牛畜産農家

miyasun2010-10-21




昨日は午前中健康診断、
午後から3組のお客さんが来社されました。


その内の一組3人は
西都市の茶臼原からの人たちでした。






茶臼原からは西都市の学校が遠いので
上新田小中学校へ通ってくる人たちも多いのです。


子供たちの同級生の親御さんで、
もう随分会ってない懐かしい人たちです。


この内の2軒が畜産農家です。
この度の口蹄疫で被害に合われた農家です。





口蹄疫が発生してから心配で
何度か女房が電話で様子を聞いていたのですが、
やっと終息宣言が出て、出てこられました。


最初の頃は何処へも行けず、
買い物にも困っていたそうですが、
今は落ち着いてきて、
逆に今までは牛の世話で一年中家を空けられなかったのに、
こうして外出ができるのだそうです。





生の現状をお聞きすると、本当に大変だったことが
理解できます。


マスコミでは伝わらないことも
お聞きし、勉強になりました。


これからは再建へ向け、歩まれるとのこと。
お顔も明るくなっており、一安心しました。




これからの課題は病気予防は勿論のことですが、
採算面のことでした。


牛の農家も三種類あり、
一つは、子牛を産ませる、繁殖農家、
その子牛を飼って育てる、肥育農家、
そして、子牛を産ませ、肥育までする、一貫農家
です。





繁殖農家はこれから子牛の導入を行い、肥育しますが、
今は子牛の価格も高く、この牛を育てて出荷する時の
相場がどうなっているか、ここが気になるところです。


300キロくらいの子牛を一年半くらいかけて、
800キロ以上に育てるのです。





その間、無収入です。
飼料代や消毒の費用、人件費はかかりますが、
現金は一切入ってきません。


みなさん、今だけではなく、
この牛さんたちが大きくなるまで、時間がかかりますので、
これからも消費拡大にご協力ください。


貴重なご意見が聞けた、懐かしい出会いでした。