アニメCLANNADは学園編までなのですかね

多分さんざん既出な話だと思うんですが、今月のMegamiマガジンをパラパラめくってみたところ、石原立也監督の「渚に関しては彼女の目標の一つまでが描かれる」というコメントが載ってました。ふむう、このニュアンスだとどうやらアニメCLANNADの、少なくとも今回の2クールでは学園編だけが描かれるっぽいですね。ペース的にはすごく納得ですが、アフターこそCLANNADの真骨頂と思う身としては残念です。


もっとも、あれだけOPで伏線を張っていることもあり、このまま終わるとも考えにくいような……。2クール終わった時点で「CLANNAD After Story」とタイトルを変えて、何食わぬ顔で続いたりしたら嬉しいんですけどね。

逆境無頼カイジ 第14話「亡霊」

今回も緊迫感たっぷり。前回に続いて傑作回でした。アニメになったことで鉄骨渡りの迫力は原作以上のものが出ているように感じられますね。


「ギブアップ!」


という参加者の声も冷たく見据える利根川。確かに彼の言葉には重みがあり、真実の一部があるようにも思われます。日々何となく生きているうちに、結局何も得ることがなく終わってしまうのでないか。そんな指摘を僕も突きつけられるようです。ただだからといって、非道な行いが正当化されるものでもなく。


無言で落ちていった石田さんは利根川に言わせえればクズだったのでしょうが、やっぱりそれだけでは人間は語れない、と、同じ回のこれだけの時間内に見せてくれるのですからすごいです。


孤独な鉄骨渡りを人生そのもの、世界そのものにまで広げるイマジネーションも、勢いで説得力がありますね。こんな鋭い話を描く福本先生がいかにも好人物な風味でカイジ箴言に出演しているので、ちょっとギャップを感じてしまったりもしますよ。