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妖庵 ―あやおり―

2018-09-08

白露、大光院呑龍開山忌 (旧暦 文月廿九日)

 しつこくしつこく『ハンチョウ』の感想(爆)。
 日記なんだから、いいよね。



 まあ、畳んどきますんで。




第1話「玉座
 大槻のゲスぶりが発揮された初回。
 実は、MVPは蕎麦屋の大将だと思う。たった四コマの出演ながら、表情すべて同じながら、あの存在感と顔芸。素晴らしい!
 黒服の先輩格も、表情、コメントともに良かった。本編では、某秘密結社戦闘員並みの扱いな黒服それぞれにも焦点を当てるのが、この作品のもう一つの魅力。

第2話「道連」
 冒頭、二人の漫画談義に違和感。
 沼川は後日、三十五歳と判明するので、そこから考えても、ちばてつや作品について熱く語れるというのがありえない。沼川の世代だとモロ平成に売れた作品が原体験になるはず。『らんま』とか『犬夜叉』とか『ドラゴンボール』とか『幽遊白書』とか『スラムダンク』とか、かな。長寿な『ゴルゴ』や『こち亀』ならアリだけど。
 大槻は、次の第3話に苦学生の頃から「二十五年ぶり」という台詞があるので四十代後半。となると高橋留美子さんや鳥山明さん、ゆでたまごさん、あだち充さんなどなどの層が原体験になるはず。
 ただ、本作品発表のタイミングを軸にして言ってるけど。これはカイジが落ちて来る前の物語なので、それを考慮すると五〜十年ほどシフトしなくてはならない。となると大槻が四十代でも、ちばてつや作品はOK。ただし、沼川は依然として世代的に無理がある。
 浴衣姿の女の子まで“福本キャラ”として頭突きが強そうな額なのには苦笑させられるね。
 この作品での黒服はホント、大槻の手のひらの上だよなぁ。

第3話「捻込」
 エビチャーハンとカニチャーハンの間に強引に捻じ込まれたオムレツライスには、大将のアンバランスな几帳面さが見え隠れする。あれ、普通なら付箋みたく紙切れを貼り付けるか、回覧板みたく別紙をはさむところだからね。
 で、そのオムレツライス。洋食風な命名で大槻も惑わされたけど、あれって要するに天津飯を分離したものだよね。カツ丼で言うところのカツ玉定食。
 昨今流行の、ふわとろオムライスって、実は天津飯からヒントを得たんじゃないかと勝手に思っている。

第4話「飲芋」
 飲む焼き芋は味わってみたい。つか、茨城ってサツマイモの名産地だっけ? 納豆しか知らんぞ(笑)。まー、よそ者の視点なんて、そんなものだろうけどね。
 ご当地メニューとくれば、妖之佑は宇都宮ラーメンとか宇都宮餃子とか富士宮焼きそばとか浜松餃子とかが、どうしても納得いかない。意図的に作られた「名産品」って感じがして許せないのだ。
 名産と名乗るからには謂われや歴史がなくてはならぬ。甲州ワインとか浜名湖のウナギとか横浜の焼売とか愛媛の蜜柑とか名古屋コーチンとかね。
 ここでの初登場だけで、宮本さんは「優しいおじさん」を越えた。

第5話「柿放」
 あの場にカイジがいたら「アンリミテッド」の正体を契約書を読まずとも見抜いたに違いない。
 て言うか班長はきちんと「6ヶ月分契約」と公言している。ならば「六ヶ月縛り」があると、なぜ連中は気づかない? まして、飽きたからと、たったの十日で解約を申し出るとは愚かな……ああ、連中って落ちるべくして地下に落ちたんだなあ。
 大槻自らが外出券を使って仕入れていたのは意外。とは言え、荷物の届け先を地下王国入り口にはできんだろうから、帝愛系の倉庫あたりを指定していると思われ。となれば輸送に帝愛も手間をかけているので、大槻が支払う寺銭を考えると、柿ピー一袋が千ペリカ(百円)は良心的価格かもしれん。と、大槻商店の印象が変わったよ(笑)。

第6話「前世」
「マシマシ」と言うからには、あのラーメン屋は二郎系だろうか? まあ二郎系の店舗を見たことがないので、さっぱり。「二郎は客を見下す」とか「ジロリアンがウザい」とかの噂しか知らぬ。一度くらいは体験してみたいが、ローカル・ルールが五月蠅いなら願い下げ。
 ねぎトロ丼ねぎ多め+うずらの卵+豆板醤は、ぜひとも試してみたい。
 なお、妖之佑は『君の名は。』を観ていない。あまりに周囲が名作扱いするため、逆に冷めてしまい観たくもならない。たぶん今後も観ない。……何か問題でも?

