水色石の雑記帳

0000年03月03日

[]2008年 プロ野球戦力分析

さて、まずは恥ずかしながら去年の予想を引っ張り出して見ましょう。


1位:福岡ソフトバンクホークス

2位:西武ライオンズ

3位:千葉ロッテマリーンズ

4位:北海道日本ハムファイターズ

5位:オリックス・バファローズ

6位:東北楽天イーグルス


ちなみに現実は「1ハム 2ロッテ 3SB 4楽天 5西武 6オリ」でした。……うわ、一つも当たってないや。まさかハムが連覇するとは。まさか西武が5位まで落ちるとは。まさか楽天が一気4位浮上とは。予想が当たらないからこそ面白いのがスポーツですが、去年はソフトバンク鉄板だと思ったんですがねえ。


てことで、あてにならない戦力分析を性懲りも無くいきますよ。

オリックス・バファローズ

野手陣 ★★★★+

カブレラ濱中古木と精力的に長距離砲を補強。オフの注目を集めたオリックス打線。まあ古木は計算外としても、前者二人の加入は素直に大きいと思いますね。特に西武ファンからすると、カブレラが敵に回ったというのは脅威ですらあります。雑誌なんかでは「ホームランバッターばかり集めても勝てない」なんて言われ方をされることもありますが、個人的にはそんなことは無いと思いますよ。やはり野球において長打は強いです。


ただ、ラロッカカブレラローズクリーンナップ、さらに北川、村松といった主軸がいずれも高齢なのは気にかかるところで、今年良くても来年以降どうなるかという不安はあります。あまり若手打者が育たないのが近年のこのチームの問題でしょう。去年の大引は見事な活躍でしたけどね。


そうそう、高齢といえば清原です。代打でも何でも、最後に一花咲かせてほしいものです。


投手陣 ★★★+

近年、オリックスといえば投手陣崩壊というイメージでしたが、だいぶんそろってきました。軸となる平野に加えて、金子、岸田と若くて粋の良い三本柱が出てきて、イメージ一新という感じです。これに実績のあるデイビー川越が脇で支えればなかなかのもの。あとは中山の評価も良いようで。パウエルの代わりに取るらしい新外国人にも、心情的には頑張ってもらいたいような気もします。あんまり強敵でも困りますが。


リリーフ陣は抑えの加藤に、菊地原、本柳、高木といますが、やや枚数が少ないのと、3年連続60試合以上登板の加藤がそろそろ疲れていそうな心配はあり。まあ何とかやりくりを、といったところでしょうね。


総合 ★★★+

すっかり低迷球団になってしまいましたが、冷静に今年の戦力を見直すと悪くないです。投打ともに十分戦える力はあると思います。あとは勢い。負け癖がついて沈滞しちゃっている雰囲気がありますが、それを打ち払うだけのきっかけが欲しいところです。Aクラス進出の可能性もありますが、逆に序盤で負けが込んでしまうと、空回りして終わる可能性もありますかね。

#注目選手 金子千尋

去年は先発で6連勝。四死球少なく、防御率は良く、飛躍への期待を抱かせました。一気に15勝級のエースとなれるか、注目です。

埼玉西武ライオンズ

野手陣 ★★★

カブレラが抜け、和田が抜け、おまけに福地までも抜けてしまいました。これで戦力ダウンしないはずがありません。威圧感がだいぶんなくなってしまいました。まずはクリーンナップの確定からして問題ですが、中島4番というのが首脳陣の構想のようです。悪くないとは思いますが、中島はやっぱり3番で、4番ブラゼル、5番GGの方がジグザグになって良いんじゃないかと。


いずれにせよ、不確定要素が多く、希望的見地に頼るほかありません。赤田が故障から完全復活し、中島、GGは去年並以上。あとブラゼルが当たって中村松坂が開花する。このくらい重ならないと優勝を狙うには厳しいです(Aクラスならこのうち半分くらいでもいけるかもしれませんが……)。


投手陣 ★★★+

明らかに低下した攻撃力に対して、投手陣は補強されました。ヤクルトから石井一久中日から岡本真也を獲得。一昨年は豊田が抜け、去年は松坂が抜けたことを考えると、久々の景気の良さです。


先発は涌井、岸、西口石井一の4人を柱として、復活を狙う帆足と、いいかげん活躍して欲しい大沼、新外国人キニーら。意外なほどの充実度を見せるのがリリーフ陣で、グラマン小野寺三井岡本真、岩崎、山岸、山崎星野と左右バランスよく揃いました。抑えは小野寺が有力視されていますが、結局グラマンになりそうな予感です。


不安材料は涌井五輪離脱と岸のジンクス西口石井の衰え。しかしまあ、この辺も、打線同様、やってみないとわかりませんかね。


総合 ★★★

25年連続クラス金字塔が途切れてしまって意気消沈気味ですが、ここで踏ん張らないと本気で低迷してしまいそう。野手は戦力ダウン、投手は戦力アップの難しいチーム情勢ですが、渡辺監督の手腕が問われます。優勝を、とはファンでもなかなか言いにくいですが、とにかくAクラスの奪回を求めます。


