ひみつ基地

ひみつ基地暮らし。

東京生活に慣れる。

日曜日、ヒルクライムレース出走。昨年より30秒近くタイムを落としたけど、原因は解っているので落胆はしなかった*1。帰りは久しぶりの関越道日曜渋滞に嵌まって、そうそう、こんな感じだったよ週末の遠征って、という変なノスタルジーに浸りつつTOKYO FMの「Nissan あ、安部礼司」を嬉々として聴く。換装したばかりのレガシィの電装は、無線の調子が前の装備より格段に良い。ガスの警告灯が点いたけど、どうせ今週末も遠征だし、出撃途中で給油すればいいだろう、と高をくくってそのまま入庫。
明けて月曜日、朝から電話。
「木下先生、ひょっとして寝起きなのですか」
「ん?ああ、中目黒くんか」
どうやら狸穴の控え室は中目黒くんの基地になっているらしく、備品の廃棄に困っている由。好きに使いたまえ、と伝えて電話を切り、朝寝を決め込む。
午後になってから中野隠れ家の近くにあった胡散臭い美容院の移転先に顔を出して散髪。女主人は相変わらず胡散臭く、同じく胡散臭い来客と胡散臭い契約についての会話に興じていた。しかし担当のヘアメイクの仕事は流石な出来映えで、近所の床屋でスポーツ刈にしていればいいかな、という考えを見直すに充分だった。予約は改めて入れることにし、江古田の街をてくてくと歩いて大江戸線に潜る。
そのまま新宿まで出て、新線方面の出口に上がる。京王モールを通り抜け、小田急ハルクからサブナードに出て、アルタ前出口から地上に出る。8月終わりの東京はひとときの猛暑から若干クールダウンして、ぬるい空気が夏の終わりっぽく雑踏の間を吹き抜ける。みずほ銀行の脇に場違いに口を開ける路地をアルタ裏に抜けると、沖縄料理屋がある。食券を買ってカウンターに座る。程なくして出てきたソーキそばに、紅生姜をたっぷりとコーレーグースーをひと掛けして、おもむろにかき込む。ここの料理は飾り立てていない分、プレーンに郷土料理のそのままを味わわせる感じで、悪くない。夏の終わりの宵の口にはぴったりな夕食である。
食べ終わって食器をカウンターの上に上げ、外に出ながら腕時計に目をやると、19時30分である。
さて、これから何をしよう。
the night is still young.

*1:昨年は単身赴任先で、暇に任せてジムのエアロバイクを高負荷で漕ぎまくっていたのです。