ハートキャッチプリキュア! 第34話「すごいパワーです!キュアムーンライト!!」

サブタイトルどおり、キュアムーンライトの力が存分に披露された今回でした。どこのドラゴンボールかと思うくらいの気合の入ったバトル描写は、迫力十分。最初から最後まで一気呵成でしたね。


「私は戦う。みんなの心のために!」


なにげないようですが、重い言葉だなあと思ったりするわけです。たとえ自らが傷つくことがあっても、戦うという勇気ある決意。これがプリキュアだから「悪者との戦い」という表現になっていますが、人生においても、心の豊かさを守るために戦うという気持ちが大事なのではないかと思わされたりもしました。


そしてダークプリキュアとの戦い。「ムーンライトリフレクション」を二つ使って、後ろからも跳ね返す。ムーンライトの判断力と戦闘経験を見事に知らしめる演出でした。


ブロッサムたちはダークプリキュアに弾き飛ばされ、一方大幹部達もムーンライトに一蹴される。ここまで力量差があろうとは、ゆりがつぼみたちを危なっかしそうに見ていたことが納得できますよ。もうブロッサムたちが脇役状態。


戦いすんで、コロンとの別れ。コロンの復活は魂だけだとしてもちょっと甘いような気がしてましたが、そうですか、ここでまたお別れとは。完全に滅んだわけではなくて、またこころの大樹に宿った、みたいなことなのでしょうが、寂しいですね。


ムーンライトのこころの花が元気を取り戻すとともに、彼女の表情が戻ったのが印象的でした。やはり、今までの彼女は感情を相当失っていたのですね。そうなると、次回からの彼女の描写が一層楽しみです。

ゼーガペイン 第26話「森羅万象」

最終回。最後の作戦は分かったような分からないようなでしたが、勢いで押し切りました。永遠をうたったガルズオルム(発音しにくそう……「ガルゾーム」だとばかり思ってました)は滅び、キョウは肉体を取り戻す。


すぐに全員復帰とは行かなかったようですが、舞浜は1年間の時間を手に入れ、そしてラストを見るかぎり、リョーコも含めて、現実の世界に復帰できたようですね。一端滅びかけた世界で生きていくのは大変なことでしょうが、リョーコの、


「早く生まれておいで。世界は光で一杯だよ」


の明るさに希望が感じられました。なお、これは単純にキョウと結ばれたと考えてよいんでしょうね。シズノ先輩は三角関係になるには控えめすぎますし。



放映時は見逃してしまった作品でしたが、BD化が熱望されているという評判を聞いて興味を持ち、再放送を見られて幸いでした。僕と同じように、序盤で切った人が結構多かったと思うのですが、中盤から加速。SF的な大仕掛けと、リョーコが可愛い。そしてキョウが、最初から最後まで馬鹿っぽいくらいまっすぐに熱いので、暗くならずに引っ張られましたよ。