#注目選手 クレイグ・ブラゼル

カブレラの穴を埋めるべく獲得したファーストのパワーヒッター。去年は3Aで3割30本と、パワーだけでなく率も残せるか? この手の選手日本野球への適応しだいとしか言いようがないのですが、もし大外れだと今年の貧打は決定的です。カブレラ並みとは言いませんが、悪くても2割5分の25本くらいは打ってもらわないとなりません。幸いオープン戦ではそこそこ結果が出ていますが、さて。


#注目選手 大沼幸二

期待され、期待され、期待され続けて早幾年。でももう本当に、やってくれないと困ります。昨季後半は先発でそこそこの結果は残しましたが、そこそこすぎでした。持っている素質からすれば、せめて8勝、できれば二桁。これも毎年言っているような気もしますけどね。

東北楽天ゴールデンイーグルス

野手陣 ★★+

去年のチーム打率リーグ3位、得点はなんと2位(タイ)! 野村野球の浸透か、意外と強打線でありました。ただ、それほど強さを感じないもの正直なところです。


誰もが言うことでしょうが、さすがに去年の山崎は出来過ぎであり、今年は成績を落とすことが予想されます。ただ、それでも20本くらいは打てそう。フェルナンデスが復調すればさほど問題にはならないかもしれません。去年規定打席不足ながら3割2分を打った草野の一段の成長に期待。山崎の次の日本人主軸候補です。


守備面では、去年新人ながら正捕手に抜擢された嶋が今年延びることが出来るかにも注目。野村監督の指導で一流捕手になるか、それとも打撃の欠点を解消できないままなのか。気になるところです。


投手陣 ★★

去年終盤は田中岩隈、朝井、一場、永井らでそれなりにローテが廻ってました。リリーフも、小山がまさかのブレイク防御率0点台守護神として安定しました。だいぶん楽天投手陣も揃ってきた、感じはあります。


ただ、本来エースであるべき岩隈がどうもピリッとしないのと、他のメンバーもまだ計算しきれないのが評価を難しくしています。上記先発の5人はみんなまだ若く、ひとたびはまればリーグでも屈指の強力先発陣になる可能性はあります。今年はその可能性を見極める年、となるかもしれませんね。


良くなったといっても、チーム防御率ダントツ最下位。コマが薄く、中継ぎに良いピッチャーを配置できないのは、チーム創設以来の悩みといえましょう。


総合 ★★

昨年4位の躍進も、その勢いが続くかどうかは危ぶまれます。いかんせん、去年からの上積みがあまり見当たらないのが辛いところ。山崎が同じ成績を残せるとは思いにくい上、福盛が抜けたのも地味に響くことでしょう。小山はまだ信用なりませんし。もっともっと若手の躍進を! あと岩隈の復活と一場の覚醒を!


#注目選手 永井怜

去年は田中の陰に隠れてしまいましたが、ルーキーながら7勝を上げ、即戦力の働きを見せました。防御率田中よりも上。今期順調にステップアップすれば、今後長きに渡って楽天投手陣の柱になれるかと。もうちょっと四死球を減らすのが鍵ですね。

福岡ソフトバンクホークス

野手陣 ★★★+

去年は復帰の小久保こそ気を吐きましたが、松中がまさかの大不調、期待の多村も大きな故障は無かったのに低調でした。かつての強打線から見るとずいぶん迫力不足になってしまった主軸の復活が今年の課題となります。★評価は松中多村のどちらかが復活すると見込んでのもの。


川崎は年々凄みを増し、松田本多という(名字が似ているので他球団ファンからは区別のしにくい)若手の成長もあり、主軸さえしっかりすれば戦えると思われますよ。ただキャッチャーは例によって大穴ですが、どうしますかね。山崎か、移籍のベテラン的山か、打力の田上か。それにしても、的山と的場でこちらもポジションと名前が被りますなあ。実績は全然違いますが。


投手陣 ★★★★

無事ならばダルビッシュに勝るとも劣らない球界屈指のエース、斉藤和巳が今季絶望という悲しさ。これだけでランクダウンは避けられませんが、仕方ないので残った面々で頑張るしかありません。まずは杉内。「隔年隔年」といわれ続けている彼ですが、そろそろ連続でやりそうな気配もあり、油断はまったくなりません。スイスイとキレの良い球を投げ込んで15勝と言う実力は斉藤に負けない安定感があります。そしてこちらも安定していて説明不要の和田に、基本能力はすごい新垣。豪華な松坂世代トリオです。


四本目以降がいまいち分からないのですが、スタンドリッジガトームソンパウエルの使い分けはどうなりますか(ニコースキーもいますし)。ルーキー大場もそこそこやりそうではあるので、やっぱり先発陣は強力ですね。


