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源兵衛川日記  NPO法人グラウンドワーク三島

2014-05-27

5/11 源兵衛川清掃奉仕活動「中止」のお願いと現地立会いの実施

5月11日(日)午前、市内の自治会や関係団体による「第34回三島の川をきれいにする奉仕活動」が開催されました。グラウンドワーク三島では、三島ホタルの会、源兵衛川を愛する会との連名で、昨年度に引き続き、源兵衛川での清掃奉仕活動の「中止」を、三島市長及び中郷用水土地改良区理事長宛に、文書でお願いさせていただくと共に、作業当日、渡辺専務理事、インストラクター、職員など9名が参加して、現地でのお願いも実施させていただきました。

 住民・企業・NPO行政パートナーシップにより清流がよみがえった源兵衛川には、静岡県レッドデータブック絶滅危惧1A類(東部地域)の「ホトケドジョウ」や、「ゲンジボタル」などの貴重な水生生物が生息しており、3月から6月は「繁殖期」にあたります。

 この期間中に、源兵衛川に多くの人々が入り、河川内を歩き、ヤナギモなどの流水中の水草を除去することは、「三島の宝物の生き物」といえるホトケドジョウなどの生息に悪影響を与えることになり、従前の水辺環境に多大な環境負荷を与えるなどの危険性が想定されることから、5月11日の源兵衛川の清掃活動の「中止」をお願いした次第です。

 ゲンジボタルは、水がきれいで、緑が豊かな、大気の澄んだ地域にすんでいます。5月上旬から成虫になります。卵は、産卵から1カ月後の7月頃に孵化して、1.5mmほどの幼虫になり、巻き貝のカワニナを食べて成長します。翌年3月までに、6回脱皮して終齢幼虫となります。3月下旬頃の雨が降る晩に上陸し、水際などの湿地や岸辺の土中に「土まゆ」をつくり、その中でさなぎになります。

 今年も、三島メディカルセンターから水の苑緑地周辺付近で、ゲンジボタルの羽化が始まっています。現在、多くの幼虫が「土まゆ」の中で羽化を待っていることから、生息場所である水際・川岸を踏み荒らさないように注意が必要です。

 源兵衛川の清掃活動については、3団体の責任において、自治会等の協力をいただきながら、ホトケドジョウ繁殖期やゲンジボタルの産卵・孵化期が経過する7月上旬以降に実施いたします。ふるさとの川の生物多様性保全する活動への皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

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