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みやきち日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-02-05-Fri

ゲイとレズビアンの映画制作者が第1回シンガポール短編映画賞を受賞

2010年1月、第1回シンガポール短編映画賞(Singapore Short Film Awards)を、ゲイとレズビアンの映画制作者が受賞したというニュース。

まず、最優秀脚本賞に輝いた『Threshold』は、警察による麻薬取り締まりのおとり捜査にかけられたゲイ男性の物語。トレイラーはこんなです。

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この作品は、Loo Zihan監督がシンガポールの南洋工科大学(Nanyang Technological University)在学中に撮ったもの。報道によると、Zihan監督は、卒業生総代の告別演説の中で、大学側から『Threshold』のポスターを変えろと言われたと述べているとのこと。この映画のポスター(元記事の真ん中へんにあります)は学位授与式の間に飾っておくには「不適切」であるとみなされたんだそうです。なお、Zihan監督は現在、シカゴ美術館附属美術大学で修士号を取得しているところだとのこと。

次に、最優秀監督賞、最優秀フィクション賞を受賞した『Dirty Bitch』はこんな作品です。

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こちらは閉所恐怖症になりそうに狭いシンガポールのアパートを舞台とする映画だとのこと。トレイラーを見る限り、ラップに乗せてたたみかけられるポップさと残酷なイメージの取り合わせが非常に面白い感じ。この映画は、これまでシンガポールとロッテルダムとバンクーバーでの国際映画祭で上映されているそうです。

『Threshold』も『Dirty Bitch』も面白そうで、全部ちゃんと通して見てみたいと思いました。日本でゲイ映画・レズビアン映画というと反射的に(1)欧米か、またはせいぜい日本の作品で、(2)2時間ぐらいあって、(3)映画館で1800円取って上映されているものを連想されてしまいがちだと思うんですが、当たり前だけどそれだけがゲイ/レズビアン映画というわけではないんですよね。今後こういうショートフィルムがもっとどんどん作られ、流通するようになってくれたら嬉しいなと思います。

単語・語句など

単語・語句意味
headline-grabbing《米俗》ニュースになる
entrapmentおとり捜査
inaugural最初の
Nanyang Technological University南洋工科大学
valedictory《米・カナダ》卒業生総代の告別演説
deem…だと思う、考える
convocation《インド》学位授与式
School of the Art, Institute of Chicagoシカゴ美術館附属美術大学
claustrophobic閉所恐怖症の、閉所恐怖症を引き起こす、きゅうくつで閉所恐怖症になりそうな
flair直感力、鋭い眼識、スマートさ、あかぬけていること、粋
goriness凄惨さ、むごたらしさ、残虐、流血