リリーフは馬原の存在が大きい反面、中継ぎはそれほどでもないので、中盤に付け入る隙がありそうです。


総合 ★★★+

今年がいよいよ王監督の最終年だそうで、選手気合も入っていることでしょう。ただ、ここ数年、日本シリーズ、そしてリーグ優勝連続で逃しているだけに、どうもチーム全体の勢いに陰りが見えます。何かこう、勢いをつける新戦力がほしいですね。大場は絶好の素材と考えられますが、そこまでの役目を果たせるでしょうか。


#注目選手 ジェレミー・パウエル

まあ変な意味で注目されてしまいましたが、実際どういう成績になりますか。パウエル本人に悪気は無かったのかもしれませんが、写しとはいえ契約書にサインまでしておいて、丸きり無罪とも考えにくいです。結局最初から出場可能とは、不透明な結論になってしまいましたね。活躍してほしくないってほどでもないですが、大活躍されても納得しにくいかもしれません。

北海道日本ハムファイターズ

野手陣 ★★

チーム打率最下位に近い5位。チーム本塁打は12球団唯一の二ケタ73本。当然チーム得点も最下位。良くこれで優勝できたものですが、さらに4番を務めたセギノールがいなくなってしまいました。確かに去年のセギノールは精彩を欠いていましたが、73本から21本を引いてしまって、もうどうなるんだという感じです。よほどの若手の台頭がない限り、「稲葉森本だけ」の打線になってしまう恐れが十分にあります。稲葉にしても、去年以上は難しいでしょうし。つなぐ攻撃、を実践してきたヒルマン監督が交代してしまったのも不安材料で、下手すると99年西武並みの貧打になってしまうかも?


投手陣 ★★★+

日本球界のエースとなったダルビッシュ雑誌ホームラン」では単独アップで表紙を飾るなど、すでに一つの時代を築きつつあります。ただし、もともと線の細いところがあるので、4年目となる今年あたり、やや故障不安も。去年プレーオフ日本シリーズ五輪予選と投げまくっているので、心配は心配です。


さて、2番手以降は目立たないながらも好成績のグリン武田勝までは良いとして、それから先は意外と未知数です。木下吉川の若手組に、移籍の藤井ってことになりますかね。八木はどうなんでしょう?


リリーフは、武田久マイケル鉄板。ただ、こちらも意外と薄いか。「強力投手陣」のイメージほどではない気もするんですが、連覇チームを過小評価でしょうか?


総合 ★★★

去年の優勝は快挙だと思います。あれだけ投高打低、バランスの難しいチームでよく連覇を果たしました。しかし、3連覇を狙うとなるとさすがに厳しいのではないでしょうか。攻撃陣は弱く、投手も質は良いものの数不足という印象です。自らも監督として成長し、チームを束ねてきたヒルマン監督の退団も響きそう。


思うようには勝てないシーズンになると予想です。


#注目選手 ターメル・スレッジ

西武ブラゼル同様、打線を引っ張ってもらわねばならない新外国人日本ハムも2年3億5000万円で獲得したということで、期待の高さが伝わってきます。ただ、日本ハムの取ってくる外国人バッターはここ数年マシーアスとかグリーンとかジョーンズとか、どうにも当たらないんですよね……。もしスレッジが外れだと、本気で中田の活躍に期待するしかなくなるわけですが、どうでしょう。


#注目選手 中田翔

今年の日本野球ファン注目の的。二軍スタートが決まったようですが、持っている素質は誰もが認めるところだけに大きく育ってほしいもの。まずはシーズンの、できるだけ早い時期の一軍昇格を目指してほしいですね。ゆくゆくは40本塁打アーチストに!

2008年パリーグ順位予想

去年が大外れだったので、もはや真面目に考えても意味の無いような感もあるのですが、それでも悩んでしまうのが順位予想。今年のパリーグはどこも決め手にかけるので、特に予想が難しいですが、あえていきます。


1位:千葉ロッテマリーンズ

戦力分析では隔年の不安を書きましたが、力だけで見るとここが順当かと。先発6本柱は脅威。


2位:埼玉西武ライオンズ

ファンの贔屓目です。それだけではなんなので付け加えますと、近年ではトップクラス投手陣が揃ってます。打線がちと不安ですが。


3位:福岡ソフトバンクホークス

斉藤と馬原の故障離脱は結構響くはず。今年も勝ちきれない予感。


4位:北海道日本ハムファイターズ

投手陣のコマ不足で貧打を支えきれないと予想。ただ、3位ホークスと逆にするかどうか悩みました。差は無いです。


5位:オリックスバファローズ

長打自慢の打線で上位に駆け上がってほしいような気もするのですが、まだ一歩及ばずか。


6位:東北楽天ゴールデンイーグルス

戦力に上積み少なく、最下位逆戻りの危険


……まあ、書くには書いてみましたが、本当に分からないですね。「多分楽天の1、2位は無い」「多分ロッテソフトバンク最下位は無い」くらいまでならかなり自信があるのですが、それはみんな同じでしょう。


とにかく、今年はさらに野球を楽しみたいです。去年は西武の調子の悪さもあってあまり熱意が湧かなかったので。

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