オンライン依存性症候群

洋楽(以前は全般、次いでSmooth Jazz、最近はCafé Del Mar)とアニメが好きな人が、ネットレーベルの運営と音楽活動をしながらネットレーベルを旅していました。今はネットレーベルの運営を継続しつつアニメを観て、ここにその記録を書き記しています。

This Plague Of Dreaming

本日の午前はThis Plague Of Dreamingへ。エクスペリメンタルな楽曲を揃えている。

An unoffending air is taken and variations embroidered on it till it becomes a perfect agony to contend with the intellectual discipline of the awkward and alien sound.

レーベルのトップにはこのようにある。世間にこのような実験的楽曲があまり出回っていないことからも、エクスペリメンタルとは「alien sound」(異質な音)であるといえる。今回はリリース数が少ないので、各アーティストごとにコメントを記す。
Sypha Nadonは当レーベルのメインアーティストと言える。エクスペリメンタル一直線で、ノイズなども。いずれのリリースも音量が大きいので、聴く際は注意されたい。To Repel Ghostsもエクスペリメンタル。クリスマスソングをアンビエント調にしたりノイズにしたりと、なんとも前衛的なEPがある。The Threshold Peopleの楽曲は、映画の一節のようなダークアンビエントと、インダストリアルテクノ。スリルとホラー。Harel Galは一転してインディートロニカ。ギターとボーカルという編成の曲もあれば、ノイズ的なアンビエントもあるが、このレーベルの傾向からすればやや意外なリリースである。

Uran97

そして午後にはUran97に到着。名前を見たのはもう去年のことであるが、ついにここに来ることになった。テクノということで認知されているが、どのようなラインアップかは聴いてのお楽しみである。

[001]「Chris Barky - Luv Minimal EP」
レーベルの始まりは創設者Christian BarkowskyことChris BarkyによるEPから。BPM速めのミニマルテクノTR-808バスドラムの重低音がいい感じ。
[002]「Lars Fader - Summer Lessons EP」
奇数トラックはハードテクノ、偶数トラックはやや落ち着いた楽曲。EPを締めくくるTr.4はダウンテンポ
[003]「Chris Barky - Together Alone EP」
A面のTr.1はアンビエント調なミニマルテクノ。B面のTr.2はディープなブレイクビーツ。これまたクールダウンにちょうどいい。
[004]「We. Styles EP」
レーベル創設者とゲストアーティスト。オムニバスEP。いずれもへヴィーな音。Tr.3はディストーションもかかり、さらにハードに。
[005]「Syntax EP」
オムニバスが続く。こちらもレーベル創設者とゲストアーティスト。ゲストによるTr.2の重い音が派手さを醸し出していてよい。
[006]「Chris Barky - Sechser +1 EP」
楽曲一つの他にテクノループが二つ付属されている。やや抑えた感じで静かに盛り上げる一曲。
[007]「Ear Dictators EP」
Chris Barkyとゲストによるオムニバス第三弾。ゲストによるハードテクノプログレッシブテクノ、そしてChris Barkyのディープなミニマルテクノ
[008]「Major Dan And Core - Ignored EP」
アッパーなTr.1と音数少な目のTr.2が対照的。こちらもループが一つついてくる。
[009]「Uganda Beach Boys - Uran97 In Our Point Of View EP」
Uganda Beach Boysによるリミックス。[001]よりChris Barkyのトラック、[007]よりRoyalのトラックをミニマルテクノに仕立て上げている。
[010]「Chris Barky and Royal - Pax EP」
そしてそのリミックスに選ばれた二人の合作テクノ。アグレッシブに攻めてくるテクノ2編。重くてハードなTr.2は途中のブレイク部分からアンビエント調の音色を混ぜてくる。
[011]「Major Dan - Escape EP」
これまでの流れから一転、やや落ち着いたミニマルテクノ
[012]「Chris Barky - Enzephalitis 16 EP」
ダークな音色とともに駆け抜けるディープなテクノ。
[013]「Royal - Déput EP」
過去のリリースとは違う作風に。サイケデリックなTr.2とゴシック風エレクトロニカのTr.3。
[014]「Minneapolis EP」
ゲストアーティストのみで編成されたオムニバスEP。ノイジーなTr.1とTr.2、ゲーム系Bleepを用いたTr.3。
[015]「Pax Remix EP」
[010]のリミックス。疾走するTr.1、ノイズを擁したTr.2、静かに煽り立てるTr.3、アッパーなTr.4の全4バージョン。
[016]「Royal - Snowflake EP」
Tr.1はディープなミニマルテクノだが、残り2曲はアンビエント。ここに来て、いよいよ本格的なチルアウトが訪れた。
[017]「M.M.B. - Art Groove EP」
そして再びヘヴィーなテクノへ立ち返る。ディストーションと音割れがハードさをいっそう引き立てる。