第7話「熱風」
「アン王女のあんぱん」だの、「オードリー・ヘップパーン」だのと、小田切さんパチモン感が酷すぎるよ(笑)。一つ三千ペリカ(三百円)は、帝愛が絡んでの仕入れだろうから、大槻商店同様、暴利ってほどでもないな。
 映画鑑賞料金の一万ペリカ(千円)も地下としては格安に思えるが……そもそも著作権侵害上映なので暴利とかを論ずる以前の問題(苦笑)。 

特別編「ヌマカワ」
 アンモナイトの化石が見えるって、あの窓ガラスの強度が気になる(爆)。
 ちゃんとした風呂は、ありがたいだろうけど。やっぱ外出券のほうが絶対に良いよなー。

第8話「名作」
 これで宮本さんのレギュラー入りが確定したのかな。
 漫画だから伝わり辛いが。もしもアニメになり音声が付いたら「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の繰り返しは、落語『寿限無』のような笑いを誘うと思う。たぶん、それを意図しての脚本だったと思われ。残念。
 少女・小田切には爆笑した。

第9話「一休」
 宮本さん良い人すぎる。
 あの風邪の治しかたは、タイミングを一つまちがえたら、かえってこじらせる。まさに「ボタンをなで回される」状態の見極めが難しい。
 大槻と違って健保があるなら素直に医者に診てもらったほうがいいよ。

第10話「蛤門」
 すまん。幕末志士については、ほとんど無知・無関心なので話に入っていけない。
 ただ、石和が面倒な性格なのは、よく判った。

第11話「少年」
 ローテーションを予想してアロハを着ておくとか大槻、優秀すぎ。
 三人の無邪気な様子には、ほっこりさせられる。あいつらの普段の悪事を忘れて、カイジを恨みそうになるぞ(爆)。
 前回の汚名返上か、石和が最後にGJ。

第12話「隠味」
 印度人の歩み寄りにも笑ったけど。
 クラウチングポーズが全部、持ってったわ!

第13話「爺狩」
 帝愛が四半世紀前には地下シェルター建設に着手していたとはね。木村さんのような生還者は希な存在だと思う。
 人の足からスニーカーを剥ぎ取って盗む……あったなあ、そんな事件。あの頃は、樹脂製のデザイン腕時計とか、変な物に異常な高値が付いた時代だった。
 カイジが来る前の物語なのにスカイツリーとかTカードとか時代考証が合わないのは、ご愛敬。

第14話「邪神」
 三体+1の邪神たちが何か可愛くて可愛くて♪
 シュラスコ、行ってみたくなったよ。

第15話「刮目」
 外を歩いているのに視野がスマホの画面分だけ、というのは、本当によく見る光景。
 皆、スマホを使いこなしているつもりだろうけど、実はスマホに支配されてるんだぜ。
 いや、支配されて狭量な馬鹿者になるのは勝手だが、ながらスマホの運転やら歩きやらだけは絶対にやめてくれ。

第15.5話「当然」
 休載を逆手に取った見事な演出。

第16話「極楽」
 温泉、行ってないなあ。スーパー銭湯すら行ってない。道理で疲れも溜まるわけだ。
 ちなみに、湯治とは長期滞在で温泉治療すること。なので、この回のヤツは湯治とは言わない。

第17話「首脳」
 とにかく、アメリカ大槻が格好良い。
 イギリス大槻は……まあ……朝食メニューだけで勝負してたら良かったのにね。あの国では、ウナギのゼリー寄せとハギスが最凶を競っているらしいよ…………。

第18話「秋魚」
 かの北大路魯山人は「普段から一級品を食べ慣れていないと食べ物の味をきちんと理解できない。だから二流、三流品しか食べていない輩に一級品を出すのは無意味で無駄。庶民は背伸びせず粗末な物だけ食べていればよい」という趣旨のことを言っていた。が、食通気取りな偏屈判子屋の暴言より、大槻の意見のほうが正しいと思う。雁屋哲さんは、どうして初志貫徹できなかったのかな?
 沼川を慰める大槻の菩薩顔が、その外道な台詞と相まって素晴らしい♪

