これはゾンビですか? 第10話「いえ、それは爆発します」

ユーがいなくなってあっという間に数ヶ月。夏の炎天下に苦しんでいた歩ですが、冬になって過ごしやすそうです。ハルナ、セラとの同居生活も板についてきたようで。ただ、前回の展開とこの時間飛びにより、友紀との関係が停滞してしまったのはちょっと残念ですかね。もうちょいラブコメを見たかった気もします。でも、歩の気持ちはいよいよユー一筋な感じですし、しょうがないところでしょうか。


ユーを連れ去った夜の王との対峙。食事風景はなかなか緊迫感がありました。物言わぬのはいつもながら、終始うつむきがちのユーの思いやいかに。そしてこれだけシリアスになると、妄想ユーの出番はもう無いのか。気になるところです。


夕焼けの中、連れ去られるユーは歩の手を取らずに消えて行く。ここはなかなか見ごたえのあるシーンでした。そして同じく夕焼けの中、間抜けな爆弾を頭に乗せて飛び降りていく歩。ここはシリアスなのかギャグなのか、なんとも判別に困るシーンでした。歩の感動的な自己犠牲精神と、彼がゾンビで不死身であることが独特の味わいをかもしだす、今作ならではの一幕でしたねえ。ゾンビでも痛みはあるみたいなので、実際歩は立派なのですけど。


夜の王の狙いはなんなんですかね。永遠の命を終わらせたい、そのためにユーが必要だというあたりでしょうか。ユーもユーで、悩みはあるのでしょうが、もうちょっとはっきり意思表示して欲しい今回ではありました。