指先の温度。

この日記の半分は戯言で、もう半分は『ミルクティー』 で出来ています。
なかのひとが忙しいと更新が止まります。

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2004-08-21

[]一般原則と有用性原則の分離について。

http://d.hatena.ne.jp/sasada/20040820#1092965818

キーワード全てに適用される規範(一般原則)を分離してみることは、議論の助けになるでしょう。

あくまでたたき台ですので、これに改善を加えていく方向で。

<一般原則>

キーワードにするためには、次に挙げる点が満たされている必要があります。

  1. 字面・内容ともに適用される部分
    • (公序良俗チェック)登録しようとしているキーワード自体、その説明文、あるいは貼付する画像は、他人に不快感を与えるようなものですか? 特定個人・組織を誹謗中傷する内容のものですか? 他人のプライバシーを侵害しますか? 他人の著作権を侵害しますか? いわゆるアダルトなものですか? 広告・宣伝に該当しますか?
    • (私物化チェック)意味不明な言葉や、自分だけしか意味が分からないような言葉を登録するのはやめましょう。(根拠:http://d.hatena.ne.jp/help#wordforkeyword)
  2. 字面のみに適用される部分
    • (使用文字数チェック)一文字キーワードはシステムの制約上登録できません。
    • (重複登録チェック)既に登録されているキーワードと同一の文字列であり、かつ、同一のものをさす場合には、新たに登録することはできません。(根拠:http://d.hatena.ne.jp/help#multipleword)
    • (使用文字等チェック)英数字、スペースについては、それが全角であること自体に意味がある場合を除き、半角を使っていますか?全角文字中の中黒「・」やマル括弧「()」は全角文字になっていますか? スペースがあってもなくても同じ意味をなす場合、スペースがない表記にしていますか? ふりがなは正しく振られていますか? カテゴリは適切に選択されていますか?(根拠:http://d.hatena.ne.jp/help#guideforword
  3. 内容を書く場合にのみ適用される部分
    • (客観性チェック)キーワードの説明文は極力普遍的な内容で、誰が閲覧しても違和感無く理解ができることが求められています(罪が無く機知に富んだ駄洒落は歓迎)。特に、キーワードを自説の主張の場として用いるのはやめましょう。大丈夫ですか?(根拠:http://d.hatena.ne.jp/help#wordforkeyword) (なお説明文のないキーワードの登録も認められています)
    • (共有可能性チェック)キーワードははてなの共有財産であり、他のユーザーからの編集を受ける可能性があることを考慮に入れていますか?(あまりに個人の見解に走っていませんか?)

<有用性原則>

キーワードに出来るのは、一般原則を満たすもののうち「有用性」が認められたものだけです。

  1. 名詞
  2. 名詞以外で有用性が受け入れられているもの
  3. その他
    • 多くのユーザーにとって有益であるキーワード
      • 上のカテゴリに入らない言葉は「登録申請→簡易評議会」のプロセス(詳細後述)で、「多くのユーザーにとって有益である」ことを確認した後にキーワード化できます。

(追記)

http://d.hatena.ne.jp/sasada/20040821#1093105238

ようやくsasadaさんの意図するところが理解できたように思います。

わたしの案はid:hatenadiary案(『制限された範囲(名詞の多く) + 特別に許可した範囲(一部の非名詞)』方式)を改善する方向性のものになってますが、sasadaさんの案はそれとはまったく逆のアプローチを取っている(そして、その方がbetter?)ということなのですね。


http://d.hatena.ne.jp/naka64/20040821#1093075956

「アレルゲン」の認知→隔離の過程はルールで処理するよりもシステムで対処できる方がよい、と思います。これまでの歴史を見るに、アレルゲン認定されるようなキーワードを登録する人とルールに基く対話を行って対処することは現実的ではないでしょう。

このためのシステムの候補としては、凍結キーワード(http://d.hatena.ne.jp/mitty/20040812#p2)システムがよいのではないかと。凍結中のキーワードは市民以外から見えなくする、という処理まで行えば、はてなダイアリーの恥部を安全に隠蔽できるでしょう。

(追記の追記)

http://d.hatena.ne.jp/naka64/20040824#1093267148

失敗により入り込んだアレルゲンにはシステムで。愉快犯的反抗には禁止事項で対処するのが良いのでは、と、今のところは考えています。

この見解はわたしが考えているものと近いと感じました。

あと、http://d.hatena.ne.jp/yukatti/20040823#20040823fn2を読んで、アレルゲンの意味に行き違いがあることにようやく気が付きました。わたしは、

  • アレルゲン:キーワード
  • 抗体:いわゆる「自治厨」
  • 反応の主体:はてなダイアリーキーワードシステム

という認識だったのですが、

  • アレルゲン:キーワード
  • 抗体:個人の美意識
  • 反応の主体:個人

という用い方をされていたのですね。

「そばアレルギー患者が確認できたから、そば製造禁止ね」と言われてみれば、確かにおかしいというのが良く分かります。naka64さんがおっしゃるように、この場合はそばアレルギーの人がそばにふれないようにする環境を用意して棲み分けるのがよりよい解決法のはずですから。

