秋の風景

日差しが穏やかな今日。ある方と買い物の為に住宅地を歩いていました。道端ではまだ青いキンカンの実が沢山付いている木に目を止めたり、花や植物を愛でながら、彼女の娘時代の郷里でのお話しを聞くのが私の楽しみになっています。
ひょいと見たある玄関前に、美しく紅葉している鉢植えを二人で見つけました。可愛いね〜。綺麗だ。しばらく二人で見とれました。

娘時代は茅葺き屋根のお宅に暮らし、蚕を育て、秋祭りがあったり、河で遊んだり、秋には大根や柿を干していたそうです。今の時期なら、白菜の漬け物をつけていて、つかるとご近所に声をかけてお茶飲みして楽しかったわ、というお話しを聞きました。
食べたいね〜、お漬け物♡本当、食べたくなったね〜、といいながら笑いました。田舎のお漬け物は、都会のそれとは比べ物にならないわよ、と、仰っていました。でもね、田舎の暮らし方は忙しくて、大変なのよ、とも教えてくれました。お話しの中だけですが、山深い中の茅葺き屋根のその当時の暮らしに想いを馳せる私でした。