2002-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「読みたい」と「持ちたい」の違い

高橋輝次『古本漁りの魅惑』(東京書籍)を、だいたい読了。なぜ、だいたいかというと、今のところ馴染みもなく、あまり興味もない、いにしえの海外の古書店についてのくだりなど、飛ばしたため。古書好きの著名人が、古書・古書店・店主などについて書いた…

「読みたい」と「持ちたい」の違い

高橋輝次『古本漁りの魅惑』(東京書籍)を、だいたい読了。なぜ、だいたいかというと、今のところ馴染みもなく、あまり興味もない、いにしえの海外の古書店についてのくだりなど、飛ばしたため。古書好きの著名人が、古書・古書店・店主などについて書いた…

本日の収穫

<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105>bk1</A>から届いた本●ジョン・コーンウェル<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02125363&volno=>『バチカン・ミステリー』</A>(徳間書店)●内田百間

本日の収穫

急な仕事の呼び出しで、実家に帰る予定を変更。半分は、自分のミスなので、仕方ない。ということで、恒例の原宿・BOOK OFFで●紀田順一郎『古本屋探偵登場』(文春文庫)●嵐山光三郎『新随想フツーの血祭り』(新潮文庫)●檀一雄『青春放浪』(ちくま文庫)●…

本日の収穫

急な仕事の呼び出しで、実家に帰る予定を変更。半分は、自分のミスなので、仕方ない。ということで、恒例の原宿・BOOK OFFで●紀田順一郎『古本屋探偵登場』(文春文庫)●嵐山光三郎『新随想フツーの血祭り』(新潮文庫)●檀一雄『青春放浪』(ちくま文庫)●…

本日の収穫

<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105>bk1</A>から届いた本●ジョン・コーンウェル<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02125363&volno=>『バチカン・ミステリー』</A>(徳間書店)●内田百間

小説「赤頭巾」と映画「大いなる遺産」

北村薫さんの著作を初めて読んだ。『空飛ぶ馬』(創元推理文庫)だ。女子大生である”わたし”が出会う、不思議な事柄を、若手実力派の噺家円紫師匠が解明していく、シリーズの第一作。デビュー作が、この本のタイトルにもなっている「空飛ぶ馬」で、平成元年…

小説「赤頭巾」と映画「大いなる遺産」

北村薫さんの著作を初めて読んだ。『空飛ぶ馬』(創元推理文庫)だ。女子大生である”わたし”が出会う、不思議な事柄を、若手実力派の噺家円紫師匠が解明していく、シリーズの第一作。デビュー作が、この本のタイトルにもなっている「空飛ぶ馬」で、平成元年…

空飛ぶ馬

昨日から読み始めた北村薫<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01053215&volno=0000>『空飛ぶ馬』</A>(創元推理文庫)のつづき。仕事で帰りが遅くなったので、3つ目の「胡桃の中の鳥」まで。「砂糖合戦」は、まさに日常のなかで起こりそうなエピソードをデフォルメしたもの。ネタバレになるので、詳しくは書けないが、紅…

書生が見た百間先生

お気に入りのサイト<A HREF=http://www.basilico.co.jp/basibasi/index.html>「バジリコバジリコ」</A>で、作家の出久根達郎さんが連載をもっていらっしゃる。タイトルは<A HREF=http://www.basilico.co.jp/basibasi/003/index.html>「出久根達郎の「今読めない、読みたい本」</A>。しばしば、古書店主である出久根さんならではの、珍しい、しかも面白い本が登場する。今回は、内山保『…

書生が見た百間先生

お気に入りのサイト<A HREF=http://www.basilico.co.jp/basibasi/index.html>「バジリコバジリコ」</A>で、作家の出久根達郎さんが連載をもっていらっしゃる。タイトルは<A HREF=http://www.basilico.co.jp/basibasi/003/index.html>「出久根達郎の「今読めない、読みたい本」</A>。しばしば、古書店主である出久根さんならではの、珍しい、しかも面白い本が登場する。今回は、内山保『…

空飛ぶ馬

昨日から読み始めた北村薫<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01053215&volno=0000>『空飛ぶ馬』</A>(創元推理文庫)のつづき。仕事で帰りが遅くなったので、3つ目の「胡桃の中の鳥」まで。「砂糖合戦」は、まさに日常のなかで起こりそうなエピソードをデフォルメしたもの。ネタバレになるので、詳しくは書けないが、紅…

名探偵雅楽と竹野を継ぐ、名探偵コンビとの出会い?

かねたくさん、お薦めの、北村薫さんの作品<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01053215&volno=0000>『空飛ぶ馬』</A>(創元推理文庫)を読み始めた。文学部の女子学生”わたし”と、噺家・春桜亭円紫が、不可解な謎に挑戦し解き明かしていく小説。裏表紙に鮎川哲也さんが寄せている文章によると、「殺人やことさらな事件…

名探偵雅楽と竹野を継ぐ、名探偵コンビとの出会い?

