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私の隠れ家 日々雑記

2019-01-03

ぞろ目の日。

しごとを

することは


世界を

愛すること


そう

気がついたときから


目の前にひろがる

世界の色彩が


あざやかに

きらめきはじめる



「大きな木の家 わたしのニコ・ピロスマニ」



はらだ たけひで


冨山房インターナショナル



愛とは何か

ずっと

かんがえている


かたちのない


そのものをつかまえる


その瞬間が

キラリとかがやく


それが

愛というもので


それが

画家というしごとにおいては

かたちとして残る


ピロスマニの絵を見たとき

そう

思った


その日暮らしの

不安やさびしさ、かなしみが

重なりあって


震える

その絵は


なんとも

せつない祈りや愛に

満ちていて


かなしくなるくらい

うつくしい


どんなに

ゆたかになっても


人間は

ひとりで生まれ

ひとりで死んでゆく


埋まらない

この

せつなさを


受け入れたひとにしか

できないしごとがある



グルジアの画家

ニコ・ピロスマニに捧げられた


この絵本を

手にとるたび


しごととはなにか

愛とはなにか


かんがえている



つぶらな瞳の いきものたち

わたしたちの やさしいおもい


絵をかくことは 愛すること

この世の うつくしいもの

すべてを



不甲斐ない仕事を

してしまった夜は


この文章と

ピロスマニの震えた

絵を思い出す



つたなくても

情けなくても

稼げなくても


わたしたち

つくりだす

証のようなもの


いつの日か


だれかに

つたわり、つながると


しんじて歩む


つよさ

うつくしさ


グルジアに生きた

孤高の画家


ピロスマニへの

作者からの愛を通じて


おしえてくれる

すばらしい

絵本です。


新年はじめてのぞろ目。


何にしようかなあ。

と。


本棚のこの絵本を手にとって。


あんまりの

うつくしさに

泣いてしまいました。


うつくしいって

しあわせなこと。


読めばきっと。


あたたかなきもちで

眠れますよ。

2018-11-25

ぞろ目の日。

恋や愛。


その感情を抱く

瞬間が


生きているよろこびの

いちばん甘く

うつくしいところ。


なんだよなあ。



「はつ恋」


ツルゲーネフ


小川洋子

中村幸子


角川書店



うまくいかなくても

届かなくても


ひとは

恋をすることを

やめられない。


それは

文学、音楽、絵画、演劇、映画。


それら

すべてに宿る

芸術の官能に似ているし


ときに

哀しみも、喪失

痛みや苦しみまでも


うつくしさに

かえてゆく力をもつ

感情なのだとおもうのです。



感情を燃やし尽くして

生きてゆくよろこびを


たんたんと

最低限のことばと色で

表現した


うつくしい絵本。


せっかく

この世に生まれてきたのだから



沸き上がるような

ひとを愛するよろこびを。


身体中がしびれるような

恋のきらめきも。


たくさんのこどもたちに

知ってほしいな。























2018-10-31

ぞろ目の日。

しごと

って。


なんだろか。


ずっと

かんがえてきたけれど。



かんがえても

なやんでも

わからなかった。



くるしくて

しんどくて


投げ出したくなったことも

たくさんある。




「しごと」


ヘレン・オクセンバリー 作



しごと。は仕事。





仕える事。


事に仕える。





この絵本。


文字も無く。


ひたすら生きる

赤ん坊が描かれております。





あたえられたものを吸収し

経験し、成長し、生きてゆくこと。



そして、死ぬ。



その日まで

生きること。



しごと。



しごとは我慢すること。

しごとはつらくてあたりまえ。

しごとはしすぎちゃいけない。



みんな。

そう言うけれど。





それも

なんかちがう。





もっと。

ありのまま。


自由

のびのびと


しごとすれば

いいのかもしれない。




赤ん坊のように

まっすぐ。


じぶんのこころのまんなか。



みつけながら

たたかいながら

生きてゆく。



これが。

しごと。




最後のページ。


赤ちゃんはまっすぐ。


読者をみつめています。




簡単なことだよ(笑)


しごとは

じぶんを育てること。



今日が

死ぬまでの

いちばん若い日だ。


さあ

息をするように。



しごとをしよう。

2018-09-26

八周年!!

9月23日。

秋分の日



8年前の今日。



私の隠れ家は

プレオープンしました。



あの日は

ものすごい。

雨が降っていたなあ(笑)




お店をする。と。

いうことは

毎日、仕込みと接客と

片付けと掃除とお金の管理。

繰り返し。繰り返し。



それはもう。



ぼろぼろになってゆく

手のひらをみつめながら

人生を哲学し続けるような日々。



生きるとは何か

仕事とは何か

お金とは何か



毎日、毎日。

そればっかり考えていた

気がします。






8年たって。

やっと。今。

いろんな答えが見えてきて。





すとん。

と。

音をたてて

つながってゆく。

8年間という時の流れと

すべての出来事。






ここで何かを

書くことより

これから

日々つくりだす仕事を

感じていただいて。




お世話になったみなさまへの

恩返しとさせていただきたいと

思っております。





たくさんのお客さまのきもちを

いただいて

ここまで

拙い仕事を

続けさせていただきました。





ほんとうに

ほんとうに

ありがとうございます。





なお、周年イベントは

恒例ですが(笑)やりません。

そして、お祝いは

お断りしております(涙)





正直に言いますと

ものをもらうのが

ちいさい頃から

とても。苦手なのです。





気持ちとしましては

こちらが

感謝のきもちの贈呈品を

差し上げたいくらいです。




これから先も

思い出した時に

お店に来ていただくだけで

ものすごく

しあわせです。





さあさあ

これから。

9年目。

ワクワクするような

毎日を送ってゆくつもり。





その

ワクワクが

お客さまへの

何よりの仕事になるよう。

祈りをこめて。





8周年のご挨拶と

させていただきます。





10月1日より

営業時間の変更がございます。




もう、おばさんだから

ゆるしてください…(笑)




変更したぶんだけ

いい仕事しますよ!!

2018-09-20

ぞろ目の日。

おなじかたちの

そまつな家でも


思い出や記憶が

宿っている家


ていねいに

愛されている家


が、まとう

ゆたかさ。



記憶と心根を

さがして


みつけてゆく

育んでゆく

うつくしい暮らしは


家に宿り


家がまとう

満たされた表情は


ふれあい

連鎖して



ひとが人として

ゆたかに生きてゆくうつくしさを



私たちに

おしえてくれるのだと

思うのです。



「ちいさいおうち」


バージニア・リー・バートン 文・絵

石井桃子



岩波書店



目に見える価値や

集団心理から


ぬけだして。


ものに価値をあたえるのは

いつも


自分自身の心根。



身の回りにある

すべてのものを宝物にするのも


ゴミにするのも


ひとりの人間の

意識の問題なんだなあ。


ものはいつだって

やさしくて。


私たちにこたえて

よりそってくれている。



さあ。

わたしも。



粗末なエプロンも

ちいさな店も

宝物に変えてゆく。


人間の意識は

魔法なのだ。

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