入院5日目・退院(1)
たのしかーったひとときがー、いまはもーすぎてゆくー(カックラキン大放送エンディングより)
楽しい日々はあっという間に過ぎ、最後の朝食。
オクラとシメジの鰹節和え、田舎煮、梅干し、おみそ汁、大量のご飯、ヤクルト
ん?ヤクルト?か??
ニセモノのサツラク「ハミン」だった
ヤクルトって書いてるのに。
食後、退院手続きまでの時間を、ぬりえをカサカサ塗る。
「カサカサきこえたから、みをな!さんの病室かと思ったら、やっぱりそうでしたかー」と
言われた程、看護師さんの間では「ぬりえをしてる変わった面白い人が居る」と
噂になっていたようだ。初めて会った看護師さんも、まず色鉛筆の数と色のクオリティに驚く
最終日には、配膳のおばちゃん、掃除のおばちゃんまでもが、ぬりえの進行状況にに興味を
抱くようになっていた。
ギリギリセーフで塗り上がった最後のページ (左:見本 右:完成)
人生の中で、これほど彩色しつづけた時間があったろうか?(いやない)
がんばった。えらかったぞ、自分。
午前11時、相方が迎えに来た。
昼ご飯を母方の親戚がおごってくれるという。「ご苦労さん会ね」と母は言っていたが
うちの実家は全員参加。これは一体なんの会なのだろう?と思いつつ、名目「病み上がり」の
体で、退院早々、すすきの「かに将軍」へ。
この日の昼食。豪華カニコース
カニの刺身までが出現し「初めて食ったぁ…」と相方が感嘆の声をもらす豪華さ。
退院祝いっていうか、昼からカニを食うのはどうなんだろう。こんなお大尽な事があって
いいのか……?(私と相方以外はお大尽様だからいいのか)
ちなみに、右手にチラッと見えるだろうか?アサヒスーパードライが。
もうこうなったらビールも飲んじゃえ。
入院5日目・退院(2)
たんまりご馳走してもらい、カニの太巻きとロイズのチョコをお土産に頂いた。
そのまま帰宅するかと酔った勢いで、母、姉、相方と4人江別行きの列車に乗り、
毎年恒例の「江別陶器まつり」へ。
勿論、わたしの腕には患者管理システム用がバーコードリストバンドがはめられたままだ。
(株式会社サトー製らしいので、用のある人はこちらで頼もう)
江別ではいつものお店『陶工房 Pino』http://www002.upp.so-net.ne.jp/utsuwa-t/index1.html
(そしてブログ『うつわたび』 http://utsuwatabi.exblog.jp/)へまず向かう
最近、お魚用皿が割れたので購入
ピヨちゃんが乗った、笹舟みたいなペン皿
よく見ると、渦潮に飲まれそうになり大変な事になっていた
小さな一輪挿しをプレゼントして頂いた。使う時は先っちょのウサギ部分をはずす
そして今年は、去年出会った陶芸集団「大名行列」http://blog.goo.ne.jp/qq2q3tva9
その中の“褌雑技団(フンドシザツギダン)”のシリーズが買いたいために急いだ。
器の品質を母がとても高く評価している“褌雑技団”シリーズ
「絵がなければ客にも出せるのに」と笑うが、姉と私と相方は、この絵に夢中だ
今年も店を出しているのかどうかがまず心配だったけれど、無事出店していて良かった。
わたしらの顔をみるなり「グルグル姉妹さん、今年もきてくださいましたか」と歓迎。
後輩さんが「褌雑技団」で検索すると、去年のぐるぐるあたまのページで(2007年7月17日更新)
褌雑技団を紹介していたために、検索にひっかかり、ここや私らの存在を知ったという。
やっぱりいいね、新しい単語は。世の中に出きってないからね。
去年、イトコに贈った後、自分でも買えば良かったと後悔した
「ハイハイベービーお香立て」をまず購入
褌雑技団「地割れシリーズ」のお皿
みんな地割れをまたいでいる。手前の一人しか褌を締めていないのが気になる
お店には凄くインパクトのある陶器の看板が置かれていた(据わりが悪く立てかける以外に
飾る方法が無い)姉も母も沢山褌雑技団の器を買って、「もう看板も差し上げますよ」
「いや要りません」と言い合って笑っていたら、静かに相方が「看板おいくら?」と
欲しそうにしているではないか。
「リピーターですから、もうお礼で差し上げます」と無料でお店の看板を頂いた
「また作ればいいだけですし。邪魔になったら割って下さい(笑)」と
看板“小さすぎる褌”
近々、荒縄で亀甲縛りかなんかして、居間の壁にオブジェとして飾ろうと思う
メカ沢のTシャツを着ている私以外の女性に、出会う事が出来た。
雨にも当たったけれど、すごい笑った退院日だった(多分みんな忘れていたんだろう)
ああ、おもしろい6日間だった。