[]登録申請キーワード:緩衝地帯の必要性について。

「多くのユーザーにとって有益であるキーワード」の内容を未定義でユーザサイドに投げるのは運営サイドの怠慢なわけですが、有用性があるか否かを機械的に証明できるようなギミックを用意した上で投げるのは、やり方の一つとして認められてよいと思います。

わたしはそのため(有用性確認)のギミックとして、「簡易評議会」を提案します。

<フロー>

  1. 登録申請
    1. (原則)通常の登録申請(by はてなダイアリー市民)
      • キーワード「登録申請キーワード:XXXX」を作成する。
        • その際、次の内容をキーワード本文中に記載する
          • キーワード「XXXX」の本文(予定)
          • 申請理由orどういうメリットがあるか
    2. (例外)紛争時の登録(by 運営サイド)
      • 削除サルベージの繰り返しが起こっていて、一定数(例:10名)の反対意見が存在する(=10名が削除予定に変更した)。
        • 運営サイドがキーワード「登録申請キーワード:XXXX」に内容を移管。
        • 元のキーワードは「重複登録」扱いで削除。
  2. 簡易評議会(by 運営サイド)
    • 運営サイドは、毎月1日に「登録申請キーワード」となっているもののキーワード化の是非を問うアンケートを実施する。投票期間は1週間。公示はhttp://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/にて。
      • 結果、
        • 過半数の賛成→有用性が証明された!→キーワード化
        • 一定数*1の賛成票獲得→有用性が証明された!→キーワード化
        • それ以外→現状維持。

<簡易評議会の効果>

  • 議決より3ヶ月間は、削除できないという保護を与える。以降は、通常キーワード扱い。

あくまで機械的に淡々と処理することを念頭においています。

  • 登録したい側のメリット
    • 一定期間(3ヶ月間)は削除されなくなる。
    • 一定数の賛同があることを示せば、キーワード化する際に文句を言われなくて済む。
  • 削除したい側のメリット
    • 「登録申請にしてみんなの判断を仰げ。」という妥協案を発動できるようになる。
    • 依怙地な登録者を相手にしなくて済む。
  • 運営サイドのメリット
    • 紛争処理プロセスに煩わされることが少なくなる。

(追記)

http://d.hatena.ne.jp/herecy8/20040821#p2

簡易評議会を経た後の「現状維持」というのは登録申請カテゴリーのまま、ということでしょうか。削除もされないけどリンク・捕捉もされない特殊カテゴリーという提案も考えられますが、私は削除でいいように思います。ただそれだと、効果の点で現行の評議会と区別がなくなりますね。ここは少し議論のあるところかと思います。

とりあえず、

現行の評議会との違い

  1. 一定数の賛成によるキーワード化を認めている点(一定数のユーザが必要と言うのならばキーワード化を認める道を開いた)
  2. 議論なしで機械的に発動(運営サイドの事務処理の手間の大幅な軽減)

というところでしょうか。


「現状維持」というのは登録申請カテゴリーのまま、ということでしょうか。

そのとおりです。そして、削除はしません。削除しないことにより、次のようなメリットがあるからです。

  • 登録申請キーワード:XXXXがある限り、XXXXのキーワード化を抑止できる
  • 「登録したい派」は削除しても何度も登録するはずで、それならば削除しない方が議論が消えないので便利

もしも登録申請キーワードから消すような場合を考えるのだとすれば、「連続n回否決→そのキーワードを登録禁止リストに加える」という処理をした上で消すのが良いと思います。あるキーワードが登録申請のプールからなかなか抜けないと事務処理の手間が回を追うごとに加速度的に増大することを考えると、一定回数(例:3回)否決されたキーワードは登録申請プールから削除+以後基本的に登録できなくなる、というのは悪くない考えでしょう。

「以後、基本的に登録できなくなる」といった措置がやりすぎだと考えるならば、一定回数否決されたキーワードは3ヶ月間簡易評議会にかけられなくする(=3ヶ月間の登録禁止と同義、しかも、キーワードに集約された議論を消さなくて済む)というのもありでしょう。

[][]「しなもんルール」。

しなもんルール」の内容ですが、よく書けていたと思います。お疲れ様です。>id:qwqwさん

補足ありがとうございました。パーフェクトだと思います。お疲れ様です。>id:kawabeさん

*1:100名程度?

OooooooooooooooOoooooooooooooo 2004/08/22 04:26 お世話になりました。ばいばい♪

yukattiyukatti 2004/08/23 01:40 『はてなの本』近藤さんインタビューはいろいろと示唆に富むものでキーワード議論をしたい方には是非、読んでいただきたい無いようだと思いましたが、そのなかの「キーワードを生かすためのシステム」のp.28、今後のキーワードシステム像にこうあります。
------------
「あれは放っておこう」というゾーンができないようにすること。つまり、「なんか変なキーワードがあるけど、僕は全部オフにしているから気にしない」ということになって、隅の方にゴミ溜めができていくようなものにはしたくないんです。フレッシュに、ちゃんとしたキーワードが常に溢れていて、それ以外のゴミのようなものはない状況にしたいわけですよ。
(中略)
つまり、コントロール権の部分と、「これは消しますよ」っていうラインをみんなで判断できるっていう明確さと、その二つの条件が必要なんじゃないですかね。
------------
ここから考えると『凍結キーワードシステム」…
>凍結中のキーワードは市民以外から見えなくする、という処理まで行えば、はてなダイアリーの恥部を安全に隠蔽できる

