稽古×稽古×稽古


リハーサルが終わり、しかし「もっと稽古をしたい」とのことで、楽屋口で確認を重ねる"チーム『千年女優』"。

我らがチームリーダー、末満健一さん。
「今日は"矢場とん "に食べにいくぞ!」の笑顔。
ところが、ふと気付けば…通し稽古が始まっていました。

世にも珍しい、『千年女優』野外版。
ただ今18時30分。
リハーサルから7時間。
間に30分程休憩を挟んだものの、ぶっ通しで稽古をしつづけています。
もちろん、決められた時間内でやり終えるのが正しいとは思いますし、他の劇団さんはそうなさっています。
照明キュー、音響キュー、役者の動きのきっかけが鬼のようにある『千年女優』。
つくづく演劇博覧会イベント向けの作品ではないなあと思います。
だけど、それを分かった上でこの作品を持って来たこと、その枠に無難に納める作品にはしなかったこと、できる限り妥協することなく作品に向き合う姿勢が、きっと明日からの3日間、私たち・チーム『千年女優』に奇跡をもたらしてくれると信じています。
「カラフル3」のスタッフさんたちも、少しでも作品を良くしようと惜しみなく協力してくださっています。
無理ばかり言いましてすみません、本当にありがとうございます。
いやもうね、ほんと正直、今一番の心配事は制限時間。制限時間は60分。60分以内に終わらなかったら、緞帳が降りてくるそうです。これまでの通し稽古ではすべて59分台で終わっているので、大丈夫だと…大丈夫だと思うのですが。
ただ今18時58分。
外は暗闇に包まれてきました。まだ通し稽古は続いています。
がんばれ、チーム『千年女優』。