどいねえここ。中目黒くん、使うんだったら掃除してくれればいいのに」

「余裕がないのです。先生こそ持ち物を整理してください。いくらガラクタの殿堂といっても、これは非道すぎます」

部屋の隅にあるブレーカーボックスを開け、スイッチを入れると、電源が入ったアンプが低い音でうなり出す。

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さて、準備が出来ました。久しぶりの開局です。FM81.7「ひみつ基地」、一年に一度の放送の日がやって参りました。Captain NAKAMEGUROとDJ MIRAKINOの二人がお送りする、モアトーク、レスミュージックのラジオショーでございます。

「先生、ほんっっっっっと、久しぶりですね」

「いやー、帝都の冬ってこんなに過ごしやすかったんだねぇ中目黒くん。雪かきなし、凍結路面なし、なんたって普通のスニーカーで外出できちゃうんだもん、去年までの環境とは大違いだよ」

「相当、苦労されたのですか」

「いや、もともと冬は山に遊びに行くことが多かったから、雪の多さや路面の凍結には慣れているんだ。だから苦労というわけではないけど、2年も住むとね、環境の違いに感動するというか、日本って広いなと思ってさ」

2年間の被災地派遣は、いろいろな意味で自分にも良い経験になった。都市開発の槌音かまびすしい帝都と対極の、街を作り直す巨大な事業が進められる沿岸の街々。そこで営まれるはずの未来は誰にもわからず、街の規模すら保証されない中で事業はじりじりと、しかし着実に進められる。復興事業の進捗は被災した街の願いであり、心のよりどころであり、その遅延は焦燥や、諦観をもはらむ。そういう人たちに寄り添いながら、少しでも自分が役に立てると思われる仕事を進めるのは、技術者冥利に尽きたし、やりがいがあった。

仮の宿として与えられた古いRCのマンションでの寒い冬の朝の記憶である。水の冷たさに抗うように米をとぐ。台所の窓から差し込む朝の青い光。手を休め、ふと思う。平然と日常を送っているこの場所は、いつか過去に住んでいた場所として記憶に残るだろう。ただそれはここだけでなく、帝都の板橋物置部屋にしたって同じことだ。震災からはそろそろ6年が経ち、首の骨を折って5年が過ぎた。

人は時間の中でどんどん変わっていきます。

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3月に派遣の任を解かれ、4年ぶりに帝建に戻ってきました。今度の仕事はロビイストみたいな活動です。

「先生って、本当は何が専門なのですか」

「僕にもわからなくなってきた」

さて、来年はどんな年になるのでしょうか。順調に滑走日数を伸ばすスキーももう少し上達したいのですが、最近はトレーニングで始めたランが高じて、マラソンもある程度記録が出るようになってきました。できればサブ3を狙いたいところです。それと自転車。年明けには灰猫の近代化改修を実施します。それでヒルクライムレース対策にものめり込んでいこうと…

「先生、何を目指しているのですか」

「だって楽しいんだぜ?楽しくて何が悪い」

さて、木下未来的には激動の2017年はこんな感じで過ぎていきます。来年はどんな時間を過ごすことになるのかわかりません。ただ、変化することを肯定し、自分が干渉しうる限り建設的で前向きな未来を迎えられるよう、後ろを振り向かず、常に先の方向を向いていようと思います。年末に送る最後の曲は、同じように未来を楽しもうとしている無名戦士の皆さんに、特にお送りしたい。

希望と、祈りにあふれた生活が、あなたにもやってきますように。

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