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2011-03-26

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スーパーの棚から、今度は水が姿を消しております。うちは妊婦も乳児もいないんで、水道水で大丈夫ですが、小さなお子さんがいるおうちは心配だろうなと思っております。

福島原発の事故も状況が刻々変化していきますが、そのニュースを見ながら思いだしたものがいくつか。

これは、不安を煽ろうっていうんじゃないです。むしろ、ちゃんと現実を見て、覚悟を決めようよっていう話です。


風が吹くとき

風が吹くとき

原作はレイモンドブリックス。スノーマン描いた方ですね。これは核戦争の「デイ・アフター」なのだけど、放射性物質という意味では共通点があるかと。最後まで、この人のいいちょっと頑固なおじいさんは、政府発行の「核戦争パンフレット」を信じ続ける。おしゃべりで世話好きのおばあさんと二人で、防災対策を一生懸命に実践していく。二人のやりとりは素朴で時にユーモラスでもあって、それだけに絵本の被曝した後の二人の状況の苦さ、切なさが辛い。

チェルノブイリ診療記

チェルノブイリ診療記

今はこの菅野先生は松本市の市長さんだったはず。チェルノブイリ原発事故の後、現地では小児甲状腺癌の発生率が急上昇した。そのベラルーシに単身行って、乏しい医療環境の中で、患者さんに向かいあい続けた手記。私も甲状腺疾患は持ってるので、人ごとではなかったんですね。

無理をする必要はないが生きている意義について自身に問いかけることから回避してはならない

菅野先生の言葉です。


そして、やっぱりこれ

東京に原発を! (集英社文庫)

東京に原発を! (集英社文庫)

読んだのは高校生の頃かな。「なぜ、東京の電気を作るために東北の海辺に原発を作るのか。そんなに原発が安全だと言うなら、新宿西口につくればいいじゃないか」という広瀬氏の主張にそうだそうだと思ったのですね。ちなみにそこは甲斐バンドのBigGIGの会場となり、その後都庁がにょきっと建っております。

原発が安全な訳ないじゃんね。

ジブリ実験劇場 ON YOUR MARK [VHS]

ジブリ実験劇場 ON YOUR MARK [VHS]

核汚染後の世界、怪しい新興宗教が蔓延する近未来で、翼を持った少女を空に解き放そうとする、チンピラ警官チャゲ&飛鳥(これ、1995年のチャゲ&飛鳥のライブのオープニング作品なんで)

ドームの外の世界(警告板が「不保障生命」って示してる外)は真っ青な空と静かな草原と廃墟になった街と、そして石棺で覆われた巨大な原子力発電所・・・の廃墟。



先日、東京近郊でされたインタビューで「早く元通りの生活に戻るといい」ということを答えてた方がいたんですが、避難所で本当に不自由な生活をしてる方がいうならまだしも、都内で街をスカートで歩いてる人がそれを言うかなあ、と思ってしまったんですな。今の状況を見れば「元の生活に戻るのは不可能だ。むしろやっちゃいけない」と思いませんかね。それとも、そんな想像力さえ欠乏してるんですかね。

これから、長期に渡り関東や東北は放射性物質とつきあうことになると思います。それはもうしょうがないこと。いつまで他の場所(外国を含む)から水を買いあさり、葉物野菜を農家の人に処分させるんでしょうかね。一生?一生買い占め続けるわけ?

あまりにマスコミの情報に左右されている状況を見てると、「スリーマイルからもチェルノブイリからも人は何も学ばなかったのか?」と思ったりするのです。


うー、ここにはできるだけ社会的なことは持ちこむまいと思ってたんだけど、思わず書いてしまったい。