一方サンクトペテルブルクでは、ロシア人LGBTが平和にパレード

何が「一方」かと言うと、同じロシアのモスクワでは警察が武力でスラヴィック・プライド09を弾圧した一方、の意です。

冒頭のリンクは、スラヴィック・プライドの翌日、つまり5月17日(日)、ロシアのサンクトペテルブルク市で行われたLGBTイベントのニュース。100〜250人のLGBTとその支持者が集まり、商業地区のメインストリートを平和に歩いた後、メッセージつきの色とりどりの風船を飛ばしたとのことです。

この風船を飛ばすというのは国際反ホモフォビア・トランスフォビア・デー(IDAHO)のイベントの一環として行われたもの。チェリャビンスクなど他の都市でも同様に行われ、報道機関には好意的に取り上げられたそうです。ちなみにこちらのニュースによると、サンクトペテルブルクのパレードは無許可のものだったようですが、警察の介入もなく無事終わった模様。

モスクワとのこのあまりに大きな違いは一体。ひょっとしたら、スラヴィック・プライドに関しては、「ロシアだから」というより「モスクワだから」「Yury Luzhkov市長だから」という要素が強いのかもしれません。