エル・カザド 第2話「待つ女」

「あんた目いくつ？」「……ふたつ？」という古典的なやり取りが楽しい。

画面が逆さになったり横になったりする演出が楽しい。

ナディのあからさまなごまかし演技が楽しい。

……とまあ、今のところはとりあえずそんな感じでしょうか。ワクワク楽しみにするタイプの作品ではありませんが、のんびり見る分には楽しいです。

「涼宮ハルヒの分裂」

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)

ハルヒの最新刊ですが、う〜ん、いまひとつ勢いが無いような。近刊は惰性で続いているように見えてしまうのはこちらの偏見でしょうか。キョンのぼやきも初期に比べるとキレが欠けている気がします。

佐々木を初め色々とキャラが出てきますが、作りが次第に「学校を出よう」に似てきた感。終盤はそれでもなかなかに物語が緊迫した感じで次巻に続くのですが、だんだん「ハルヒらしさ」が薄れてきちゃったかなと。それでも、次巻のタイトルが「涼宮ハルヒの驚愕」というのは、そろそろシリーズを収束に向かわせる展開になりそうな予感で、注目させられます。

ところで、表紙のハルヒはずいぶんと頭身が高いですねえ。前からこんな感じでしたっけ？