ピポ、ピポピポピーピポ♪

 冨田勲さんを言い表すなら、シンセサイザー音楽の第一人者あるいは先駆者、でしょうね。
 今でこそ打ち込み電子音なんて普通の手法ですが、冨田さんが始めた当初は、それはそれは大変だっただろうと容易に想像できます。機械もバカデカいし(笑)。

 一般的に知られる冨田さんの仕事と言いますと、クラシックの名曲をシンセサイザーでアレンジする、という認識だったと思います。特にホルスト組曲『惑星』を大胆にアレンジした作品が、広く世に広がったきっかけだったんじゃないかな。

 しかしながら、クラシック以外でも一部の趣味者集団には『惑星』以前から知られていた人なのですよ。
 アニメ『ジャングル大帝』や『どろろ』、特撮の『キャプテンウルトラ』や『マイティジャック』などなどなどなどの音楽担当だったのです。
 むしろ、この後でシンセサイザーへ守備範囲を広げた、と言ったほうが正しいかもしれません。

 とにかく凄い人なのです。
 合掌。