三宅が小学4年生の頃、
日本では『スーパーカーブーム』なる
大流行があった。
猫も杓子もスーパーカー。
コカコーラの王冠の裏にもスーパーカー。
男の子の筆箱にはスーパーカー消しゴム。
といった具合で北見の田舎でも
一大ブームだったのである。
そんな中、
三宅の実家からほど近い空き地で
名称は忘れたがスーパーカー十数台を
展示するイベントがあった。
この時の写真が上の写真である。
多分フェラーリ512の前で
兄が写真を撮ったものだが、
このイベントの最中にNHK北見放送局が
取材に来て三宅はインタビューを受けた。
「スーパーカーのどこが好きなの」
というアナウンサーの答えに
「エンジンのところ」と三宅は答えたのだが、
『エンジンの部分』と言うべきだったと
インタビュー直後に後悔した。
果たして夕方のローカルニュースで
写真のような三宅が
「エンジンのところ」と編集されることなく
オホーツク地区に放映されたのであった。
ほんの35年前の話である。