コードギアス 反逆のルルーシュR2 第23話「シュナイゼル の 仮面」
……うん、何と言いますかね、正直結構がっくりときてます。作り自体は決して悪いとは思わない、むしろ最終決戦にふさわしい熱のこもりようだったんですけど、もう、誰に感情移入して良いのか、何を信じれば良いのか、すっかりと見る手がかりを外されてしまったような感じで。
味方の兵にギアスをかけて、使い捨てにしていくルルーシュ。
ルルーシュの敵にまわるカレン。
帝都を破壊し、コーネリアをも手にかけて平然としているシュナイゼルとカノン。
そして、フレイヤのボタンを押してしまうナナリー。
どれもこれも、見たくなかった図ばかりで泣けてきます。特にナナリー。「兄の罪を背負う」 その健気で強い意志と責任感は伝わってくるんですが、それでも押さないでいてほしかった。それを認めてしまうと、結局「悪い相手を止めるために、やむを得ず大量破壊兵器を使った」という、ありがちな理屈に終わってしまうじゃないですか。アヴァロンまでには届かなかったとしても、ルルーシュの兵を多く殺戮してしまったことには変わりないわけで。彼女の手が血で汚れてしまったことが非常に悲しいのです。
これはまあ、ある意味視聴者の勝手な思い入れです。ナナリーも決して聖人というわけではなく、まだあどけなさの残る少女にすぎません。加えて目が見えず、情報が制限されている中で、あの行動は彼女の限界だったのかもしれません。それでも、彼女にそれ以上の美しさを望んでいた僕としては、やっぱり悲しくて、やり切れない。
同様のことはシュナイゼルにも言えます。もちろん、キャラの立ち位置的に悪役になりそうだということは予測できていましたが、それでもあの優等生の顔が素顔であってほしかった。むしろ、悪役的行動に走りがちなルルーシュのアンチテーゼ的存在として、清廉潔白でいてほしかったのです。だからこそカノンもついているのだと思っていたのに。嗚呼……。
最後にルルーシュが頼りにするのがロイドにセシルにニーナとは、誰が予測したことでしょう。ニーナが開発しているのはアンチフレイヤ弾システムの類でしょうか。ルルーシュは疑っていますが、今の彼女にはフレイヤ拡散防止が一番の願いですから、大丈夫なはずです。「システム・ユーフェミア」とか名付けられてカッコよく発動したら燃えますので、頑張ってほしいです。
髪の色の割合
アニメやゲームでは青い髪や緑の髪もおなじみですが、残念ながら(?)、現実世界ではお目にかかれません。それでも、ものの本によると、人間という生物の髪の色の多様性は生物学的には不思議なくらいであるもののようです。
そこで、一体何色がどれだけのパーセントであるのかと、お馴染みWikipedia調べしてみました。
驚いたのは金髪が世界で1.7%〜2%しかいないってことですね。日本人には割と欧米人=金髪碧眼というステレオタイプがありますが、いわゆる白人の間だけで見てもずいぶんな少数派なんですな。北欧で特に割合が高いというのは、D.C.のさくらとアイシアに反映していますか。
赤毛も同じくアメリカで2%とほどということで、赤毛のアンというタイトルの価値を再認識します。もっとも、日本だと赤毛って言ってもいまいちぴんと来ないんですが(まさか神岸あかりのような感じでもないでしょうし)。
で、結局は黒髪が一番多いってことになるんでしょうね。ありきたりですけど、それもまた良しか。でも、数千年後くらいには普通に青や緑の髪が人類に生まれているんじゃないかという、そんな想像をしてみたりもするのです。