という発想は、近藤さんが持っている今後の構想とはちょっとそぐわないかな、実装の可能性は低いかも、という気がしました。

yukattiyukatti 2004/08/23 01:42 ×読んでいただきたい「無いよう」○「内容」です。すごい間違いすみません。

hmorihmori 2004/08/23 05:55 yukattiの書いた「はてな」本の近藤さんの意見が本当で、それが目指す方向ならば、私の方向性とは違うと感じました。悲しいなあ。

yukattiyukatti 2004/08/23 08:38 hmoriさん こんな短い部分引用からそういった結論をおだしになるのはちょっと短絡すぎるのではないでしょうか……インタビューは全部で3万字あるそうです。全部お読みになっていただきたいんですけど、たぶん、hmoriさんは誤解してらっしゃって、インタビュー全体を通して近藤さんとしてはキーワードについてはユーザーの自由意思を尊重して出来るだけ広く認めたいという意思があることは明確に述べられています。また、その反面、そういうのがいやだ、というユーザーのためにはリンクするキーワードをもっと選びやすくしたり等、はてなのなかでもっと一種のすみわけができるよう工夫していきたいことなどなどがちゃんと述べられています。
引用箇所にある「ゴミキーワード」とは規約的に疑問があったり削除ガイドラインにひっかかったりしそうな、そういう問題のある、mittyさんおっしゃるところの「はてなの恥部」となるようなキーワードなんじゃないかとわたしは解釈しました。

yukattiyukatti 2004/08/23 08:43 で、そういう「はてなダイアリーの恥部」となるようなキーワードの処理にmittyさんは凍結キーワードという案を出されているのですが、近藤さんとしてはシステム的に隔離隠蔽してしまうことでよしとするんじゃなくてシステム自体から削除するなり議論の遡上にのせるなりしたい、という意思をお持ちなんじゃないか、ということを、引用することでmittyさんにお伝えしたかったというのが今回のわたしの引用です。

yukattiyukatti 2004/08/23 08:55 それと引用箇所の本筋としては、キーワードに対してユーザーが関心を持ちつづけていられるようなものにしたい、登録者ひとりがキーワードを作るだけでなく(そういう場合はえてして作るだけに満足してあとの情報更新がとまってしまうことがある)、さらにいろいろな人がそのキーワードを更新しつづけていくことでキーワードの情報が常に新しく保たれていくようなシステムにしたい、という意思のはなしなんだなとも読みました(上コメント欄でsasadaさんが述べられている問題の一環として)。
長々とすみません>mittyさん 引用は不十分だったかもしれません。

yukattiyukatti 2004/08/23 09:10 で、その「すみわけ」をしつつキーワードを生かさせ続けていこうというためのシステムのひとつがキーワードモデレーションシステムである(そしてもっといいものにしていきたい)、ということもあの引用箇所の前段にあります。
さらにインタビューは二ヶ月ほど前のことです。その後の状況変化で今回のルール改定や意見募集は、評議会で「一般的な形容詞」の登録にNOという票が多かった、ということで、そういったキーワードの登録ルールの是非を検討し「名詞縛りルール」の撤廃後のルールの再調整をする、という意味合いなのではないかとわたしは思っています。

mittymitty 2004/08/23 11:43 yukattiさん、参考資料ありがとうございます。『はてなの本』はまだ読んでいなかったのですが、早い段階で目を通すようにしたいと思いました。▼参考資料から推察するに、確かに「凍結」の発想は近藤さんの理想とはそぐわなさそうに思われます。その理想にはキーワード一つひとつと真摯に向き合いたいという意気込みが感じられて好感がもてるのですが、いわゆる「アレルゲン」を持ち込む人たちがいることも事実であり、さらに悪いことには「アレルゲン」であるかどうかは登録の事後でないと判明しないという現実があります。やはり安全や秩序のためには隔離機構自体は必要だと思うのです。つまり、問題は、隔離機構によって隔離されたものが隔離されたままになってしまうこと、なのですよね。そこで、凍結キーワードを登録申請キーワードに流して再生過程に載せるようにしてはどうでしょう。登録申請キーワード方式は、毎月一度棚卸をするのでその意味において近藤さんの理想とはかけ離れていないはずです。▼「廃れてしまう」ことへの懸念を、システム的なところで体現するとすればキーワードに「賞味期限」のようなものを設けることになるのでしょう。とはいえ、これはすべてのキーワードに当てはまる性質のものではない(普通名詞とか放送の終わったアニメとかにはそぐわないシステムでしょう)ですから、実際に導入するのは難しげですね。

yukattiyukatti 2004/08/23 12:59 長くなって申し訳なかったのでこちらに書いたコメントはhttp://d.hatena.ne.jp/yukatti/20040823#1093233150に転記しました。

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