第19話「混沌」
 名古屋回については散々語ったので、ここでは少しだけ。
 名古屋めしの代表格を挙げるなら、CBC『ごはんリレー』のルールにあった五つ、味噌カツ、味噌煮込み、手羽先、ひつまぶし、きしめん、で問題ないと思われ。
 で、ひつまぶしや手羽先はともかく。なぜ、とっつきやすいきしめんについて、この回で触れられていなかったのか?
 大槻は「名古屋駅を出るのが初めて」と言い、宮本さんは「名古屋って通り過ぎるだけ」と言った。この違いがお判りだろうか。宮本さんは名古屋駅を車窓から眺めただけ。しかし、大槻は名古屋駅に降りたことがあるのだ(たぶん乗り換えとかだろう)。なら、駅のホームで、きしめんくらい手繰ってるはず。
 いじょ。

第20話「賜物」
 ミキサー、誰が洗うんだろう?
 スムージーパックが五種類出てたけど、列の後のほうほど味が濁ってしまうはず。せっかく大槻が吟味したメニューも台無し。
 とは言え、そこはクズどもだからね。味なんて判らんさ。なにせ、ミキサーの使用も大槻頼み。自分で考え工夫するということを誰もしない。なるほど、連中は地下に落ちるべくして落ちたんだな。
 ミキサーが没収されたということは、利根川さんも車、取り上げられたんだろうなぁ。

第21話「六帖」
 四半世紀も地下にいた木村さんが、どうやってアパートを借りられたのかが最大の謎。ひょっとして帝愛が身元や職歴を証明してくれた? まさかね。
 モノポリーは、やったことがない。そんな友だちもいない。悪い?

第22話「明日」
「どうせ自分なんて」は、もっとも言ってはならぬ言葉だそうな。
 でも言っちまうよなぁ、自分の価値なんて判ってるから……。
 あれから木村さん、どうなったんだろ?

第23話「年越」
 石和が、やっぱりめんどくさい。
 黒服の柳内さん、良い味出してる♪
 最後に黒服たちに取り押さえられた石和の様子で、ようやく判った。奴は良くも悪くも“子供”なんだと。

第24話「武器」
 自分の体験ではないのだが。牡蠣に当たった人から「二度と口にできなくなった」と聞いた。トラウマになったそうだ。
 そう考えると、三人組の神経が太すぎるね。

第25話「流浪」
「とどのつまり石和」(爆)

第26話「高低」
 妖之佑が行列に並びたくないのは、まさにハードル越えをしたくないからに他ならない。ましてや長々と並んだ挙げ句、ハードルをくぐるなんて具の骨頂。
「ハードルを上げも下げもしていない」店のほうが、くつろげるし食事を楽しめる。と思う。
 それにしても、親子丼しかないのに、わざわざメニューを略さずフルで読み上げるとか、あまっさえテーブルチャージ料まで取るとか、あの店、狂ってる。リピーターがいるとしたら、まちがいなく洗脳されてるね。カレー将軍のブラックカレーみたく、何か入れてねーか?

第27話「黙言」
 悲しいかな、妖之佑が好きな店は、ことごとく閉店するんだよなぁ。残るは、可もなく不可もなしなチェーン店か、愚にも付かぬダメ店ばかり。
 忠告してあげたいことは山ほどあったが、もちろん店には伝わっていない。言ってないから(笑)。
 クマさんに侵略されつつある王将には爆笑♪
 天丼の後にプディングは、ないわー。ティラミスも、ないわー。他にあるやろ、食後の品。

第28話「就寝」
 頭の中で鳴りやまないドンキの曲とか、まぶたの裏をうごめく謎の光とか、ワケのわからんことを考えるとか、とにかく作者は日常の細かなあれこれを拾うのが巧み。
 ラストで石和が班長の食べ残したポテトをつまんでいるのも上手い演出。

第29話「実夢」
 沼川の悩み、判るなー。オイラも、他人が感動するものに対して冷静だったりするし。
 て言うか、「感動的」とか言われると醒めるタイプなのかな。五輪の開会式や閉会式なんて欠伸が出るし。
 まあ、冷たい奴だという自覚は、あるよ。うん。でも友だちいないから気にならん。

第30話「決算」
 宮本さん、完全に四人組の一人になってるし。

第31話「屑落」
 外出してないやん(笑)。
 黒木と山本は、カイジが来る前に他の班か別の地下施設に異動したんだろうね。