かねたくさん、お薦めの、北村薫さんの作品<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01053215&volno=0000>『空飛ぶ馬』</A>(創元推理文庫)を読み始めた。文学部の女子学生”わたし”と、噺家・春桜亭円紫が、不可解な謎に挑戦し解き明かしていく小説。裏表紙に鮎川哲也さんが寄せている文章によると、「殺人やことさらな事件…

本日の収穫

原宿 BOOK OFFで●上林暁『聖ヨハネ病院にて』(新潮文庫) 岡崎武志さんの本で、この作品のことを知って、いつかは読んでみたいと思っていたのだが、こんなにすぐに手に入るとは、ラッキー。●戸板康二『ちょっといい話』(文藝春秋) ソフトカバーの単行本が…

本日の収穫

原宿 BOOK OFFで●上林暁『聖ヨハネ病院にて』(新潮文庫) 岡崎武志さんの本で、この作品のことを知って、いつかは読んでみたいと思っていたのだが、こんなにすぐに手に入るとは、ラッキー。●戸板康二『ちょっといい話』(文藝春秋) ソフトカバーの単行本が…

平成の”旋毛曲がり”が描く明治の”旋毛曲がり”たち

<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02004186&volno=0000>『慶応三年生まれ七人の旋毛曲がり』</A>(マガジンハウス)をいよいよ読了。もったいないので、少しずつ読んでいた。最近、坪内師匠自身が”平成の旋毛曲がり”なのではないだろうか?と、思っている。そうじゃなければ、この七人が同じ年の生まれだということを…

バブル時代の「東京」(2)

この連載の2回目で、山口さんは浅草ロック座で倒れ、救急車で病院に担ぎ込まれている(このとき医師は、脳内出血、脳梗塞を疑ったらしいが、後の検査で古い脳血栓の後が発見されたという)。苦しいはずなのだが、担架に乗せられて搬送される途中で、山口さ…

バブル時代の「東京」(1)

山口瞳『新東京百景』(新潮文庫)は、山口瞳さんの作家としての視点と、画家としての視点の2つが交錯している。そもそもこの作品を書こうとしたのは、自宅のある国立から都心に向かって車で移動しているときに、いつも目にする新宿西口の超高層ビル群だっ…

バブル時代の「東京」(1)

山口瞳『新東京百景』(新潮文庫)は、山口瞳さんの作家としての視点と、画家としての視点の2つが交錯している。そもそもこの作品を書こうとしたのは、自宅のある国立から都心に向かって車で移動しているときに、いつも目にする新宿西口の超高層ビル群だっ…

バブル時代の「東京」(2)

この連載の2回目で、山口さんは浅草ロック座で倒れ、救急車で病院に担ぎ込まれている(このとき医師は、脳内出血、脳梗塞を疑ったらしいが、後の検査で古い脳血栓の後が発見されたという)。苦しいはずなのだが、担架に乗せられて搬送される途中で、山口さ…

平成の”旋毛曲がり”が描く明治の”旋毛曲がり”たち

<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02004186&volno=0000>『慶応三年生まれ七人の旋毛曲がり』</A>(マガジンハウス)をいよいよ読了。もったいないので、少しずつ読んでいた。最近、坪内師匠自身が”平成の旋毛曲がり”なのではないだろうか?と、思っている。そうじゃなければ、この七人が同じ年の生まれだということを…

いもづる読書は、やっぱり楽しい

「いもづる読書は、楽しい」と言ったのは、<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02144803&volno=0000>『東京本遊覧記』</A>(晶文社)の著者・坂崎重盛さんだ。その坂崎さんと嵐山光三郎さんの交友関係を知らずに、まったく別の興味から嵐山さんの

いもづる読書は、やっぱり楽しい

「いもづる読書は、楽しい」と言ったのは、<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02144803&volno=0000>『東京本遊覧記』</A>(晶文社)の著者・坂崎重盛さんだ。その坂崎さんと嵐山光三郎さんの交友関係を知らずに、まったく別の興味から嵐山さんの

奇しくも”いもづる”読書

坂崎重盛<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02144803&volno=0000>『東京本遊覧記』</A>(晶文社)読了。予想どおり、”積ん読本”候補は、またまた増えてしまったけれど、気長に「欲しい」と思って待っていれば、いつかはご縁ができるようなので、焦らずに、ボチボチと揃えていければと、思う。続いて、嵐山光三郎

奇しくも”いもづる”読書

坂崎重盛<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02144803&volno=0000>『東京本遊覧記』</A>(晶文社)読了。予想どおり、”積ん読本”候補は、またまた増えてしまったけれど、気長に「欲しい」と思って待っていれば、いつかはご縁ができるようなので、焦らずに、ボチボチと揃えていければと、思う。続いて、嵐山光三郎

本という友だち

速読術というのは、何年かの周期で流行するらしい。最近、NHKの人気番組「ためしてがってん」で、紹介された速読術の本というのが、書店で平積みになっているのを、よく見かける。仕事の資料として、明日までに読まねば!という本があったりすると、速読術が…

本日の収穫

ご贔屓の書店で●『東京人』4月号 先日、バックナンバーを入手して、この雑誌にすっかり目覚めてしまった。 とりあえず、居酒屋さんの紹介をパラパラと読んでみた。 こういうシブい系のお店に最近行っていないな。 以前、職場の人々がほぼ毎日通っていた居酒…

本日の収穫

ご贔屓の書店で●『東京人』4月号 先日、バックナンバーを入手して、この雑誌にすっかり目覚めてしまった。 とりあえず、居酒屋さんの紹介をパラパラと読んでみた。 こういうシブい系のお店に最近行っていないな。 以前、職場の人々がほぼ毎日通っていた居酒…

本という友だち

速読術というのは、何年かの周期で流行するらしい。最近、NHKの人気番組「ためしてがってん」で、紹介された速読術の本というのが、書店で平積みになっているのを、よく見かける。仕事の資料として、明日までに読まねば!という本があったりすると、速読術が…